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0話 プロローグ
ある日、俺の非日常が
日常になった……
周りには多くの悲鳴、鳴り響く銃声…
「どーしたの〜?早く出てこないと
君の友達、死んじゃうよ〜?」
どうしてこうなったんだ……
全て、″魔眼″のせいなのか……
〜数時間前〜
7月2日(金)am 8:15
あ〜……、アッツ……
本当に暑いな、てか今年はやけに暑くないか?
その日俺は、そんなふうに思いながら友人の【谷岡楽】と
一緒に都内の高校に行っていた
「ホントっ、今年は暑いよな〜。 こんな暑い中わざわざ
テスト受けに行くとかだるすぎるんだが…」
「それな!もうテストとか良いからさ、
受験勉強させてほしいよな〜」
「分かる!」
「………………………」…………
確か、そんな他愛のない話をしながら閉まるギリギリの門を2人で通り抜けたんだ、
生徒指導の先生の鋭い視線を背に背負って……
そんなこんなで何とか間に合い、普通にテストを受けて、終わり、帰ろうとした時だった
その男が現れたのは………
「君が″威廻の魔眼″の持ち主かな?」