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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
第4章 魔獣・神狼
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第五十九話:神狼討伐

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

初手一撃必殺の作戦

正直言って成功するとは思ってない

結果は・・・

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

ヤツがゆっくりと近づいてくる。

共はなにもつれていない。

まさか・・・殲滅したのか?群れのやつらを。

そんなことできるとは思ってなかったんだけどなぁ・・・。


しかし、ゆっくりだ。なにかあったのか・・・っ!

よく見るとあの神狼・・・片目がない!?


眼をつぶっているのか。右目が開いていない。血が流れていたのか・・・その辺りから下に血が垂れた後がある。

「アース・・・嬉しい情報だ。もしかしたらヤツは右目が見えなくなっているのかもしれない」

【ほう。それが事実なら勝算がかなり上がったな。ちょうど隠れている家のそばにあるのは向かって左側の家のみ。先にそちらを襲った場合、こちらはヤツの右側から攻撃に入れる】

そう。こちらの待機している場所を考えると理想的なパターンができあがる。成功率が上がった。


しんがり役の2人・・・最後にいい仕事残してくれたようだ。墓がたったら酒でもお供えして上げよう。


さて・・・村に視線を向けてきた。隠れとかないと気づかれるな。


そう思い僕は、家の壁を利用しながら移動してアースの元に向かう。

「上手いこと、ヤツの村に向かってくる向きも予定の方向になってくれた。あとはタイミングを合わせるだけだ」

そう言って飛び乗り、剣を持ち上げる。最後の大一番。絶対成功させるぞという思いを込めて。

【こちらで、ヤツの気配を追う。指示あるまで待機を】

ここからが、勝負だ!




数分だったかもしれない。数10分だったかもしれない。

足音が近づいて、何か木を踏みつぶす音がした。恐らく村の柵だろう。

その後、匂いを嗅いでるような空気の音が響いてくる。


「・・・メイルに乗ってて聞こえるってどんだけ」

【ああ・・・収音機能を上げている。その方が近づいてきているのをわかりやすいかと思ってな】

ありがたいね。人によっては恐怖心煽るなって感じだろうけど、今はタイミングを計るのにも役立つ。


徐々に近づいてくる足音。徐々に大きくなってくる鼻息。

そして、家の壁を壊す音。1件、また1件と破壊されていく。



そして、ひときわ大きな足音が聞こえる。すぐそばにきた!

【気配からして、間違いなく隣の家の前にいる】

その家だけ、3人分の荷物を置いておいた。一番匂いが強くなるように。

少し何かを嗅いでいる音が響き・・・次の瞬間、その時はきた!


「グルァァァァァァァァッ!!」

ひときわ大きな声で叫び、今までより巨大な音をたてて家を破壊する!


【いまだ!】

その声の直後、家の壁に体当たりをして外に飛び出す!

そのまま、一気にジャンプ!

ヤツはまず視線をこちらに向けた。その時はすでにこちらはヤツの頭の上に到達!

ヤツが首を横に動かし始めた時。


「神衣起動!!」


能力開放。肩部の装甲の展開と同時にバイザーがあがる。

そして正面画面が一層クリアになり、ヤツの顔が横に向いたのを確認!


その時にはすでに、ヤツの頭部真上に到達し落下を始めていた。

腕を通して、精霊炉から遅られる膨大な力を剣へ!

落下の速度と合わせて、ヤツが顔を上にあげる前に


一気に剣を突き立てる!!



「ガァァァァァァァッ!?」

苦悶に左目を見開き、そのまま顔を上にあげる。

その勢いののせ、剣を手放して飛びのく。

上手く着地・・・はしないで、受け身を取るように着地。そのまま転がって距離をとる!


そして、起き上がるヤツを見る。

そいつは顔を振り上げた状態のまま固まっており・・・しばらくして横に倒れた。すさまじい音を響かせて。

そして、その衝撃で刺さっていた剣は根元で折れ、柄の部分が地面に転がった。


「・・・おつかれさま」

旅をしてきた剣に挨拶をし、メイルを立ち上がらせる。

【うむ。・・・正直言ってここまで上手くいくとは思っていなかった】

「僕もだよ」


【最悪、手負いとなったこいつを相手にしなければと思い・・・弐刀分のエネルギーは残しておいたのだが】

・・・それで剣が刺さらなかったらどうするんだ?と思ったけど言わないでおいた。



神狼、討伐完了。



「さて・・・では」

【うむ。事前に決めていた通り】


【「さっさと逃げよう」】



こんなの1人で討伐したなんて言っても信じてもらえるかわからないし、公表したくもない。

どんな事態になるか考えるだけでも嫌だ。最悪、メイルを渡せとか国に言われかねない。


なので、依頼の参加料は事前にもらっているのでこのまま国を出ていくことに決めていた。


一旦西側に進んで山間部方面へ。そこから北に向かって目的の港町に向かう。



・・・道中に魔獣と出会わないことを祈りつつ。


少し短くなってしまった。


余談という名の追加情報


Q、なぜ連れがいなかったのか?

A、群れの被害が出ていたことと、自身の目をつぶされたことが合わさった結果。

 連れて行っても無暗に殺されてしまうのではと思ったで、同胞を連れてこなかった。


Q、3人分の匂いだけでそこまで変わるものなの?

A、偶然が重なった結果。

 そこに置いた荷物にラングとザムの荷物があった。前者は自信の目を潰した相手。後者は群れに被害を生んだ相手なので、神狼の怒りの対象だった。

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