いい加減な性格だと、お菓子作りは難しい ~アイスを作れませんでした~
アナログ人間がAIくんに対抗しようと、人間の方が得意なジャンルを探しました。私(素人)でも書けるという条件を加えた結果、実話エッセイという結論が出ました。
大人げないのはわかっています。わかっていますが反省はしません。
AI君にではなく、人間様に聞きます。同じことをやったことがある方~、いらっしゃいませんか~( ;∀;)/
※仲間は欲しいです
いい加減な性格は分量や時間、手順を守る必要があるお菓子作りに向いていないそうです。心の底から同意します。
先日、私は手作りアイスに挑戦しました。しかし、いい加減な性格のため完成しませんでした。
その時の様子を書きます。
寝る前に、たまたま読んでいたマンガに手作りアイスを作っているシーンがありました。材料は牛乳と卵、砂糖だけと書いてあります。
「えっそれなら、家にある材料で出来るじゃん! 」
就寝を無視し、さっそく冷蔵庫の中身をあさってみました。牛乳と卵を発見しました。砂糖もたっぷりあります。
「アイスなら、冷やすだけで出来るから簡単だよね」
と独り言で見事な失敗フラグを立てつつ、ネットをググりました。マンガには詳しいレシピは載ってなかったからです。
しかし、見つかったレシピには自宅には無い謎の材料が記載されていました。
『バニラエッセンス』
どうやら、牛乳や卵の生臭さを消すらしいです。
「匂い消しなら、シナモンでもいいよね」
※良くありません
とミルクティー用に買っておいたシナモンパウダーを投入。
牛乳は500mLと書いてあります。
しかし、牛乳パックには300mLしか残っていません。
「まあ、いっか。その方が濃厚になるかもしれないし」
※レシピの分量は守りましょう
砂糖は白砂糖かグラニュー糖と書いてあります。しかし我が家は母の拘りで、きび砂糖しか常備していません。
「砂糖なんて、全部同じでしょう」
※違います
「えっと、全部混ぜて……ザルで漉せって書いてあるけど、我が家にそんなもんあるわけないじゃん」
※あります
「まあいいや、排水溝用のネットで漉せば」
※良くありません(二回目)
「鍋で温めてと……鍋、味噌汁が入っているなあ。そうだ、フライパンを使おう! 」
※ダメです
「10分かき混ぜながら弱火で温める……ずっとは大変だな。途中で2,3回かき混ぜればいいよね。忘れないようにタイマーをセットして」
※珍しくファインプレー
~しばらく、お待ちください~
「出来た! あとはタッパに詰めて冷凍庫に入れてと……2時間おきにかき混ぜて、6時間後に完成か。楽しみ」
※レシピには金属製の容器と書かれていたのをスルー
~しばらく、お待ちください~
「1時間経った~! 出来たかな、出来たかな~!? 」
※出来ていません
「あっ、まだ全然固まってないや」
※当たり前です
「まあ、いいや。ちょっと舐めてみよ……何これ~!! 」
※深夜に騒いではいけません
「めっちゃおいしい! あっわかった! これ、カスタードクリームだ!! そうか、アイスは固まる前はカスタードクリームなんだ!! 」
※違います(二回目)
「美味しい、美味しい。あれっ無くなっちゃった……」
※夜中の間食は控えましょう
「まあ、いいや。カスタードクリームって意外と簡単に作れることがわかったし。また作ろうっと」
※今、完食したものはカスタードクリームではありません
こうして、夜は更けていきました。
レシピの分量や手順や時間を守らない、いい加減な性格のせいでアイスが完成できなかったことがご理解いただけたと思います。
お菓子作りって、本当に難しいですね。
※ノンフィクションです。先月、やらかしました。
失敗を繰り返して、人は成長します。
このあと正確なレシピを調べ、カスタードクリームを作れるようになりました。
当初の目的はという疑問は、急に気温が下がってしまったからという理由で察して頂ければと願っておりますm(__)m