存在意義
掲載日:2026/08/12
貴方が居るから...
私のご主人様は足が悪い。
片足があまり動かないそうだ。
だから、杖をつく。
そして、塞がる片手。
なのに、気がつくと
何でも自分でやってしまう。
私の仕事は荷物運びと
お茶の相手。その程度。
「それで良いのか」と
感情もないのにCPUが勝手に演算する。
散歩が好きらしい。
奇異の目で見られるのに
よく街に降りる。
面白そうに人間やアンドロイドを
観察してはうなずいたり、難しい顔をする。
少し…いや、だいぶ変わっている。
それでも、私はご主人様が
満足してくれるなら
それで構わない。
それが私の存在意義だから。
読んでくれてありがとうございます。




