東京マ〇イ最強伝説
初めての作品になります。
乱文誤字脱字お許しください。
不定期に更新いたします。
山田宗助はおっさんである。
今年で47歳、大手建設会社の子会社で管理職をしている。
嫁も子供もいるふつーのおっさん。
見た目は悪くなく、身長もそれなりで飲み屋でもそこそこモテる。
話題も豊富で、人当たりも悪くない。
もともと文系の芸大を出て、社会に出てから理系の道へ進んだ変わり種。
仕事もそこそこでき、上司部下の受けも悪くない、どちらかというと
かなり優秀な管理職である。
ただ彼には大っぴらにできない趣味があった。
軍事、ミリタリーの模型、エアガン・モデルガン・・・
なにより、それらを使う「サバイバルゲーム」通称サバゲーである。
往年の東ドイツのような、全国民タレコミ国家と化した現在の日本では
趣味が軍事・銃器などといったものなら、あっという間に「右翼だ!!」「戦争肯定派だ!!」
などと自分の正しさを信じて疑わない人たちに囲まれて、社会的に抹殺されてしまう。
と大げさに本人は思っており、かたくなに同僚、上司部下には自分の嗜好をひた隠しに隠している
いわゆる、隠れオタクである。
そのオタク度たるやすさまじく。
もとよりまじめな性格とも合わせて、努力を怠らないため、サバゲーで負けた悔しさから始めた
国内のエアガンによるスピードシューティングマッチ大会で上位入賞の常連と化し、それだけでは飽き足らず米国の実銃メーカーが主催するタクティカルトレーニングをわざわざ受けに行くほどの熱の入れようである。