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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
6章:旅立ち
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第七十二話:逃げること叶わず

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

船をでたら即行動しよう

そうすれば大丈夫

なんて甘い考えである

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

女王国エーテルト。


僕のいた大陸では、男のバウンサーの単独行動が一番多い。

それ故に、この国の情報は一番入ってこなかった。

それほど、この国には男1人で来ることがないレベルなのである。

買っておいた本を読めば読むほど、まずいと思えるようになってきた。

船が荷下ろしを開始して、乗船者が次々と降りていく中僕はいまだに船室にいる。



まず、前述のとおりこの国に男1人でくると高確率で拘束される。

これには理由があって、過去にきた旅行者たちの行動の結果である。

昔は、というか交流が始まった当初は性別関係なく渡航できていた。

この国の風習を他の大陸にまで適用しようとは思っていなかったそうだ。

なので、普通に男1人や数人で来ても普通の旅行者として受け入れてもらえた。


ただ・・・そいつらの一部がやらかした。

簡単に言ってしまえば性犯罪行為。

この世界では気候の変動が大陸ごとではあまりなく、それぞれの大陸で気候が変わってる感じなのである。

僕たちのいる大陸は、気温は若干低い目と思われている。

一報、この大陸は若干高い目のようである。それ故、薄着になる傾向があるようだ。

それ故に、この国の女性は薄着になっていったとされている。著書抜粋。

そんな国に、独り身の男が1人なり集団でくると・・・まあ、やらかしたというわけだ。

普通に僕たちの大陸でもやったら犯罪行為に適用されることを「恰好を見て」大丈夫とか思いやがったそうだ。

そんなわけあるか。

普通に拘束された時に言った言い訳がこれだったようで即強制送還された。


結果、その事件が多発したので他の大陸からの渡航者への対応が硬化してしまった。

渡航は認めるが、男1人の場合はまず渡航理由とこの大陸での目的を明確にする必要ができた。

そこで不審な点が見つからなければそのまま上陸許可。

不審な点が見つかったら、港にある施設で確認を取る時間が作られる。

確認して問題なしと認められたら開放。確認に時間がかかるようなら、しばらく施設が宿にもなっているのでそこに滞在。

問題ありとなったら、次の出航便で強制送還となる。

まあ、この場合の強制送還になるケースは1年の間でも数回くらい。余程じゃないとならない。


ただし、例外がある。

昔やらかした奴らの7割以上がバウンサーだったのである。

なので、バウンサー職の男1人は普通に拘束してからがスタート。

その後上記の流れとなるが・・・バウンサー職の渡航理由などこの大陸での活動目的のみ。

明確な活動拠点とする国を決めて来ていないと、ほぼ施設宿にてお泊り。

元の大陸での情報紹介で問題ないと判断されたら数日で解放される。


僕は多分、数日で解放してもらえるとは思うんだけど・・・この国にくる途中で船員が話をしているのを聞いて愕然としている。

この国の遠距離通信魔道具が不具合を起こしているという話があるそうだ。

もし、それが本当なら・・・確認はそれが治るまで待たなければいけない。

しかも、復旧のめどが立ってないとかになると絶望しかない。

宿にいる間に、この大陸の情報が入手できるのならいいんだけど。



「おーい。まだ船に残ってる人はいませんかー?」

そんな声が聞こえてくる。どうやら見回りの船員がきたようだ。

ここでスルーすると、いないとされて最悪そのままとんぼ返りになる。

過去にそうなったケースがあるとのこと。

ランクの高い部屋の場合は、一部屋一部屋確認するそうだけどそちらは数がそれほど多くないからである。

上中下のランクの部屋で、上以外は部屋数が多い。一つずつ確認は取らないそうだ。

確認という名の見回りが終わると、乗船開始。部屋が重ならないと気づかれることなく戻ることになる。

当然、戻った後で帰りの便の部屋代取られる。踏んだり蹴ったり。

前の客の荷物?そのまま取られるパターンもあるけど、大概は船員に報告されて回収されているそうだ。

「おーい?・・・おかしいなぁ。メイルが残ってるんだけど」

あ、僕の場合はとんぼ返りになる可能性なかったや。

メイルが残ってる場合、バウンサーが部屋で寝て気づいていないパターンが多いそうで。

船員が複数人きて部屋を確認して回るそうだ。


けど・・・さすがにそんな時間とらせるのは申し訳ないよね。

「すいません。着いてから起きて、今準備が終わりました」

そう言って部屋から出る。

「ああ、それはよかった。では、メイルを下す指示を出しに行きますので下船をお願いしますねー」

「わかりました」

さて、覚悟を決めよう。

大丈夫、問題なんてないさ。




そう思っていたのに。


ガシャンッ


その音とともに、お手々前に回して手錠をかけられてしまいました。

バウンサーと言ったとたんこれだった。

船のチケット間違えて渡されたっていうのは通用しないだろうなぁ・・・。


そんなことを考えながら

目の前に立つ、この国の騎士と思える「白い髪の毛をした同年代くらい」の女の子を見るのだった。


はっきり言います。

先人のバウンサー、あなた方が暴走した事とやかくいえません。


可愛いです。


外伝のほうが遅れており、結果こちらの更新を先にしていくことにしました。


そちらのほうは、投稿始めたらこちらでも告知させていただきたく思います。


第二部は第一部より長くなります。よろしければまたお付き合いお願いいたします。

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