表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
5章:希望(?)の船出
71/186

第六十五話:なぜこうなったのか?

語り:レヴァイ


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

最初に言っておくと拙者は無罪である

運がなかったのである

上手いこと行かなかったのであるそれだけなのである

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「ごめんよ!こちらも急いでてちゃんと見てなかったよ!」


手をかしながら立ち上がり、女性は笑顔で誤ってきた。可愛いである。

そして、その笑顔と同じくらいに眼がいく場所があった。


・・・大きいであるな。とても。


正面や背中であれば、もしかしたら・・・と、いかん。

初対面の相手に失礼極まりなかった思考を追いやる。

「こちらこそ申し訳なかったでござる。ちょうどそこの出店にいこうと急に向きを変えてしまった故」

「うん?・・・あれっておいしいの?」

「旅先で一度だけ食べたことがあるが、なかなかの味であったと記憶しておるでござるよ」

「そうなんだ・・・じゃあ、自分も買っていこっと!」

そう言うとすぐに店に行って商品を購入。


柔らかいロールパンを油で揚げて、小さく切った肉と野菜に味付けをして挟み込んだもの。

なかなか濃い目の味なのだが、なぜかすんなり食べれるという摩訶不思議。


「ありがと!見た目からなんかおいしそうだねこれ。船の上で食べるよ!」

「気に入ってもらえたならよかったでござるよ」

「・・・あ!もう少し話をしていたかったけど、乗船時間が迫ってたんだった!じゃあね!」

そう言って彼女は笑顔と共に手を振り、走り去っていった。


よい出会いでござった・・・おしむらくは名前を聞きそびれたことか。

といっても、こちらも船に乗る身。行先が同じとは限らないし・・・一度きりの出会いかもしれぬな。

さて、こちらも乗船時間に余裕がなくなってきておるし速やかに購入するでござるよ。


・・・コツン


ぬ?何か足に当たった?


下を見ると、1つのメダルが落ちていたでござる。

金色のメダルで、中央にトンカチとペンチが交差したデザイン。


・・・なんとなくであるが、技術士の証だったりするのでは?


うむ。多分というかほぼ間違いなく先ほどの女性の落としたものでござろう。

目的のものを買って、港に急ごう。もしかしたら出会えるかもしれぬ。

購入して、すこし足取り速くに発着場に行くのでござった。




・・・そんな上手いこと行くわけもなく。結局彼女の姿を見つけること叶わず。


「仕方がない。騎士団の方に渡して・・・」

「まもなく当船は出航します!乗船の方はお急ぎくださいませー!!」

ぬ!!いかん!

そう思った拙者は、急いで船に乗り込むのであった。先に頼んでメイルを乗せてもらっているのでござるよ。

乗り遅れたとなれば、いつ再会できるかわからぬ!!危ない危ない。


「・・・やってもうた」

メダル、手の中にある。

慌てて持って乗り込んでしまった。どうしようか・・・。

仕方がない。これから行く大陸で知ってる者がいないかどうか調べてみるでござるよ。

最悪、別の大陸に渡ることも考慮しなければな・・・。チケット代稼がないと。

そんなことを思いつつ、買っておいたパンを早速一口。うむ、うまい。

海も穏やか、天気も快晴。順風満帆の船旅となりそうでござるなぁ。





・・・おかしい。すごくおかしい。



この船・・・北西じゃなく北東に向かってない?



冷や汗がでてきたでござるよ。もしかして、乗った船間違った?

いや、その場合は乗船時に指摘を受けるだけでござろう。

それに出航時間も間違いなかったでござる。

そう言えば、指摘は受けなかったでござるが・・・視線が少し気になったような。

より冷や汗を流しながら拙者は・・・チケットの控えを懐から出して確認するのでござった。



乗船者;レヴァイ

メイル持ち込み:有

行先:女王国エーテルト




・・・ナゼニ?


そんな拙者の思いをよそに、船は進むのでござった。

天気は快晴であるが、拙者の心は曇りでござる。


わが友よ。

かなり愉快なお土産話ができそうでござるよ・・・。


当時者の拙者は、まったく愉快ではござらんがな。



果たして、出会った彼女はいったいなにもなのか?


そして、港に着いたとき彼に待ち受ける運命とは?


といった感じに、物語を次に「繋げる」ための生贄になっていただきました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ