第九十九話:出発とその先の闇
語り:
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再会と再生を経て
旅立ちの日を迎える
その先にある闇を未だ知らず
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レクスたちの出発の日。
技術都市レイセリオ総出で見送りが送られた。
「がんばってこいよー!」
「しっかりなー!」
「旅の間のデータ取り忘れるなよー!」
「できれば旅先からでも送ってくれー!」
なんともである。
レクスたちが呆れた顔をしているとき
「りょーかい!」
リーデルが大声でそれに答える。
4人が驚いた顔をしている横で、ヴァドがため息をつき。
リーデルが追い打ちをかけた。
「事細かに書いて、図形も乗せて送るね!送信料そっち持ちで!!」
「「「やっぱりなし!帰ってきたときに教えてくれ!!」」」
全員「うわぁ・・・」という顔になる。
この世界、長距離通信で文章を送るとき料金が文字数に合わせて高くなる。
図形なんて乗せたら料金がどうなるか・・・単純に計算してもメイルが購入できるレベルの金額になる。しかも複数機。
さすがに彼らもそれを払う気は起きないようである。
そんなこともあったが、見送られながら彼らの旅は再開された。
「とりあえず、トレーラーの運転はメイルの修理がない限りわしが担当しましょう」
ヴァドが運転担当。
「・・・うん。生活品の整理してる」
ラウニィが生活品関係の担当。
「拙者は・・・」
「ちょっとまった。多分レヴァイのほうが目がいいだろうから、日中は基本俺が監視してる」
「ぬ。了解でござる。では拙者は、夜の監視を担当しよう」
「あ、ローテーションで僕もやるから」
「そうだな。じゃあ、3人で・・・少し大変になりそうだな」
「まあ、慣れるまではね」
3人が監視担当。
「・・・あれ?自分は?」
リーデル、担当部署、メイル待機所全般。
ちなみに、運転はラウニィが交代ですることにもなり、
夜の監視は待機所からでもある程度ならわかるという事でアースリッターが協力することになった。
そんな人数の増えた彼らの旅はここから本格的に始まる。
その最初の目的地で異常事態が起きているとも知らず・・・
北の小国「リグ」「ラールナ」「アーレス」
彼らの求める遺跡、その周辺は遺跡の特性によるものなのか気候が安定しており、天然素材が大量に手に入る地域となっていた。
3国は、その資源の独占を求めて争っていた。
3国は、日々領土の取り合いをしており、
毎日のように騎士団の移動が行われている。
現状は、3国の戦力は均衡しているというのが出ている情報であった。
その裏に隠された
その地で起こっている真実を知る者はいない。
そこから来た商人でさえ、その情報しか持っていないのである。
そんな商人たちに話を聞くと
全員が全員、同じ答えが返ってくる。
「商売のできない国」であると。
そして、今なお起こっている事件。
所属不明のメイルが暴走しているという話。
短め投稿。
これにて、この章も終了となります。
次回以降からは不定期投稿にいたします。
投稿するときは数話まとめて投降すると思いますが。




