第七十一話:それぞれの道
語り:
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舞台は海を渡った先の大陸へ
いくつかの再会と
新しい出会いの待つ約束の地へ
これにて第一部閉幕です。
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・レヴァイの場合
「・・・いやな予感はしておった」
拙者は今、騎士団の詰め所の中でござる。
1人でこの地へきて船を降り、船から降りる人を出迎える人を見て。
その服装に眼を奪われて・・・気づいたらここにいたでござる。
いや、男なら視線いくでしょ?普通?
そんな服装でした。おまけに美人さん。
まあ・・・美人さんであったとだけ言っておくでござるよ。
「さて・・・どうしたものかな」
なんか、話した内容を精査して結果を報告するって言っておったでござるな。
もうしばらく、このまま待つしかないか。
そういえば、持ってたメダルになにか興味示してたでござるな。
でれたら、そのメダルについて聞こう。もしかしたら、彼女のことを調べれるかもしれぬ。
そんなことを考えることしばし、ここに連れてきた女性騎士がやってきて「取引をしたい」と言ってきたでござる。
内容は、まあ、あれでござったが・・・出れるならと了承して移動したでござる。
・レクスの場合
「おーい。最後にその外れてるケーブルを取り付けてくれー!」
『了解ー』
現在、僕はアースに乗り込んで船の作業を手伝っている。
なんでも動力室の魔導機に異常がでたそうだ。
技術士が調べたところ、ボルトが弱まっていたのかパーツが外れていた。
あと、その状態で微妙に動いていたようで細かいエラーが出ていたと。
エラーは技術士が調整できるが、壊れたボルトが問題だった。巨大だったのだ。
人の手でしようとすると時間がめちゃくちゃかかりそうな。
この船に乗っていたメイルはアースだけ。
なので、協力依頼を受けることに。
で、現在修理の最終工程というわけである。
「よし!ありがとう!これ、協力のお礼な」
そう言って食堂のチケットをもらえた。デザートでも貰うかな。
そんな時間、かなり長いことかかっていたようで。
後から来ていた船に追い抜かされていたようだ。
向こうについたら、別の船着場に停泊することになったって言ってた。
・トロア、レイ、エリア、ライヤー
向こうでの用事が終わったあとどうするかの話し合い中。
夢中になっていたので、目的の人物が乗った船を追い抜かしていることに気づかなかった。
なお、船員が話していたが部屋にこもっていたので港につくまで知らなかった。
港について目的の船がないことに驚いて、
向こうの女性騎士に聞いて(エリアが)もわからなくて、
乗ってきた船員に聞いたら、そういう連絡があったと知ることに。
事情説明したら、騎士団寮にまだ団長がいるだろうからと案内された。
とりあえず、船が来るまでの間に事情説明を始めとくことにした。
ついでに、先についてるとされる人物のことを伝えようとしたら、
他の騎士に連れられて別の所に向かってるとのことだった。
後で合流できるかもしれないとの話なので、とりあえず横に置いておかれることになった。
そして・・・
女王国エーテルト。
その港では、1人の人物が海を眺めていた。
白い髪の、この国の騎士団が身に着ける部分鎧をつけた人物。
スタイルのいい、17歳の女の子であった。
「・・・こちらにいましたか」
その後ろから、同じように騎士団の鎧をつけた人物が近づいてきていた。
「もう準備を始めていないといけませんよ?見学だけとはいえ」
「・・・うん。了解」
白髪の子はそう言うと、海から視線を外して街へ向かって歩き出した。
ただ、すぐに立ち止まりまた後ろを向いた。
「?どうしましたか?海に何か」
「・・・うん。誰かが近づいてくる気配」
「誰か?知ってる人・・・ではなさそうですね」
「・・・うん。ただ、これからが動きそうな気がする」
そう言ってる顔を見た時、後から来た女性は少し驚いた。
白髪の子の顔に少し笑顔が浮かんでいた。今まで無表情だったのに。
というか、微笑というくらいの顔であっても今まで見た覚えがなかった。
年相応の可愛い顔であったそうだ。
彼女は・・・なにかを感じていると思った。
あまり興味を示すような反応をしていなかったとも思うが、先に1人できていた男の話も少し自分から聞くようなそぶりを見せていた。もしかしたら、関係あるのかもしれないとも思った。
そう思いながら女性は街へ向かって歩き出し
最後に一言、言った。
「君のこれからに良い未来が訪れるといいね・・・ラウニィ」
長いようで短い第一部のおしまいとなります。
全部読んでくださった方、一部だけでも読んでくださった方
ありがとうございます。
第二部投稿まで少し時間が空くかもしれません。
現在、これの外伝的話を書き始めております。最長でも12話くらいの話で。
時系列が一部と二部の間なので、先にそちらを投稿するかもしれません。
どちらになるか、現在はっきり確定はしておりません。




