幻想ニライカナイ ―海上の道―
昭和二十年。艦砲射撃の嵐を受ける沖縄。 戦地と化したこの島で一人の日本兵が洞窟に入り込み、静かな海岸にたどり着いた。
そこは黄泉、根の国、妣《はは》の国、常世、ニライカナイ……様々な名で呼ばれてきた場所と何処かで繋がっている海岸だった。
〝神風の国〟から来た男はそこで不思議な女性と出会い、民俗学をはじめとする知識を援用しながら考察を重ねていく。
民族の原郷意識と言える世界を探求し、そしてその果てに見るものとは……。
子らに恋ひ 朝戸を開き 吾が居れば 常世の浜の 浪の音聞ゆ
――『丹後国風土記』――
(この作品は『カクヨム』にも掲載しています)
そこは黄泉、根の国、妣《はは》の国、常世、ニライカナイ……様々な名で呼ばれてきた場所と何処かで繋がっている海岸だった。
〝神風の国〟から来た男はそこで不思議な女性と出会い、民俗学をはじめとする知識を援用しながら考察を重ねていく。
民族の原郷意識と言える世界を探求し、そしてその果てに見るものとは……。
子らに恋ひ 朝戸を開き 吾が居れば 常世の浜の 浪の音聞ゆ
――『丹後国風土記』――
(この作品は『カクヨム』にも掲載しています)
〇 比較神話学以前の事
2017/01/31 09:54
(改)
一 黄泉比良坂
2017/01/31 09:57
(改)
二 テダ
2017/01/31 10:04
三 ニルヤカナヤ
2017/01/31 10:06
四 祝女
2017/01/31 10:08
(改)
五 補陀落渡海
2017/01/31 10:16
(改)
六 国学者の見た海
2017/01/31 10:19
七 スサノオの行方
2017/01/31 10:21
八 神の姿・神の声
2017/01/31 10:23
(改)
九 忘却の渚
2017/01/31 10:24
十 比較神話学・1
2017/01/31 10:26
十一 神ガカリの狂人
2017/01/31 10:27
十二 ときじくのかぐのこのみ
2017/01/31 10:28
十三 ヤマト
2017/01/31 10:29
(改)
十四 テダバンタ
2017/01/31 10:30
十五 比較神話学・2
2017/01/31 10:31
(改)
十六 幻想を追いかけて
2017/01/31 10:33
(改)
十七 神は妄想である
2017/01/31 10:34
(改)
十八 『海上の道』
2017/01/31 10:36
十九 夢の終わり
2017/01/31 10:38
(改)
二十 火神
2017/01/31 10:39
(改)
二十一 焚死往生
2017/01/31 10:48
(改)
二十二 つかのまのまどろみ
2017/01/31 10:49
(改)
二十三 幽冥の火
2017/01/31 10:52
二十四 祖霊殺し
2017/01/31 10:54
二十五 根の国
2017/01/31 10:54
二十六 妣の国
2017/01/31 10:56
(改)
二十七 神風の国
2017/01/31 10:59
(改)
二十八 常世の国
2017/01/31 11:00
二十九 海を越えて
2017/01/31 11:01
最終章 幻想ニライカナイ
2017/01/31 11:06
(改)
エピローグ 灯篭流し
2017/01/31 11:08
(改)