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12-後のことはその時の自分がなんとかしてくれるさ、きっと。

着々と増えていってるPVを見てニヤニヤしながらその日の更新内容を考えるのが最近の日課です。

「.......」

俺はジッとVRを眺める。

さっきのは本当の事なのだろうか。

あの爺さんが神とか.......

いや、あのゲームのクオリティを見ると納得が出来る部分もあるのだが.....そうか異世界かー

意外と精神的なショックなどは無かった。

現実味が無いからだろうか?

でも実際さっき腕を噛まれたわけで......

無意識に腕の噛まれた部分をさする。

.......考えるのは苦手だ。

あの爺さんから貰った()()はお礼として貰ったわけだし、あの異世界転移もお礼らしい。

別に使命なども無いのだし何に悩む必要があるのだろうか?

何も悩む事は無い。

強いて言うなら()()をやるかやらないか。

俺はやろうと思う。

異世界やら神やらがいきなり出てきて混乱したが、やはり異世界なんてワクワクするに決まってる。

その上異世界に行っても帰ってくることができるのだ。

行くしか無いだろう。

と言うわけで早速ログインすることに。


....目を上げればそこはいつも通りフッソの世界だった。

「ふぅ......」

まずはさっきも見た爺さんからのメッセージ。

あれにはまだ続きがあったのだ。


『書くの忘れておったが、メニューのログアウトで普通に元の世界に帰れるぞ。因みに異世界は元の世界の10倍、時の流れが速いからの、まだ元の世界では殆ど時間は経ってないからそこは安心するといいぞい』


さっき読んだのがここまで。

そして続きが


『そしてもう1つ、こんな異世界にいきなり連れて来られてはストレスもあるじゃろうて。じゃから【精神保護】【健康】オマケして魔法を扱う能力を魂に刻んだからの。これは元の世界でも効果があるから、精神的な負担などに強くなり、病気にならなくなり、怪我もしにくくなる。そして魔法も使えるようになるぞい。』


.....本当に何も悩むことは無いのだろうか。

最初の1通目のメッセージも確認してみる。

情報が濃過ぎて後半は殆ど流し読みしていたから、何か読み落としがあるかもしれない。

そう思って改めて読んでみると、やはりかなり重要なことを読み落としていたのだ。

それは異世界での死に関して。

異世界は当然VRとは違って現実だし、死ねば終わりだ。

なんだが....俺の場合は強制ログアウトするだけらしい。

サービスが凄すぎる。

だが、痛みなどの感覚はVRのように軽減されていないので、そこは注意が必要とのこと。

とんだわらしべ長者だ。。

俺がしたことに対して返ってくるものが凄すぎる。

......本当に大丈夫なんだよな?

......考えないようにしよう。

後のことはその時の自分がなんとかしてくれるさ、きっと。

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