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いま死にたいあなたへ。



人間関係に苦しめられ、人間関係に救われる。



一昨日と昨日は希死念慮が久々に強くて辛かった。



自分が死ぬならやっぱり飛び降りとか部屋で首吊りとか電車に轢かれるとかじゃなくて、川か山でひっそりと死のう。

けど溺死は苦しそうだし死体を見つけてもらえないかもしれないから山で首を吊ろうか。

そんな風に考えていた。


その後、友達や彼氏や家族の顔が頭をよぎっては苦しくて苦しくて悲しくて申し訳なくて


でもずっと自分の隣にいてくれる訳ではないのがわかっているから、自分しか自分を救えないのが分かっているから、こんな原因不明の危うい精神状態のまま自分の生に責任を持って生きていかなければならないのがどうしようもなく不安すぎて不安で不安で不安で不安で不安でお先まっくらで


友達と笑っていても寂しくて寂しくて頭がおかしくなりそうだった

でも人前だと涙は出なかった。


仲のいい友達にも彼氏にも、定期的に起こる希死念慮の事なんて打ち明けられなかった。

ましてや親なんて絶対に無理だった。


だって、

あなたの5年目になる彼女は

10年来の友達は

可愛い末っ子は、孫は


時々生きていく自信が無くなってどうしようもない不安と焦燥で死にたくなるんですよだとか


そんな重いものを背負わせたくなかった





自分の話は積極的に何でも喋ってしまう方だと自己評価していたし、実際に自語りは多いと思うけど、

「希死念慮」については超えられない一線があった





というか、「言えなかった」事に最近気付いた。


びっくりしてしまう、何で今まで気付けなかったんだろう


言えないからこそ、その気持ちは自分の脳の中だけでどんどん膨張してしまって収拾がつかなくなってしまっていた。


だから、まず彼氏に思い切って打ち明ける事にした





気分の高低差が激しくて時々希死念慮が起こる自分が怖いこと、自己啓発や行動習慣の見直しを図ってきたもののあまり効果は得られなかったこと

ずっと最後の砦だと思って敬遠してきたが精神科の受診を考えていることを

(高校生の時に精神科を受診して親に恥ずかしい事を言われた事があった)




人生初の彼氏はじっと話を聞いてくれた後、意外にもあっけらかんとして肯定してくれた。

そしてその後は職場とか今後の2人の生活とか色んな話をしたけど正直あまり覚えていない








あれだけ不安だった、自分への不信感や、

「生」への絶望みたいなものが一時的にかもしれないがかなり払拭されてしまった




禁忌だと思っていたものが人に受け入れられた時、こんなにも生きていてよかったと



何だかんだで人生は素晴らしいんだと



困難はいつか来たる幸福のためにあるんだと




そんな風に感じてしまうくらいに





もしかしたら、この一時的な高揚はこれからまた繰り返される受難の布石なのかもしれない

そう思ってしまう精神状態にきっとまたなるんだろう、本当に怖くて嫌なんだけど。。。




でも、小さい頃からあまり情緒的に成長できていない感覚のある自分でも、どうかここまで読んで下さった人達に伝えたい事がある。





苦痛や不安はきちんと認識すべきなんだという事。





例えば、私は小柄な割に力が強いので、重い荷物も人に頼らず自力ででせっせと運んでしまう。

配達するという発想はなくただ苦痛に耐えながら1人で運ぶ。周りに頼むのが面倒な気持ちもある。


その苦痛に慣れており、当たり前だと思ってきたけど、人によっては重い物を買う予定があるなら1人で外出はしないとか、配達してもらうとか、そんな選択肢を当たり前のようにとるのだろう。



何が言いたいかというと、あなたが当然のように黙って受け入れている困難は、受け入れる以外の選択肢もあるのだということ。



希死念慮が沸くくらい辛い気持ちを、周りに打ち明けず1人で抱えるのが当たり前になっていた。

具体的な話の相談や愚痴はするけれども、希死念慮という感情についてはタブー視しており口にする事を避けていた。避けている事にすら気付かなかった



あなたにも無いだろうか?

自分の中で勝手にタブー視しており、これだけは言えないと制限をかけることで増幅している感情が。





でも、言いたくない・言えない事こそ、一番大切な人に言わなければならないものらしい。




自己主張できる場が自分の居場所になる。

誰かの居場所になれても、自分にとっての居場所で

なければきっと数年もしたら嫌になる。

人間はそこまで強くない、、、、




死にたいけど、それを背負わせるのが怖くて余計に死にたくなっている誰かさんへ。



重荷を背負わせたくない大切な人にこそ、その気持ちは一緒に背負ってもらわなければいけない。



そして、その大切な人が抱えきれはくなった感情をいつかあなたが一緒に持ってあげてほしい。


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