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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
5章:希望(?)の船出
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第七十話:別の船で起こっていた縁

語り:赤い髪の女性 リーデル


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

まっずーいことになりました!

ただ、これが後々で

自分の人生を変えることになるとはね

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「うん!おいしい!」

船の上から海を眺めながら、乗り込む前に買ったパンを食べる。

味が濃いのに食べやすいという不思議なパン。

あっという間に食べ終わっちゃった。


「2個買っておいてよかった!」

あっさり食べれておいしいから、2個目もすぐに食べ始める。

あの大陸にまた行くことがあったら、どこで買えるのか調べてみよっと。


おいしい御飯で満足満足!

目的地の港町へはまだ数日かかるし、船室でゆっくりしよっと。

中クラスの部屋だけど、それでも十分ゆっくりできる広さ。

買える前に、向こうで入手した「メイル用」に使えそうなパーツのリストを確認しておこっと。


そう思ってリストを探しているときに、ふと違和感を感じた。


あれ?いつもは胸の上でポンポン跳ねる存在があるのに・・・ない?

そう言って顔を下に向ける。・・・ない。

服の中・・・ない。

ジャケットのポケットの中・・・ない。

どこにもない・・・大変まずいですよこれ。

さっきまで至福の時間だったのに、一気に背中が冷たくなった。


えーと・・・。

最後に覚えてるのは・・・確か、船のチケットもらった時だ!

受付の人が「変わったメダルですね」って言ってきたから教えてあげたんだった。

その時確か「紐が少し痛んでるので注意した方がいいですよ」って言ってたの思い出した!


で・・・あ、人とぶつかった。パン教えてくれた人!

そん時に・・・紐きれて落とした?気づかなかった?

ありえる。急いでいたから十分ありえる!

少しタイプの人だったから、ぶつかったこと誤魔化すために慌てて質問したりして話をそらしたんだった。

絶対、あの時だぁぁぁぁ!

うーん。今更戻ってくる可能性・・・かなり低いよね?絶対。


とりあえず、長距離連絡魔道具を起動。

数度コールすると向こうと繋がる。

「はい。こちら野良ネコ相談所」

「なんで野良ネコ相談所なの?」

「なんか興味のわいたことが分かったらふらっといなくなる、野良ネコみたいな子が所属しておりましてね」

「・・・ごめんなさい!」

野良ネコって、自分のことね。


「で、今度はどちらに?そして、何かありましたかな?具体的には何かを落としたとか??」

怖いくらいに鋭いよ!

どうせ怒られるのはわかってるから、素直に白状しました。

「またですか・・・これで何度目ですか?しかも、今回は別大陸でですか。再発行するしかなさそうですね」

怒ることもなく、淡々とため息とともに告げられる。

「あれ?・・・怒らないの?」

「怒ってほしいなら帰ってきてからいくらでも。もう覚えてないくらいの回数落としているので、正直またかという感情しかわきませんよ」

自分でも覚えてません。何度落としたかなんて。はい。


「それで、別大陸までいって収穫はあったのですか?メイル用のパーツでも」

それを聞いて、戻ってから話をしようと思ってたけどついでだから話しておこうかな。

「うん。パーツは良さそうなのがあったよ。それと・・・噂話レベルだけど重要な話が聞けた」

「ほう?メイルのパーツ以上に重要なものが?」

「うん。聞いて驚け!」

そう言って一拍したあと、自分が手に入れた情報を伝える。


「最後の聖武具霊『リッター』が眠りから目覚めた可能性がある」

「っ!!」

向こうで息を盛大に飲む音がした。こっちにも聞こえるレベル。

「それは・・・本当ですか?」

「最初に言ったよね?噂話レベルって。けど、とある地方でそのレベルのメイルが動いたって可能性のある話を聞けた!」

「なるほど。だから噂話レベルですか。・・・しかし、本当だった時を考えて動いていた方が良さそうですね」

「うん。自分もそう思うよ。帰ったらすぐに動くね!」

「かしこまりました。ではこのタイミングで聞けたことが行幸、わたくしが出来る範囲で準備を始めておきます」

「お願い!」

そう。もし「リッター」が来る可能性があるなら・・・わずかな可能性であっても無視するわけにはいかない!

大仕事になるかもしれないな、戻ったら。


「というか、その情報を話すために繋いだわけじゃないんですよね?説教追加しますのでお覚悟を」


・・・やっちゃった!

確かに、この情報伝えるために先に連絡しとけばよかったかな・・・怒られることは同じだけど。

説教タイムの短縮できたのに、失敗失敗!



!マーク多いと思うでしょうけど、とにかく「ポジティブに元気」な性格といった雰囲気を出したかったので。


あと、これまであまり設定出してなかった「武具霊」のこの世界での設定を少し。


武具霊:精霊の一種だが、武器の姿をしている。一説では長年愛用され続けた武器に魂が宿りそれが具現化した存在とも言われている。武具霊自体に「格」が存在しているのは、その愛用され続けた年月が関係しているのかどうか・・・それについては現代においても解明されていない。


低武具霊:今最も精霊炉と契約している武具霊。精霊に昇華したけど元々の姿にそれほどの念が繋がっていない。故に、色々な武器との相性を同じくらいに持っている。

〇〇〇〇時:やったら最後、すぐに暴走。


中武具霊:他の武器にも一定の相性を持つが、元々の繋がりのある武器を一番の得意とする。騎士団長のメイルや、一部の特殊メイルの精霊炉に宿っているケースが多い。

〇〇〇〇時:時間経過により、兆候が出だす。それを放置していると暴走する。


上武具霊:現在、その姿をほとんど見ていない武具霊。というのも「ある条件によってのみ」その存在が生まれるとのこと。相性の武器も生まれた時に確定している。ただ、似たような武器に関してなら相性がある程度あるとの情報あり。

〇〇〇〇時:暴走の危険性はかなり低い。時間制限があるとの記録あり。


聖武具霊:最上位。その武具霊の繋がりのある武器以外の相性は無し。ただ武具霊に昇華しただけでなく、人の言葉を覚えて会話をすることができるようになった部分が一番認定される条件とも言われている。

〇〇〇〇時:危険性皆無。コントロールも完璧にこなす。

      上記理由が、この武具霊でしかできないことと言われるようになった理由。


次回「第一部最終話」となります。

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