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13 リベンジ


 気配も無く突然後ろから声をかけられる不覚、


 嫌な記憶を嫌でも呼び覚ますそのセクシーハスキーボイスッ、


「きさま、なぜここにっ」


 そこにいたのは我が永遠の宿敵、えろクノイチ!



「そこになおれっ、無礼者!」


「無礼なのはモノカの方ですっ」


 ノルシェに頭をはたかれた。



「すみませんスズナさん。うちのリーダーが相変わらずで」


 なぜ謝るのだノルシェ、ていうか頭痛いよぅ。



「初めましてスズナさん。私の名前はシジミなの」


 なぜご挨拶するのだシジミ、ていうかやっぱりしっぽは無いのねシジミさん。



「お久しぶりね。よかったら話を聞いてもらえないかしら」


 なんでそんなうれしそうなんだよぅ、君たちっ。



 突然現れた彼女は、えろクノイチことスズナ。


 いろいろあって我が宿敵ではあるが、チームモノカのメンバーとはなぜか仲良し。


 なんかいつのまにかシジミまでもが仲良しムーブですよ。



 魔物調査員の彼が仕事中に行方不明になって、依頼区域で一番怪しげなこの遺跡を見張っていたとか。



 おぅ、お前今なんつった。


『彼』だとっ、カレシだとっ、リア充かっ、リアルが充実した幸せカップルなのかっ、


 そのぱっつんぱっつんな冒険者服の中のものを存分に網タイツプレイさせているえろうらやましい新妻予備軍なのかよちくしょうっ。



「すみませんスズナさん。 モノカが駄目駄目モードに入り込んじゃったので遺跡探索は私とふたりで行きましょうか」


 ちょっとノルシェさん、そんなえろクノイチとうす暗い遺跡にふたりっきりだなんてリーダー許しませんことよっ。



「ソーリーですミススズナ。 かくなる上はこの人造キューピッドのシジミが必ずや愛する彼氏さんの元へとお届けしちゃうの」


 ちょっとシジミさん、そんなえろクノイチのためにあなたが犠牲になることはなくってよ。



「「じゃ、リーダーよろしく」」


 なにそのお約束、分かったよ、行けばいいんでしょ行けば。 知らないからね、リーダーがえろクノイチから愛の遭難救助活動されちゃっても。



「ありがと」


 なんだよ、調子くるっちゃうだろ、いつもみたいにぶるんぶるんさせながら襲ってこいよ。



「行きましょ」


 良し分かった、必ずあんたを彼ピッピに合わせてべろちゅーハグしまくってるとこガン見してやるぜっ。



 それが私のリベンジだ!



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