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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
2章 リーベルト侯爵家
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第二十六話:首都到着

語り:トロア


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

実際に来るとこの国の異常さが目立つ

この大陸随一と言われる巨大さが

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

あれから3日、前日には首都が見える位置まできていたが・・・


「巨大国家とは聞いていたが、あの位置から見えるだけで異常だよな・・・」

「近づくと、さらに大きさが際立つね・・・」

「首都の大きさが、小国なみじゃないかと冗談のように言われてますが・・・実際はそこまでじゃないでしょうけど、

そう言われてもおかしくないくらい大きいですね」


例によって寝ている1人を除いた反応。

前回の反省は何だったのか・・・と思うが、調査や事件を受けてというわけじゃないのでいいだろう。



入口では検問がしかれている。まあ、この国の規模なら当然だな。

順番が回ってくる頃にはレイも起きてきていた。

「検問受ける順番待ちもすごいな・・・と言えるが、俺達の並んでる列はそこまでじゃないな。なんでだ?」

「男爵から紹介状もらってたからな。紹介状持ちと一般と商人、3か所入口がわかれているそうだ」

「商人は街に入ると組合にまず持っていって確認するらしいからね」

「なるほど・・・と、俺達の番だ」

そう言って門そばにいる兵士が手招きをしているのを指さしている。

トレーラーを移動させる。

「お疲れ様です。紹介状を拝見させていただきます」

「ご苦労様です。これがバレンのラーク男爵からの紹介状です」

「ラーク男爵から・・・なるほど」

そういうと、兵士は別の兵士を呼びなにかを伝えたらすぐにその兵士は走って街の方へ行った。

なんだ・・・?

「ようこそ。封筒の家紋は拝見しました。どうぞお通り下さい」

「・・・?中身の確認はいらないのですか?」

エリアさんが質問する。確かに確認しないと・・・まあ、家紋の複製はできないだろうから問題ないと思ったのかな。

「問題ありません。あなた方が来る前に使者が来ておりまして。事前にある程度の情報が伝わっているのですよ」

なるほどね。

「質問なんだが、この街のバウンサー組合はどこにあるかな?初めてくるし、大きいから聞いた方が早いと思って」

レイが兵士に質問する。確かに聞いてから行った方が早いとは思うが、まさか最初にその質問をするのが彼とは・・・。

「この街は王城を含めて4区画に別れてます。紹介状持ちの方々は2区画から入っていただいておりますがバウンサー組合は1区画になりますのでまずはそちら側に行ってください。区画分けの場所に兵士の詰め所がありますのでそこで聞くとすぐにわかるかと思いますよ」

では、行くとしますかね。


「・・・と街にはいって組合見つけたらすでに日が落ちかけてるとか意味わからん」

レイが呆れた顔で見上げている。

まあ、俺も呆れた顔をしているので何も言えない。

予想以上の広さ・・・まあ、トレーラー先に宿に預けて徒歩できたのが失敗だっただけだがな。

「街の広さもだけど、ここも大きいですね・・・・」

ライヤーが見上げながらつぶやく。

そう、俺達の今目の前に立つ建物は小国なら城と言われてもおかしくない大きさだった。

これが、バウンサー組合のこの大陸での本部か・・・。

さすがとしか言えない巨大さだ。

「道に迷いかけた・・・」

そう言ってエリアさんが戻ってきた。男爵から紹介状を直接組合に渡してほしいと言われていたので届けていた。

全員で言ってもよかったんだが、届けるだけなら1人でいいかと。

「中も広かったよ。正面は依頼の斡旋場所かと思ってたら普通に案内所なだけだった。右側に依頼書の張り出し場所がめちゃくちゃ広くとられていて一番奥に斡旋場所があった。紹介状は反対の左手奥に受付場所があったからそこに届けてきたってところ」

「それ聞くだけでも広そうなのはわかったが・・・結局どうなった?」

レイの疑問はもっとも。

「うん。届けたらすぐに奥にいる立場が上と思える人に渡してた。その人もすぐにそれ持って階段上っていって・・・。しばらく待ってくれって言うから待ってたの。手紙持っていった人が戻ってきて『しばらくこの街で滞在してほしい』って言って、止まってる宿の場所を聞かれた。後日、向こうの段取りができたら迎えがくるって」

向こう・・・予想が間違ってなかったら多分伯爵家からだろうなぁ・・・。

仕方ないから、簡単な依頼を受けつつ滞在することにした。

宿に戻ると、一台の馬車が止まっていた。

近づくと、宿から数名でてきて馬車に乗り込みそのまま走り去っていった。

なんだったんだろうな・・・乗り込んだ人を見ると、そこそこ裕福そうな人にも見えたけど。

年齢もそれほど離れている雰囲気はなかったな。女性だったけど。

そんなことを思いながら宿に入る。

「ああ、お帰りなさい。ちょうどよかったです」

そう言うと宿の店主がやってきてお金を渡してきた。

これは・・・最初に渡した宿泊費?

「今、あなた方のことを聞きましてね。しばらくこの宿に滞在するって話をしたら『その間の料金はこちらで持つ』と言っておられまして。多めに宿泊費を置いて帰られたんです」

「だれでした?その人」

「申し訳ございませんが、口止めされておりました・・・。ただ、段取りがつけば教えていただけることは間違いないでしょうから」

これは・・・もう相手が分かったような気がするな。

そう思ってると、店主が苦笑している。

「まあ、この言い回しで恐らくご理解いただけたかと思いますが・・・恐らく、そういうことです」

なるほど。

なら、お言葉に甘えるとしよう。


そう思い、俺たちはそれぞれの部屋に戻るのであった。

・・・おかしい。宿泊の手続きをしたとき2部屋しかとってないのに、なんで4部屋になってるんだ?



ーーー視点変更ーーー


「当主様。先に連絡の来ていた方々が本日到着したそうです」

「そうか・・・真っすぐこの街に来たのだろうな。早い到着だ」

館の窓から街を見ながら、彼はつぶやいた。

「こちらの段取りはもう少しかかりそうなのだがな・・・」

「段取りといいますか・・・アレン様の戻られる日がもう数日先というだけでそれ以外は終わっておりますがね」

「他の2人は・・・いや、1人は戻っておるか?」

「はい。すでにお戻りに」

「そうか・・・では、あいつが戻ってくるまでこちらのできる準備を終わらせておくかな」

そう言うと当主は執務机に向かい手紙を書き始めた。

それを見ながら・・・伝えにきた執事はため息をついた。

「まだ、書いてなかったのですか・・・あれほど先に書いておきましょうと申したのに・・・」

「これほど早く到着するとは思ってなかった・・・という言い訳は通用するか?」

「通用しません。当主ともあろうお方が・・・」


小言を受けながら当主と呼ばれた男は、その日大慌てで手紙を用意するのであった。



俗にいう、回想回という部分です。


主人公の過去とそれに関わる話の回です。

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