第七十四話:大規模模擬戦に強制連行
語り:レクス
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可愛い子に出会いました。
ついでに、懐かしい人たちに会いました。
そして・・・
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「・・・なるほど。何気なく港に行ったら残ってた1人が降りてきてバウンサーのようだと思ったから話しかけたと」
「・・・うん。まさかそんな事情があったとは。新人君ないす」
「いや、当の本人はたまったもんじゃなかったと思うけどね・・・ともあれって、そういえば手かせは?」
「・・・うん。これ」
そう言って壊れた品を机の上に置いた。持ってきてたのね。
「・・・付けたけど、壊したと。理由は?」
「・・・うん。とても綺麗なメイルを持っていたから。最初に会った時の視線はエロかったけど」
すいまんせん、ごめんなさい。
「あはは!レクス君も男の子だねぇ!」
そう言って笑いながら言ってくるのはエリアさん。銀の双刃時代の知り合いだ。
というか、トロアさんがいるんだけど・・・あの時言ってた合流するメンバーはこの人たちだったんだな。
・・・なんとなくわかる。
レイとライヤーさんが組んで活動しようとして、立ち回り的にもう1人って時にトロアさんを誘った。
了承もらえたから、移動中の料理担当やもう1人情報収集役が欲しかったのと女性を誘いたかった。
そこで、エリアさんに声かけたんだろうな。「トロアさんが合流することになってる」言って。
ちなみに、気づいてないのはトロアさんだけだ。多分、今も気づいてないな。
「なんか、行動を読まれてる気がするのですが」
「そうだな。一応言っておくとレクス、多分それ当たりな」
「?」
トロアさんだけわかってないな、これ。
「・・・と、時間があまりないんだった。そろそろ移動しないといけない」
そう言って筆頭騎士さんが立ち上がる。スタイルの良い美人さんだな。
まあ、ラウニィさん見てからだから何とか表情をコントロールで来てると思いたい。
「ここに来る前に聞いた、隣国との大規模模擬戦のことですか?」
なんだそれ?
名前からでもなんとなくわかるけど、大規模というのは・・・?
「ああ、そうなんだ。隣国のグリアス王国と魔獣討伐に向けての連携や戦闘技術の向上を目的にして模擬戦を行っているんだ。で、ちょうど今が大規模行軍の連携訓練」
「・・・あの、筆頭騎士である貴方がその場にいなくてもいいのですか?」
ライヤーが素朴な疑問をする。
「問題ない。向こうの騎士団長殿と交代で監督しているのだ。今年は私の番ではないのでね」
そう言いつつも、演習に行く準備をしている。
そうして話してると、ノックする音とともに扉が開いて一人の女性騎士が入ってくる。
「メレディア騎士。そろそろ模擬戦の開始時間が迫っております。会場にお越しください」
「ああ。ありがとう」
そう言って筆頭騎士・・メレディアさんか。彼女は剣を携えて準備完了するのであった。
「お客様方。申し訳ないがこれより最後の訓練である模擬戦が行われる。さすがにこれは外せないので失礼させていただく。ああ、この部屋は使っていただいても構わないので、なにか話し合いがあるのでしたら・・・」
「・・・うん。1つお願い。彼を連れて行く許可ほしい」
いきなり指さしながらとんでもないこと言いましたよこの子。
「その理由を聞いても?」
「・・・うん。なにかが起こりそうな気がするから」
抽象的な理由でした。
さすがに、それじゃ無理でしょ。
「つまり、彼に頼むという事か。なるほど・・・いいだろう」
え?いいの?
「・・・で、なんでみんなもついてくるの?」
「俺たちの目的はレクス、お前に話があるからな。ただ、これが終わらないとゆっくりできそうもない。待ってる間にやることもないし見学しようかと」
「それに、向こうと違うこの国のメイルの戦闘も見てみたいというのも本当だし」
まあ、僕も興味はある。
そう思いながら会場とされる場所に向かっているとき、遠くから金属のぶつかる音が響いてきた。
「む?もう始まっているのか?」
トロアが疑問に思う。
「いえ。私が到着していないのにはじめはしません。恐らく、騎士たちが軽い練習をしているのでしょう」
「・・・うん。到着前によくやってる」
そう言って見えてくる会場。
そこでは、まさに「騎士」といった感じのメイルが戦っていた。
相手が剣を打ち下ろす。それをもう片方が盾で受け止める。
そして盾で剣をはじいて、反対に剣を突き出す。それを盾で受け止められる。
そんな、剣と盾を使ったメイルの戦いがそこにはあった。
しかも、本気で打ち込んでるんじゃないかと思える勢いだ。これで軽くなのか・・・すごいな。
「・・・魔銃で撃ちあってる俺たちとは全く違う光景だな」
「ええ。けれど、間違いなくメイルの戦いですね」
「すごいね・・・圧倒されそうだ」
そんな光景を横目に、代表の集まる場所に向かう。
「メレディア騎士!おつかれさまです。・・・おや?お客様ですか?」
「4人はな。1人は、ラウニィが連れてきた」
「ラウニィが?・・・では、今回の模擬戦代理は彼女が?」
そう言って、エリアさんを見る。
エリアさんは思いきり首を横に振る。すごい勢い。
「え・・・と」
「ああ。彼がそうだ」
そう言って僕を指さす。
「そうですか。では、先に指示をうけてここに運んできた『武器を持たない』メイルは彼のメイルなんですね」
「ちょっとまて。武器を持っていない?」
「ええ。持っておりませんでした」
「・・・開始までに調達できそうかな?」
不安そうな顔でメレディアさんがこちらを見てくる。
「まあ、大丈夫かと」
「そうか・・・」
そんな不安そうな顔をしているメレディアさんをよそに、女性騎士が何か思い出したような声を上げる。
「忘れてました。この前きたバウンサーの人なんですが、模擬戦代理に立候補してくださいました。というか、交換条件だしていたというのを後で知りましたけど。それで・・・そのメイルを見て驚いておられましたよ」
「彼が?」
彼・・・って男?バウンサーの?
で、僕のメイルを見て驚いてたって・・・まさか
「おお!やはり、レクス殿でござったか!」
後ろから声が聞こえて、振り向くと知った人物がそこにいた。
「おや?他にも知る方々がおられるとは嬉しい限りでござるな!」
とある事件で知り合ったバウンサー、レヴァイがそこに立っていた。
主人公の武器は剣なので、手に入れようと思えばこの国なら簡単に。
出番までに彼は武器を調達できるのでしょうか?←何かのフラグ




