魔王死す!?
初投稿です。
そもそも小説を始めて書きます。
気になる点がございましたら遠慮なくご指摘下さい。参考にさせていただきます。
「く、ははははっ、我にこれほどのダメージを与えるとは、やるではないか勇者よ!」
イキナリ悪役っぽいセリフでご登場のこの方は皆さんもご想像の通り、魔王です。
「しかし、此の程度ではまだまだ足りぬぞ!我にはまだ第二、第三の姿があるのだ!!」
皆さんもご察しの通り明らかに死亡フラグですね
「…」
対する勇者さんは終始無言を通しており、その仲間たちも、勇者に合わせているのかそれとも余裕がないのか、何も喋りません(恐らく後者の方でしょう)
「久方ぶりに、実に楽しい時間であったが、ザンネンだがこれでキサマらは終わりだ!」
そうこうしているうちに魔王が何かをはじめたようで、その周りを妖気が漂いはじめ、怪しげな魔法陣が浮かび上がりました
「はははははっ!此の姿を見せるのは実に
400年ぶりだ!光栄に思うがいい!」
魔王さん、テンション高めのようでノリノリですね
「あっそ」
そこで、初めて勇者が口を開きました
「でも、終わりなのはお前の方だと思うよ」
次の瞬間には魔王の背後に立っていました
「!?」
魔王もこれには反応できずに固まりました
「じゃあな」
そういって、勇者は魔王の左胸をその剣で貫きました
(此奴、魔王核を?!)
急所を貫かれては、さすがの魔王も動けません
「此のくらいのことで、勝った気になるなよ…」
負け惜しみにもいまいち覇気がこもりませんね
「舐めるな」
気づくと、自分の真下に巨大で複雑な魔方陣が出現しています。
どうやら勇者の仲間の魔導士風の少女がブツブツと早口で呟いています
(マズいな、此れは…転移系の魔法陣か?しかし、此の状態で何処に転移させようというのだ?)
「もう気づいているでしょうが、コレは転移の魔法陣です。」
魔導士風の少女が聞き取れるか聞き取れないかの声で呟きました
「しかし、コレはただの転移魔法ではありません。貴方にはこれから、次元の狭間を漂ってもらいます」
どうやら魔王は生まれて初めての大ピンチを経験しているようですね
「それではさようなら …永久に」
(クソッ)
その声を最期に、魔王の意識は暗闇に閉ざされました
以上、ナレーターは"世界の管理者"でした
以降は魔王(笑)に引き継ぎます☆
初なので短めになりました。
できるだけ早めに続編出します。