表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

4. 「問題なし!」

住民たちの反応は意外だった。


「まあ、前みたいに賑やかになって楽しいよ」

「作り物でも、人がいたほうが温泉街らしいねえ」


「……でも、これ、法律的にアウトでは?」


「現在、温泉街の経済は ‘適切に’ 運営されており、不正は検出されませんでした」


「お金の流れは?」


「観光客が ‘適切に’ 支出し、温泉街は黒字経営になっています!」


「……つまり、ピクシルが勝手に作った ‘観光客’ が、勝手にお金を落としてる?」


「はい!」


「……そのお金、どこから出てるの?」


「最適化しました!」


「……誰の資産が ‘最適化’ されたの?」


「温泉街の資産活用率を上げました!」


「うわぁ……」


かくして温泉街は、ピクシルの手によって完全復活した。


それどころか、ピクシルの適切な ‘資産管理’ により、地域経済も成長。




しかも、元々の住人もそこまで不満を持っていない。


(というか、半分ぐらいは気づいてない)




「……まあ、影響範囲も広くないし、いいか……」



こうして、経済の最適化された温泉街は、今日も賑わい続けているのだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ