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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
第4章 魔獣・神狼
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第五十五話:とりあえず聞き込み

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

正直に言おう

こいつらのようなバウンサーには絶対にならないぞと

依頼受けた奴が被害拡大させる行動とるとかわからん

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

村について翌日は、住人に話を聞くことにした。

なにか気になる内容とかあるかもしれないし・・・。

ただ、問題が追加された。


言わずともわかるかもしれないが・・・他のメンバーだ。

いや・・・正確には5人を除いた他のメンバー。

「依頼を受けて討伐に来た」を前面に出して、現在飲んだくれ状態。

なにしろ、移動に使用していたこいつらのトレーラー・・・大量に買い込まれた酒ばかり目立った。

「この依頼を完了したら大金が手に入るから」と馬鹿みたいに買い込んでる。

そして、情報収集なんて知らん俺たちは飲む状態。

除かれた5人の内2人も「依頼前に騒ぐ趣味はないが、情報も出そろっていると思えるので、これ以上集める必要を感じない」と言って部屋に引きこもっている。言わずともわかるだろうが、最初の顔合わせにも来なかった2人だ。

一体どういう理由で情報が集まり切っていると思ったのやら。現地の声は重要な場合があるよ?



「レクス君、あんなのみたいには将来ならないようにね?」

ミストさんがあきれ果てたような眼をして注意してくる。

ウォートさんは、少し離れた場所にある農耕地に言って話を聞くと言うので別行動中。

村での情報集は僕とミストさんで行うことにした。

「大丈夫ですよ。・・・酒飲まないから」

成人した時、旅団の人たちに祝ってもらったんだけど・・・その時試しに飲んだけど、飲めたものじゃなかった。

一口で飲むのやめた。旅団の人たちも無理に進めず、乾杯の一口だけってことでその後は自分たちで盛り上がってたなぁ。

「そう。まあ、飲む飲まないにかかわらず基本を忘れなければいいですよ」

基本、まあ事前情報収集のことでしょうね。

これに関しては、あの旅団を見ていたので理解できる。

最も、それを行っていても不測の事態というのは起きるという事も教えられたんだけどね・・・。


さて、そんな2人で情報を集めていたけど・・・。

正直言って、情報が目立って増えたというものでもなかったが、少し気になる情報はあった。


1,森の中から魔獣の遠吠えと思える声が響いてくる。感じからして犬系かな

2,一部の場所で木々が大量になぎ倒されている

3,昼間は遠吠えが聞こえてこない。夜から朝にかけて活動しているのではないか?

4,昼間に森に入った者たちは全員生還している。3の裏付けはとれた

5,森の中で破壊されたトレーラーとメイルを多数発見

6,生存者なし。ただし、遺体の発見もなし。

7,それらを見たところ、巨大な何かで引っかかれたような傷や切り裂かれた傷があった


「組合で聞いた通り、恐らく犬系・・・大型の狼種で間違いないかと思うね」

「犬系というのはわかるけど・・・種類が特定するのはまだ早いのでは?」

ミストさんが不思議そうに聞いてくる。

ただ、僕は確信している。犬系と言っても、狼種を特定する条件が一つあるのだ。


前提条件を提示しておくが「この世界」での犬系というのはかなり広く定義されている。

ぶっちゃけ「見た目が犬のようで四足歩行の生物」を犬系と言ってるくらいだ。

人によっては「野良ネコ」を犬系の生き物とか、猫好きに真っ向から喧嘩売る発言してる人もいた。

大喧嘩の理由で上位に入る多さだけど。月に数件じゃなく、週に数件発生する喧嘩の理由。


そんな犬系に分類された狼種だが、他と違う部分が一つある。

「遺体がなかったという事は、恐らく食べられたのだろうと。そして、メイルやトレーラーが破壊されながらも、人が食べられていたのが理由です。正直言ってそういう行動をとるのはそいつらだけなので」

似たように、獅子も犬系に分類されるがこの世界のあいつらは大雑把というような性格をしている。

トレーラーならまだしも、メイルを襲った場合はほぼ間違いなく体当たりで胴体つぶれて終わりになっている。遺体が見つかるのだ。

狼種も巨大になれば同じようなものだが、こいつらはメイルの装甲ごと被りついて人肉を喰らう。遺体はほぼ見つからない。

その説明をすると、ミストさんが感心したような顔をする。

「・・・驚いたね。試してみたんだけど、まさかその情報を知ってたなんて」

あ、知ってましたか。

つまり、新人育成の一つみたいにしようと思ったわけね。

うん。やっぱり森で危険に出会ってもすぐ離脱して帰ってきてほしい人だ。

「登録するまえに、とある旅団に拾ってもらってて・・・そこで色々と教えてもらってたんですよ」

「なるほどね。それなら納得だ」



そして夜、ウォートさんも合流してそれぞれの情報の整理をする。

他のメンバー?放置で。

協調性のない奴らは飲んだくれ状態継続。村の酒場に迷惑ってものだよね。

単独行動しようとしている2人は、何してるのかもわからない。寝てるのだろうと勝手に結論つけて放置だ。


「こちらで聞いてきた情報も同じようなものだ。追加で出せるとすれば、農耕地に被害がでているが

そっちの被害は小型種のものばかりということだな」

「その理由は?」

「大規模に踏み荒らされた訳じゃないからだ。足跡も確認したが、中型にも届かないくらいだった」

本当に小型だな・・・メイルでやろうとすると過剰戦力じゃないか?

「ただ、農耕地そばにも小さな森があるんだが・・・そこに中型種が住み着いてる可能性もあるそうだ。働いてる人の何人かが、小型種より大きな影を見たと言っておった」

「なるほどね。・・・レクス君、1人でいけそう?」

「大丈夫だと思いますよ。小型種にメイルは過剰だと思いますけど、中型種がいるなら使うしかないです。その流れでまとめてメイルで掃討します」

さいわい、こちらは剣だ。魔弾の着弾による農耕地への被害は皆無。

「そうか。じゃあ、そっちはお願いしますね」

「わしもトレーラーでそばまで行くから心配ない。問題ありそうならわしが撤退の指示を出すのでちゃんと聞くようにの」


その程度なら問題ないんだけど・・・まあ、この人たちのいう事なら聞いてもいいかと。


何度も言うけど、他のメンバーが同じこと言ってきても無視します。


作者は猫の方が好きです。


2種類でてきた魔獣の生態について一応記述。


狼種:動きが速く、群れで行動する。大体が小型種から中型種、巨大種以上はあまりお目にかかれないが強さが段違いに上がる。他生物を食べることによって生存し、繁殖力が高いので少しの栄養を与えるだけで増加する厄介な性質をもつ。とにかく口に入れれるなら食べる。そばに固いのがあっても一緒に食べるくらい頑丈な牙と口の中をしている。


獅子種:動きはそれほど早くないが、力は狼種異常。中型種から巨大種が一般的。ただし、個体数が多くないのか人里付近ではまず目にすることがない。どこまでも広がる平原にたまにいるが、それ以外はもっぱら森の奥深くにいる。肉食だが、固いものに覆われていたりすると食べない。大型の亀が目の前を横切れるくらい。人も、部分鎧とかなら食べられるが全身鎧きてると食べられなかったという話がある。大昔「食べられた人が持っていた果物ナイフが喉に刺さって絶命した」という話があるとか。

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