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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
序章 始まりの物語
11/186

第八話:各々がた討ち入りでござる

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

ついに久しぶりに起動することになる

僕の相棒

相手が相手だから、容赦する必要がないのはありがたい

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

「物の管理ができてない男で助かった。あっさり新館の見取り図が手に入ったうえに、ご丁寧に地下室までの道も書いとる」

「まったくですな。楽できて助かります、老体なので」

「・・・あんだけキレのある走りしておいてそれを言いますか?この執事は」

「ですね。正直、私より体力有りますよ、絶対」

1人なんか身内から攻撃受けてるけど、気にしない。


あの後、夫人とメイド娘さんも加わって作戦会議。

計画を3つにわけることになった。


1つは、最終目的。メイルの回収だ。これはアイリスさん、バンスさん、セバさんが担当。地下ルートから潜入して地下室に直通する形となる。

1つは、子爵の悪事を握ってることを直接いう事。これは夫人と娘さんがすることになった。2人の身の危険があるのではと思ったが

「殺されても、すでに証拠は王都に向けて出発してるって言いますから」と言ってました。

1つは陽動。館から目的のために集められた盗賊たちをあぶりだす。潜入をやりやすくするためだ。そして、これが僕の担当だ。


ここでの依頼から始まるこの件も大詰め。失敗は許されない。



翌日、僕のトレーラーで気づかれない位置くらいまで行ってそこから別行動。


さて・・・と


「・・・魔力回路起動・・・全接続確認。状況確認、問題なし。五指及び各関節・・・問題なし。精霊炉覚醒確認。・・・メイル起動」


そして、僕のメイルがトレーラー上に立ち上がる。久しぶりに動かすけど、問題なさそうだ・・・今のところは。

左手を動かす・・・問題なし。武器を持つ・・・問題なし。返ってくる感触でも問題は感じられない。


いける!


「・・・本当に剣もったメイルだったんだ・・・」

「・・・おいおい・・・マジか?」

「・・・あの・・・本当に大丈夫なのですか?陽動まかせて」

アイリスさん、バンスさん、娘さん、みなさんなぜ不安そうなのでしょうか・・・?


「いえ、不安そうにもなるかと・・・失礼ながら、我々の知るメイルとかけ離れておりますれば・・・」

「ですわね・・・国に標準支給されているメイルと比べても異質ですが、盗賊のメイルを見たことがありますがそちらともかけ離れておりますわ」


メイル・・・戦場で破棄されたのを盗賊が拾ってパーツも破棄されたのからかき集めて使えるようにしてるんだっけか。

まあ・・・そう思われても仕方ないと言えば仕方ないんだよなぁ・・・。


僕のメイルは、標準の型に分類されるんだけど・・・両肩にマント上になった装甲がついている。

大抵の魔銃を防ぐことができる耐久力があるが、少し重量がある上に前面にしかない。まあ、実は問題ないんだけど。

そして武器。一般的に使われてるのは魔銃だ。


けど、僕の武器は魔銃じゃない。剣だ。片刃の標準的サイズの剣。人の剣サイズで説明するなら片刃ロングソード。


「耐久力をもって接近して敵を切り裂くって感じか・・・しかし、剣を使うメイルなんて今の時代にあったとはなぁ・・・驚きだよ」

「バンス騎士長も知らないとなると・・・一体どういう経緯でこんなメイルが誕生したのだかわかりませんわね」


まあ・・・それに関しては秘密ってことで。

『こちらは問題ない。陽動から開始だから、先に行きます』


「レクスさん。本当にご協力、ありがとうございます。けど、危なくなったら離脱してくださいね?」

アイリスさん、少し不安そう。けど、問題ないですよ。

『問題ないよ。陽動するとはいえ、全員が出てくるとは思えない。そちらも気をつけてね』

「はい」

「その自信がどこからくるのかわかりませんが・・・よろしくお願いいたします」

夫人も頭を下げてくる。立場の上の人がそんな頭下げなくていいですよ・・・。


『さて・・・では、行動開始!レクス、突貫します!』

そう言って、一気にメイルを走らせる!相手に準備ができた奴から出撃って流れにして大軍を一気に相手にしないように!全力で!


相棒が力強く駆けていく。悪党に鉄槌をくだすために。1人の女性の願いをかなえるために。



「・・・うそ・・・」

「おいおいおい・・・冗談だろ・・・?」

「・・・な・・・・なんですか・・・あれ」

「・・・驚きましたわ。しかし、あれを見ると自身をもって言っていたのにも少し理解できそうですわね」

「まったくですな。肩のあれは本当に装甲と同じ金属でできているのでしょうか?そうとは思えないくらい軽快に走っていきましたぞ」

「多分、あの脚力、我が国の騎士長クラスの乗るメイルくらいはありせんこと?」

「元騎士長として言わせてもらうなら・・・それでもあの装甲つけてで考えるとあいつのほうが上だ」


「いったい・・・なんなの?あのメイル」





・・・一方その頃、東北東から向かってくる一団があった。


『いそげ!あの者共をこれ以上のさばらせないためにも全力で駆けるのだ!』

『はっ!ジーン男爵!』


先頭を進むのは、その後ろの先にある領地を預かるジーン男爵。ヒューレ侯爵と友好関係を気づいていた男である。

その男の乗るメイルの隣には、後ろの騎士たちのメイルとは違ったメイルが走っていた。


『しかし男爵、先に国王に証拠資料を届けるほうがよかったのでは?』

『トロア殿。それは信頼する近衛兵たちに向かわせているので問題あるまい。それよりまずはあやつらの身柄を確保することこそ先決よ!』

『まあ、逃げられても面倒だから間違ってないでしょうけど・・・もう一人の侯爵のこともあるし』

『そちらも問題ない。残りの兵たちに、防衛用の兵力以外の全戦力をもって侯爵のいる街を包囲するよう伝えてある』


『・・・まさか、あの証拠品だけで一気に3か所同時行動するとは思わなかった』

すこしトロアは呆れた顔をして呟いていた。

その声が聞こえたのか、男爵は即答した。

『何を言う。銀の双刃の方々には多大な恩義がある。そこに所属していたトロア殿の言葉、疑う余地もない。それにあやつらには何かと後ろ暗いうわさがあったからな。

それを追い詰めることができるかもと思うと、逃げる余地など残す必要などない。むしろ、逃がさないように手を尽くさねば侯爵の無念がはらせん』


侯爵が処刑された話を通達された日からずっと調べていた。侯爵の無実の証明をするために。

しかし、他領地のことに大々的に調べることができず、苦悩の日々だった、


それが、今日、終わるかもしれない。ならば全力をもってこの道を行くのみ。


男爵の一団は、一分一秒でも早くと全力で行軍していた。



「・・・まあ、あいつのことも心配だからな。国王に届ける言って他人任せにしちまったが・・・間に合ってくれるといいが・・・」

ロボットもの としておいてここまでほとんど登場しなかったメイル。


それも主人公機がようやくのご登場です。

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