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Connected Stories ~繋がる物語~  作者: requto
7章:コネクト
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第九十六話:新しい剣(前編)

語り:レクス


ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

魔獣襲撃から約1週間

それなりに大変な日々を送ることになるが

その結果がついに身を結ぶことになった

ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー

襲撃後数日、魔獣の遺体処理で大変であった。

討伐したら消えて消滅する・・・なんてことあったらいいのにと本当に思った。


小型種は、少し深い目の穴を掘って埋めたり燃やしたりでなんとか。

中級種は、資材運搬用トレーラーに積み込んで海岸まで運んで海に。

あまり大量に海に流すとまずいのだが、今回の襲撃が小型種ばかりだったのが幸いだった。

それでも1日空けてとか、少し遠くの海岸まで持っていってとかやっていたから時間がかかった。

請け負ってくれた人や、遠くに行く場合の護衛のバウンサーには報酬が上乗せされていたそうだ。


アンキセスとレヴァイも手伝っていた。

もっとも、やっていたのは都市周りでの作業だけだったけど。

合間の時間で、調べものもしていたそうだ。

精霊の森の入り口に関する資料・・・それを見ていた。

僕やラウニィも空いた時間で確認したりしていたけど、もっぱら別作業に没頭中。


というのも、先の戦闘でラウニィの能力が分かったのでその調整含めてアースリッターの調整を行うためだ。

彼女の能力によって調整の目処ができたのである。


メイル自体は損耗品で交換できる部分を全部交換、調整できる部分も合わせて行う。

装甲はほぼ取り換え。精霊炉のある頭部はあまりいじれないと言うので外側からできることで修復。

それ以外のほとんどを新品に交換するとのこと。素材が今のほうが耐久力があるからだそうだ。

内部フレームに関しては、修理できる部分は全部行う。無理な部分は補助的な簡易カバーを取り付ける。

カバーの裏側、元々の部分はラウニィの能力で補ってもらうということだそうだ。

先の戦闘でやはり彼女の負担はかなり大きかったようで、それを少しでも小さくするために能力で補う部分をできるだけ減らしたり、魔力の使用量を減らすことができる方向で調整していっているとのことらしい。


そして、彼女の能力を最大限に発揮するためとスクワイアにも調整が入れられる。

まず、基本的にアースの戦闘方法だと遠距離戦闘になることはない。

なので、盾に収納されている補助攻撃用の部分は撤去。

逆に、魔力をほとんど使わないで攻撃できるようにと杭打機がつけられた。物騒な武器つけられました。

重心の問題が起きにくくするために、スクワイア本体も少し小型化できそうなのでそれも行われることに。



話を聞く限りだと、とんでもない作業量だと思ってしまう。

それに合わせて、微調整いれるからと実際に動かして動作テストなんかも行っていた。

僕やラウニィの仕事はもっぱらこっち。

技術者たち、遠慮ってもんがないのか・・・調整だけで半日拘束が普通だった。

さすがに、この作業量を終わらせるのに一体何日かかるのだろうか・・・。


そう思っていたら、都市にいる他の技術者たちが協力してくれることになった。

ほか数名いる秘級技術士はアースのパーツ製作にを担当。

上級技術士たちはその補助と指示に従っての取り付け作業などを担当してくれた。

さすが技術都市というだけのことはあった。

上級技術士たちの腕もすごいの一言。

彼らが昇格するのも時間の問題では?と思えるくらいの腕前であった。



遺体処理とメイルの調整、合わせて約1週間の作業となった。




そして本日、ついにアースリッターの修理が完了した!


「かーんーりょーーーーーーっ!!」

リーデルさんが両腕を上げて終了の合図をだす。

一斉に歓声を上げる技術士たち。

工房の中なのですさまじい反響。

「・・・うん。意識飛びかけた」

ラウニィが若干ふらついてた。

多分、それだけでどれくらいの反響音になったのかわかってもらえるかと。

説明が難しいことではあるが、とにかく大音量とだけ言っておく。


「これが、調整の完了したアースリッターか」

アンキセスが目を輝かせて見ている。

「技術士たちの仕事、お見事でござるな。ここまでになるとは・・・素晴らしいの一言でござる」

レヴァイも目を輝かせていた。

それは僕も一緒だ。


くすんだ色だった装甲はそこにはない。

白に統一された装甲に青いラインのはいった装甲。

数か所に魔力伝達を補うためか、魔石が取り付けられている。

肩から正面についている装甲も健在だが、デザインが新しくされている。

前より少し小型化したようだけど、腕の動かしやすさが向上したようだ。

その腕についていた小手は外側に補助的な装甲が魔石付き取り付けられている。

多分、スクワイアに搭載されている盾があるからなんだと思う。

背中に前より少し小型化されたスクワイアが搭載。盾だけ前とほとんど同じ大きさ。


・・・うん?

スクワイアの右側になんか剣がついてる・・・?

柄の部分がやたらと大きい剣だ。


「リーデルさん!あの剣はなに!?」

歓声の声が少し収まっているけどまだ騒いでるから大声で聞く。

「うん?あれはねー・・・明日教える!」

なんで今日じゃないの??

「だって、今日はもう遅いし!明日、起動テストするよ!」

なるほど。

確かに本日完了したと言ったけど・・・もう外は真っ暗だ。


「というわけで!起動テストみたいやつ・・・さっさと帰って寝ろ!そして風呂入って飯食べて、明日の朝西門前に集合だよ!!」

「「「りょーーーーーーーかいっ!!」」」

そのリーデルさんの声に大声で返事が返ってきたと思ったら、一斉に走って帰っていった。

「さて・・・というわけで、自分たちもご飯食べてさっさと寝よう!」

【そうだな。人はちゃんと食事をとるべきだ】


アースもそう言ってるしで、さっさと食事して風呂入って寝るのであった。



新主人公機、完成。

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