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不安が生存戦略と呼ばれる所以
「スマホ脳」という本を読んだ。
前々から気になっている有名な本で、いざ手にしてみるとやはり面白かった。
「メンタルが弱い」「不安になりやすい」
これは現代人の虚弱体質みたいなものだと思っていた。豊かな温室で育ったが故の弱さ。
でも、この本によると、
不安というのは生存本能で、うっかり死ぬ一回よりも懸念で終わる百回に懸けるという作戦で、私達は生きる為に「不安」を見逃さない選択肢を強いられてきたらしい。
生きるために不安になる。
現代では、不安が故に生き辛いというコメントで溢れかえっているというのに。
だから不安というのは、ある意味原始的な衝動であり、当初から残る人間の生存本能が現代にそのまま残ってしまった弊害ということらしい。
そして、その不安は何のために生まれたかというと、敵からの逃走または闘争のため。
要は運動するため。
だから、運動はメンタル疾患に良いと言われるのか
不安は体を突き動かす衝動なので、体を動かすことが不安の解消になるということか。
最近涼しくなってきたので、私も運動してみよう