第十一話:事後処理押し付けられた
語り:トロア
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話を聞くだけでは理解できない内容はある
しかし、今回のは今までになかったレベルの話だ
残骸見なかったら信じられなかったな
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現地に到着した時見たのは、多数のメイルの残骸と傍に立つレクスのメイル。
正直、あっけにとられた・・・あいつがこんなに強かったのかと。
それを確認する前に、とりあえず取り逃してはならないと私兵共と盗賊共を拘束。
館の地下にて、残骸とされた国宝のメイルを発見
ジーン男爵がぶちきれ。状況確認そっちのけで惚けていた2人を拘束して王都に直行していた。
ただ、後処理の指示だけは出しており、近衛騎士の3割を引き連れて王都へ。3割は騎士団に放置させている伯爵の領地へ本人の拘束を行いに。
その際、国王に渡すつもりで用意されていたという子爵の計画書を持っていかせてた。合流して国王のところに直行するそうだ。
そして残った4割のうち、1割は領地へ期間。支援物資の手配を行いに。
1割は、子爵の領地へ赴き他の証拠物品がないか家探し。夫人たちも一緒についていくそうだ。
そして2割は元ヒューレ侯爵邸へ。クズ共の私物を根こそぎ館から排除するそうだ。全部故意にしている店に出して他国で売りさばいてしまうと。
美術品や有名な調度品などあったが「クズ共の手垢のついたものに価値などない」といってオークションに全部だしてしまうとのこと。
それらの収入は、2割が自分たちの分。兵士たちの報酬にあてるそうだ。
2割が分割してそれぞれクズ共の領地経営費の補填にすると。かなり領地が荒れているそうだ。
そして残りの6割はアイリス・ヒューレに譲渡される。ヒューレ領において取られた分と、元領主への弔いとのこと。
なお、夜に忍び込んだ時には気づかなかったそうだが・・・
騎士たちが家探ししたときに、遺体となった彼女の母親が発見された。かなりひどい状態だったそうだ・・・。
彼女は、会うことをお勧めしないと言われても母親の遺体と対面。「助けれなくてごめんなさい」と手を握りながら涙を流していたそうだ。
その2日後には死亡が公開され、翌日に葬儀が行われた。同時に到着した次男の遺体とともに。
葬儀には、領内の住民全員が参列したそうだ。すごい慕われていたのが実感できる光景だった。
追記するなら、侯爵邸を調べた時にクズ子爵が「王になった自分を国内に知らしめる」とか言って作らせた複数の像が見つかったそうだ。街全部に1つずつ置くとか。
街の外に全部並べてやったら、全領民によって粉々に砕かれた。老若男女、子供ですら参加しての大粉砕。出すより破壊後の片づけのほうが大変だったくらい粉々だった。
赤子が像の顔を見てほっぺを叩くという光景があったりしたそうだ。みんな大喝采。赤子大泣き。親も大喝采だったから被害者1名。
違った。呼び水となって一緒にいた他の赤子たちも大泣きしてた。被害者多数。
葬儀が行われている間に王都のほうでも動きがあった。
これは、一通り終わった後にジーン男爵が教えてくれた内容だ。
ドルド伯爵は、近衛騎士が到着した時にまだ領内にいたそうだ。
やはりというか、バーゼ子爵の計画が達成したタイミングで王都に到着して謀反を起こした大罪人を討伐するって名目で出発を遅らせていたと。そのまま自分が王にって考えだったそうだ。
いざ出発しようとしたときに、騎士が街を包囲してるのを見て計画がくるったことに気づいて逃走を考えていたそうだが・・・
伯爵の家の中にもまともな奴らがいたようで。捉えられていたヒューレ侯爵家長男を救出、そろって反旗を翻した。伯爵側の騎士たちも街を包囲されていることに動揺していたのが仇となり人数的には上回っていたにもかかわらず連携が取れないまま全員捕縛。
そのまま外の騎士に動きがあるのを待ち、近衛騎士の一団が到着した時に街からでて合流したそうだ。
そして罪人一同、王都にて合流。
証拠の品々と、盗賊たちの証言によって2人の罪は明白。ヒューレ侯爵の件に関しても2人の諫言であったとなった。
2人は罪を押し付け合っていたそうだが・・・完全にブチ切れた国王や大臣一同の前では無駄なこと。
すぐさま、2人と子爵の長男に対しての刑が決定。翌日には執行されることになったという異例の展開を迎えていた。
刑については「5日間王都の中央にて罪状付きで貼り付け、翌日公開処刑」であったそうだ。
5日間の間に、王都の住民の「国家簒奪を企てた重罪人」であると同時に「国宝を破壊した重罪人」と「侯爵を陥れた重罪人」ということを広く知らしめるそうだ。
・・・なお、6日目に騎士が処刑場に連れて行こうとしたところ3人は体中にあざができており「よくまだ生きていた」ってくらい骨や内臓にもダメージがきていたそうだ。
住民たちに「殺害するな」ってお触れは出してたけど「手を出すな」ってお触れは出してなかったそうだ。わかっててださなかっただろ?
私兵たちは、弁明の余地なくすぐさまに全員処刑されたそうだ。なにしろ国王殺そうとしていたやつらと一緒に王都にくるつもりだったんだ。盗賊が失敗したら自分たちがって思ってたんじゃないかと言われたら反論の余地もなしと、先に執行する刑があったからその間だけ牢屋に。数日寿命が伸びただけ。
盗賊たち?問答無用で全員処刑。こちらはもっと早い。国王の前で男爵の計画を話させたらそのまま処刑所連れてって執行だったそうだ。何人かの盗賊は「騙されただけだ!」と連れてかれる間わめいていたそうだが関係なし。わめきながら「ザシュッ」ってされたそうだ。
ああ、その中に過去の嘆願に向かう領民殺害に加担していたやつもいたよ。あとで子爵の罪状に上乗せされてた。
処刑後、すぐさまヒューレ侯爵の件が公表。国王が息子に近々王位を譲り退位することを同時に発表した。それだけ侯爵を信じなかった自分が許せなかったそうだ。
わずかばかりの私財をもって別邸にうつり余生をすごすそうだ。王妃もそんな夫を支えると一緒になって。
ヒューレ侯爵に信頼を寄せていた一部の貴族も、子供に家督を引き継ぐと表明した者がいたそうだ。最後の瞬間、彼を信じなかった自分が許せないと。
そんな貴族たち、自分たちの子供に残す資産としばらくぶんの生活費を除いた金を集めよったそうだ。その中には国王が持っていかない引き継がない私財を売った金も入っている。
それらを集めて何に使うかって?
国宝であり、亡き侯爵へせめてもの報いとして、メイルの修繕費にするそうだ。
どこまで元に戻せるか全くわからないそうだが、できるかぎり元の姿を取り戻せるように職人たちも力を尽くすと言っているそうだな。
そんな情報も含めて、ジーン男爵がヒューレ侯爵邸にやってきたのが大体2週間後。
今後についての話などをする場に
あいつの姿はなかった・・・。
まとめてなくても今回は文字数がそこそこだった。
正直「その後」の話は2話くらいにまとめるのがいいかなとも思いましたが・・・




