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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
3章 忍者との出会い
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第五十二話:そして道は分かれる

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

行き倒れを助けたところから考えると

短い期間と思えるがそれなりに長い期間

なかなか良い体験ができた

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「しかし、レヴァイのほうが本命だったんだなぁ・・・」

「うむ。狂った思考の輩共としか思えなかったな。どこからあの自信がくるのか心底謎ではござった」

「自信については・・・こっちの担当も似たようなもんかもな」

あれだけ自分を過大評価できていたのもすごかった。

まあ、事件の後国をでていったそうだけど・・・知らね。

「まあ、ともあれお疲れ様」

「そちらも、お疲れでござる」

そう言って2人でコンシュ地方を抜けた宿場町で食事を採っていた。


「では、レクス殿は北に向かうのでござるか」

あまり込み入った話はできないが、これからどうするのかについては問題ないだろうと思って話した。

「うん。なぜか荷物の中に渡航用チケットがあったし・・・北の大陸にいけば、そっちだと剣振るってても不審がられないからね」

まあ、向かう途中の国には寄っていくけど。その地方に目的の場所がないとか知らないし、確認しないとね。

「そうであるか・・・。実は拙者も北を目指しているでござるよ。世界を見て回ろうと思っておってな。行き先が色々と選べるのいいのでござるが」

「さっきの話に出てた、友人への土産話のため?」

「うむ・・・悔しがるような素晴らしい話を持って帰ってやるつもりでござるよ」

そうか・・・うん。

彼のことは信用できるし、ちょうどいいな。

「じゃあ、これあげるよ」

「うん?なんでござる・・・って!?」

机の上にだした、引換用チケット見て唖然としてる。

「こここ・・・これ、とんでもない額のつくやつではないでござるか!?こんなのポンと渡すのはどうかと思うでござるよ!!」

あ・・・そういえばこのチケット、希望の行先チケットと交換できるやつだからでたらめな値段だったや。

「なんか、2枚入ってたから。有効期限みたいなのあるし、1枚無駄にしそうだから」

「いやいやいや!無駄にしそうだからと言って・・・」

面倒だな。

「レヴァイのことは短い付き合いだから悪い奴じゃないと思う。それに友人に最高の話をしてあげるんだろ?別の大陸にいってきたなんて最高じゃない?まあ、使うかどうかは任せるよ。最悪、換金してもらっても構わないから」

「それなら、レクス殿が換金すればよかろうに・・・」

「いや・・・それとは別になんか宝石が入った袋があって・・・前の待ちで換金するの忘れてて」

そう言って、宝石を机の上に出す。

すると、驚いた表情になってすぐに近くの底の厚い皿で隠した。なんだ?

「・・・これもだめ・・・これも、迂闊に出しちゃダメでござるよ・・・」

「えっと・・・詳しくなくて、これってそんなにすごいやつなの?」

「この宝石の色・・・間違いないでござろうな」

色?・・・前だした時はあまり気にしなかったな。

皿を少し上げてもう一度よく見る。

・・・普通に青いだけにしか見えぬ。

「この見事な青色・・・恐らくこの宝石の名はブルークリスタル。ファルサラの西にある鉱山でしか発掘されたことがないとされているものでござる。この宝石が生成される環境が詳しくわかっていないようで、年に数個でるかどうかとのことで・・・このチケット以上の価値があるかと」

・・・なんてもんが入ってるんだ?僕のカバン・・・。いつ入ったの?

「ということは・・・あまり課金しようとしない方がいい?」

「うむ・・・。場所によっては宝石商が破産するでござる」

うん。このまま荷物の底に沈んでいてもらおう。

「まあ・・・とにかく、最悪の手段があるわけだから。このチケットもらって」

「結局そこに行きつくのでござるな・・・これ以上好意を無為にするのも失礼であるか」

そう言って、チケットを受け取ってもらった。

「感謝する。恐らく拙者は船に乗るでござろう。確かに、他の大陸にいってきたなど最高の土産話になるでござろうからな」

「そうだね」

「なにか礼をしたいのだが・・・なにかあるでござるか?」

「うーん・・・現状だと特にないかな」

「さようか・・・。では、もし縁があり再会すれば、その時に拙者にできることがあれば協力させていただくこと約束させていただくでござるよ」

「そうだね。もし、また会えたらその時にはなにか頼み事ができてること祈るよ」

そう言って笑い合い、別れの前の晩餐を共にした。



僕は、寄り道しながら北にある港町を目指すと言っておいた。

彼は、少しバウンサーの経験をつみながら北を目指すと言っていた。



同じ北を目指す2人。


されど、お互い、そう簡単に明かせない過去がある。

故に、今はそれぞれの行き方で北を目指すことにした。


縁があれば、またであることがあるだろう。

その思いを胸に、それぞれ進むのであった。


次の行先の国は・・・


これにて4章終幕。


流れからわかると思いますが、彼の再登場はあります。


次の5章は、最初予定なかった分です。5章でそのまま「寄り道してようやく港町に到着、さて船乗ろう」って話になるのが元々の流れでした。

ただ、ある話を入れていないことに気づいて・・・このタイミングでいれることにしましたという章になります。

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