おまけ
小説を書くとき、僕は明確な動的イメージを妄想しています。いわば脳内アニメをノベライズするような感覚です。
その脳内アニメをより精緻なものにするため、主要キャラは基本的に設定画を作ります。
せっかくなんで、それらを御笑覧くださいませ。
【御巫伶人】
身長175センチ。中肉中背。
この服装は本編序盤のもので、中盤以降は挿絵のようなスタイルとなっています。
当初は典型的なナローシュの風貌──すなわちウルフ系ナチュラルカットの黒髪を想定していましたが、シルエットだけで他のキャラと区別できるよう、寝癖みたいな外跳ねを搭載。
髪色に青みを加えたのも普遍的なナローシュとの差別化のつもりです。
【八嶋士郎】
身長172センチ。やや細身。
草案段階では韓流アイドルみたいなマッシュルーム系カットのイケメンでしたが、いざ描いてみると眼鏡との相性が悪いように感じ、ごく普通のナチュラルヘアーに落ち着きました。
もちろん眼鏡を外すという選択肢もあったわけですが、キャラ的に眼鏡は残したかったので。
【月華の瑠姫】
身長145センチ。どちらかといえば骨太な体型。
ぶっちゃけベタな巫女さん系ヒロインの造形ですが、額当てと脛当てで個性を付したつもりです。
てか巫女さんというより白拍子だよね。これ。
こちらは普段着のラフ
シャツワンピにしたことにこれといった理由はなく、単純に僕の個人的な好みだったり()
ごく初期のラフ。
衣装デザインはこの段階でほぼ固まってます。
【風招の朔夜】
身長165センチ。着痩せするタイプ。
ヒロインと対をなすサブヒロインという位置付けなので、白が基調の瑠姫に対してこちらは黒が基調となっています。
中華風のコスチュームも和風の瑠姫との対比。
着飾れば映える美女ですが、人目をしのぶ生活をしていたこともあって普段着は地味め、という設定です。
【日向小春】
身長158センチ。やや華奢だがスタイルはいい。
この子も当初からこんなイメージでした。
瑠姫という異質な存在を際立たせるためのサブヒロイン──というと、なんだか当て馬みたいで可哀想ですが、彼女は当て馬で終わるような儚い娘ではありません。
実のところ、瑠姫が人間ではないから──本質的に自分と異なるモノだからこそ、小春は彼女の存在を許容できた。
ありていに言えば〝自分が本妻になれるなら愛人がいてもいい〟という発想。
意外と勝ち気で現金な女の子なのです。
【御巫蛍】
身長165センチ。美巨乳。
いわゆる説明キャラとして用意した蛍さん。
伶人の従姉ということで、髪と目の色を同じにしてます。
お姉さんキャラはあまり描いてこなかったので、大人っぽく見せるのに苦労しました……
【鳴子の千花】
体長55センチ(尻尾込み)
竹管に収まるから管狐──ということはリスぐらいの大きさなのでしょうが、人間と一緒に演技させる(挿絵を描く)にはもう少し大きいほうが扱いやすいという大人の事情()でこの大きさになりました。
見た目は、ほぼフェネックですね。
【烏頭女】
身長160センチ前後(個体差あり)
名は体を表す、文字通りのカラス女さん。
細身にするかグラマラスにするか迷ったすえ〝トランジスタ・グラマー(死語)の美巨乳〟となりました。
名前の由来は天之鈿女命ですが、キャラ的にはなんの関連性もありません。
【計図】
体長190センチ
こちらはオオカミ型の式神。
士郎は修験の方士なので厳密には護法童子なのですが、本作では式神と護法童子を同質のものと設定しています。
推敲の過程でボツったチビ烏頭女。
戦闘用ではなく、家政婦的な式神です。
プロット段階ではあった士郎たちの生活の描写をごっそりカットしたんで、この子もボツになりました。
【紅蓮の皇雅】
身長220センチ。筋肉質でゴツい。
ラスボスの皇雅さんは最初からこんな感じの“赤鬼”をイメージしていました。
なのにツノが無いのは、本作の鬼神は固有の種ではなく鳥獣や式神が変質したもので、基本的に元来の姿を保っているという設定のため。
〝雅〟という字は鬼神には不似合いな感じもしましょうが、実はミヤマガラスやハシブトガラスという意味もあるので、カラスの化生である彼にはふさわしいのであります。
物語的に重要な慶太郎だけでなく、狂言回しのチョイ役な仁にも一応、設定画があります。
爺さん婆さんを描くと画力の拙さが丸わかりなので、ぶっちゃけ描きたくないかも……
◆ ◆ ◆
てなわけで、おまけは以上です。
こんなところまで読んでくれた素敵なあなたに感謝。
──2026年5月1日 黒崎かずや──




