第一部
自分用です。
自分の話でオリジナル神話を用いる必要があったので書きました。
いつか詳細を追加して書き直したいです。
九本の腕を持つ生き物――コツイトは長き暇を持て余し世界をつくろうとするが異物は安定できずすぐに崩れてしまう。
試行錯誤して何度も創造と破壊を繰り返す内に、自分の組織が混在していると崩壊が遅くなることに気付いたコツイトは、九本ある腕の中から五本を切断し世界に混ぜた。
当然、世界は安定した。
時が進む空間が生まれ、闇に包まれ光が広がり、星、空、海、大地、植物、生物が自動的に生まれた。
その世界でコツイトから切り離された五本の腕は、コツイトと共に全てを支える柱となった。
創造の柱、フラィトラガイス。
時の柱、クラウノンガイス。
空間の柱、ターツオァガイス。
光の柱、サキライガイス。
闇の柱、モナラクガイス。
これら五本の柱とコツイトは神としてあらゆる生物に崇められた。
五本の柱は神として扱われることで、やがて人格が芽生え人間と同じ姿に変化していった。
コツイトの万能の力を妬んでいたフラィトラガイスは、自由に動けるようになったことでコツイトを襲撃する。
コツイトは致命傷を負い、大きな支えを失ってしまった世界が二つに引き裂かれる中で、コツイトは後継者であるプラィトに力を受け渡し、クラウノンガイスとターツオァガイスはプラィトの力を借りてフラィトラガイスを封印する。
一方、サキライガイスとモナラクガイスはもう一つの裂かれた世界に残り、コツイトの代わりを務めた。
世界を補いきれないと悟った二本は自身を三本に分けた。
サキライガイスは、
水の柱、クォルガイス、
火の柱、フォルトガイス、
風の柱、ハルルガイス、
の三本へ、
モナラクガイスは、
雷の柱、ヘルトガイス、
地の柱、シェケロガイス、
腐敗の柱、ホルビガイス、
の三本に分かれ、こちらの世界には平穏が訪れた。