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温泉旅館の夜は更けゆく

 魔王達が卓球に興じていた頃、サフィア、クロエ、サキの三人は、再び休憩スペースに舞い戻っていた。なぜかと言うと……。

「うわっこれ甘くて凄く美味しいっ」

 濃厚リッチ、という謳い文句のバニラアイスを口に入れたサフィアが小さく叫ぶ。

「甘酸っぱくて冷たくて最高〜」

 三種のベリー味とやらを舐めていたサキがうっとりと呟く。

「甘さ控え目で食べ易い……バラサーク様に教えて差し上げねば!!」

 ビターチョコアイスのコーンをガリガリと齧りながら、クロエが真剣な表情で口走る。


 三人は、休憩所にあったアイスの自販機なる物に目を惹かれ、試しに購入し、見事にその美味さの虜になっていたのである。 

「こんなに食べたら太っちゃうかもだけど、後悔しなぁい」

 サキが自己完結な開き直り宣言をすれば、クロエがそちらを見ずに息継ぎ無しの早口で切り捨てる。

「あんたが食べた物の栄養は全部その巨乳に送られるから大丈夫でしょ!」

「やだぁ〜もお〜」


「胸、か……」

 二人の会話を聞いたサフィアが唐突に食べるのをやめ、遠い目をした。

「ん?」

「ど、どうしたのサフィアちゃん……」

 口の端っこをアイスで白くしたまま、虚ろな目で宙を見つめるサフィアの尋常じゃない様子に、クロエとサキは恐る恐る顔色を伺う。

「一体何をどうしたら……私の身体は『ナイスバディ』とやらになれるのかしら……」

 他の二人と比べればかなり控え目な胸部を見下ろし、サフィアは自嘲気味に呟いた。彼女は大浴場で見たクロエとサキのスタイルと、自分のを比較してしまった様だ。その事に気付いた二人は、顔を見合わせると慌ててフォローに回った。

「サフィアちゃんはそのままでいいんじゃないっ? ほらっ全く無いわけじゃないんだし!」

「そうよお、スレンダーな子はその方が寧ろバランス取れてていいわよぉ〜細いの羨ましい〜」


「フ……フフ…………」

 必死のフォローも虚しく、サフィアは乾いた笑い声と共に「はぁぁぁぁ」と溜息をこぼす。再びクロエとサキは顔を見合わせた。どちらかというとクールなサフィアは、普段は自分の体型の事など、気にする様子も無かった筈だ。

「……誰かに何か言われたの?」

 サキが心配そうに尋ねた。

「ううん。誰にも何も。……でも私、気付いたの……貴女達もアディネーラ様も、みんな出るとこ出てるって……」

「いやそれは個人差もあるし骨格の問題でもあるし遺伝とか環境とか……兎に角ほらっ色々アレだしっ……ねっ!?」

 クロエが食い気味に捲したてる。しかし今のサフィアにはいまいち響かない様だ。胡乱そうな視線を横目で投げてくるだけだった。


(一体どうしちゃったのこの子は……!?)

(アイスの至福状態からまさかの急転直下〜)

 嫌な汗が滲み始めたクロエとサキは、どうやってこの可憐な乙女をなだめようかと脳味噌をフル回転させた。そんな軽い修羅場の真っ最中の事である。

「こんばんは!!」

 やたら陽気な声の挨拶が聞こえ、椅子に座った三人の前に、幾人もの人影が立ちはだかった。


✳︎


「ハァーッハッハッハァー! あ〜いい汗かいたな!! もうひとっ風呂浴びてくるかぁー!!」

 すこぶる上機嫌のフレデリクが呵々大笑しながら大股で廊下を進んでいく。その少し後ろを、普段の顔をしたタルケットと眉間に皺を寄せたカルナード、そして物凄くションボリした魔王がトボトボと歩いていた。


「フハハハ! どうしたどうした皆の衆!! いつもの元気が感じられないぞ!!」

「いつも騒がしいのはお前だけだろ」

 タルケットがのんびりと言い返す。緩いツッコミを入れられてもフレデリクは上機嫌のまま、絡むターゲットを最後尾の魔王に絞った。

「おいどうしたバラサーク! いつものラスボスらしい余裕はどうした!? あれだけこれ見よがしに『儂は無敵じゃ』オーラを垂れ流していたくせに、随分しょぼくれているではないか!!」

「……そんなつもりは……」

「ああ!? おーい声が小さ過ぎて聞こえんぞー!?」

 ポツリと呟いた魔王に対し、ニヤニヤ笑いのフレデリクが大袈裟な動きで耳に手を当て、戯けたふうに聞き返す。


「……もういい」

 再び魔王はポツリと呟き、下を向いたまま顔を背けた。

 その今にも消え入りそうな様子に、ちょっとやり過ぎたと感じたのか、フレデリクは変なテンションで騒ぐのをやめて声のトーンを落とした。

「そんなにアレが欲しかったのか」

「……」

「お前も変わった奴だな。普通魔王だったら厄除け(・・・)なんぞ嫌がるんじゃないのか?」


「……ん? 厄除け?」

 二人のやり取りを黙って聞いていたタルケットが、目を見開いて聞き返す。

「ああ、厄除けだ。女帝がそう言っていたからな、間違いない」

 女帝の肖像画。

 それはかつてフレデリク達が、魔王の迷宮を探しに大陸を旅していた頃、訪れた女帝の城で授けられた重要なアイテムである。掌に収まる程の小さな額縁の中には、女帝の姿が驚く程精密な筆使いで描かれているという。女帝曰く、これから先、フレデリク達の行動を邪魔する貴族やなんかが出てくるかも知れない。そんな輩にはこれを見せれば一発で黙ると言う。

 簡単には手に入らない様な代物を持っている、という事は、勇者たちのバックには女帝がいる、という紛れもない証であり、それが分かった上で邪魔をするという事は、相当の覚悟が必要だからである。


『ようは一種の厄除けだ。水にも強いから、扱いには気を使わなくて良いぞ』

 女帝は鷹揚に頷くと、「ホイッ」とその肖像画を投げて寄越したという。


「……厄除けと言うか、インローみたいなもんだった訳?」

 タルケットが、魔王が見ている時代劇の無敵アイテムに例えると、フレデリクは手を打って何度も頷いた。

「おお、正しくそれだ! 『この肖像画が目に入らぬか!』って奴よ!」


「何と……そう言う事だったのか」

 途端に魔王の顔が『パァァッ』と明るくなった。

「つまり女帝殿はお墨付き(・・・・)のつもりで、お主に肖像画を渡したのだな!?」

 お墨付きとは、地位や権威のある人から貰う保証の事らしい。

「まあ、俺がパーティーのリーダーみたいなものだからな。それがどうしたのだ?」

「てっきり女帝殿はお主が……あ、いや、何でもない」

 小さな呟きを打ち消した後、魔王は急に元気を取り戻し、普段通りの超然とした佇まいに戻った。 


「さあ、湯に入りに行こう。 暗くなった時間の露天は趣がありそうじゃ!」

 そう言って魔王は、元気な足取りと共に三人を追い越して先へと進んで行った。さっきとは打って変わった明るい様子に、フレデリクは「何だあいつ」と首を傾げ、タルケットとカルナードに同意を求めた。

「つくづく変な奴だな」

「そうだねぇ」

 タルケットはニヤリと笑い、短く頷いただけだった。一方カルナードは眉根を寄せた渋い顔から、突然飛びっきりの笑顔になり、口を開いた。


「私にはよく分かりませんが、フレデリク。いつか貴方が、真剣勝負でも彼に勝てる日が来れば良いですね!」

 フレデリクと魔王は今まで、ババ抜きなどのお茶の間ゲームから卓球の様なスポーツに至る様々な勝負をしてきたのだが、大抵はフレデリクの勝利で終わっていた。ただ一つ、勇者VS魔王という、真剣勝負を除いては……。


「ぐはぁっ」

 清々しい程に良く通る声と、眩しいくらい善意溢れる笑顔で痛い所を突かれ、フレデリクは白目を剥いて胸を押さえる。

(あっ……刺さった)

 鋭い物で生身を刺した時のエグい音が聞こえた気がして、タルケットは思わず肩を竦めた。やりやがった。口の中でそう呟いてカルナードを盗み見る。カルナードはまだニコニコしていたが、表情の端々にどこか陰湿な雰囲気が見え隠れし、背後にはドス黒いオーラが漂っている様に思えた。

(……ま、まさかの八つ当たり……?)

 タルケットは職業柄、人の機微を読み取る事を得意とするのだが、時として見てはいけないものも見えてしまう。

 普段は人一倍人に気をつかうカルナードが、笑顔で仲間に致命傷の一撃(クリティカルヒット)()()ました。


 雑で言葉を選ばないフレデリクに時々イラっとする事もあるので、制裁したい気持ちは良く分かる。だが問題は、その真の理由が、面倒事に巻き込まれそうな自分の単なる八つ当たりである、という事だった。八つ当たりで、人の一番触れられたくない部分を抉る……しかもそれを、飛びっきりの笑顔でやってのける聖職者。

 カルナードの恐ろしい一面に触れ、タルケットは僅かに身震いをした。


 

 一方、元気を取り戻し、大浴場へ向かっていた魔王は、途中の休憩スペースが大変賑やかな事に気づいた。何気なく目をやると、クロエ、サキ、サフィアの三人が、異様にはしゃいだ男女の集団に取り囲まれているのが見えた。


「マジで浴衣似合いますね!」

「クロエさん美し過ぎてヤベェっす!!」

「フフッありがとう」

 頰を赤らめた薄い顔の男性が二、三人、クロエと会話している横で、茶髪の女性がうっとりとサキとサフィアの顔を覗き込んでいる。

「サキちゃんもサフィアちゃんも目の色キレイー」

「は〜いどっちも天然でぇ〜す。カラコンしてませ〜ん」

 サキがサフィアに体を寄せ、ウインクしながら横向きのピースを決める。サフィアは若干戸惑いつつも、笑顔で頷き、空気を壊さない様に努めた。

(うーん、今何か喋ったらボロが出そう……)

 こういう時は、不意に突拍子も無い質問を振られ、上手く答えられない事態が起こりがちである。サフィアは自分が異世界からやって来た、耳の尖ったハーフエルフである事を忘れず用心する様、心の中で己に言い聞かせた。


 それにしても、クロエとサキは随分と慣れている。ちょくちょくこっちに来ていなければ、この雰囲気の中で自然に会話をするなんて至難の技だ。もっとも、異世界へのドアは常に繋がってるであろうから、頻繁に行き来していても問題無いのだろう。

(いいなぁ二人共……私にももっと早く使わせて貰いたかった……)

 二人に若干の嫉妬を抱きつつ、話の輪に入れなくてまごまごしている所に、「お主ら、一体何の騒ぎじゃ?」と言いながら魔王が現れた。


「ああ、ボス。温泉に行かれるのですか?」

 『魔王様』を『ボス』に言い換えて、クロエが魔王を見上げる。 

「うむ。夜の露天風呂に入ろうと思ってな。ライトアップして雰囲気が良いらしい」

「まぁ、私達も入って来ようかしら」

「クロエさんて、このおっさ……この人の秘書か何かですか?」

「ええ、そうよ。じゃあそろそろ、失礼するわ……ボス、途中までお供致します。二人共、行きましょう」

 魔王の事を『おっさん』と言いかけた若者に対し若干冷ややかな表情で答えた後、突然会話を切り上げて、クロエはスッと立ち上がった。

「はぁ〜い! サフィアちゃん、行こ!」

「う、うん」

 今の今までノリノリだったサキも丁度良い頃合いと思ったらしく、見事なまでにあっさりとその場を引き払う態勢に入る。

「あ、もう行っちゃうの?」

「えー? 一緒に写真撮りませーん?」

「ごめんなさぁーい」

 携帯電話を手にした女性の呼び掛けに笑顔で手を振りながら、三人は魔王の後に続いて休憩スペースから立ち去った。 


 連れ立って歩きながら、魔王がクロエに話し掛ける。

「邪魔をして済まなかった。困っているのでは、と勘違いをしてしまってな……」

「いえ、滅相も御座いません! 私達も、そろそろ潮時と思っていた所でした」

「ふむ、そうか。それは良かった。しかし随分と賑やかな人達だったのう」

「明るくて、礼儀もある程度弁えた人達でした……ただ……」

「ただ?」

「バラサーク様を『おっさん』と言い掛けた者だけは許せません! 異世界(こちら)の住人でなければ泣かせてやる所でした!」

 クロエは眉を吊り上げ、拳を握り締めてそう言い放った。魔王はその様子を見て冷や汗をかきつつも、クロエを手で制しながら冷静に窘めた。

「……いやいや、落ち着け。儂は見ての通りのおっさんだと思うぞ……?」


 そんな所に、タルケット達が追いついてやって来た。

「バラちゃん、とっとと先に行くなよー」

「やあ、クロエ達も一緒でしたか」

 タルケットとカルナードが口々にそう言いながら、ごく自然な感じでフレデリクの両脇を抱え、引き摺っている。引き摺られている当の本人は、まるで「これからゾンビになる予定です」と言わんばかりに、白目を剥いて呆けていた。


「フレデリク!? 一体どうしたの!?」

 サフィアが血相を変えてフレデリクの体を揺さぶる。タルケットは気まずそうに目を逸らし、カルナードは見事なまでに善良な微笑を浮かべ、首を傾げた。

「まぁ、いつもの事か……どうせ勝手に暴走して勝手にダメージ受けたんでしょう?」

「……おいらには何が何やら……」

「私にも皆目見当がつきませんね!」

 目をそらしながら答えるタルケットの横で、カルナードが輝く笑顔と共にそう言い切ると、『フレデリクに何が起こったのか?』と言う問題は、あっと言う間に有耶無耶になった。

「温泉に入ればフレデリクも元に戻るであろう。さあ皆の者、露天風呂に入りに行こうぞ!」

 魔王がそう言ってニッコリ微笑んだ。



 その後、露天風呂に赴いた各グループは、闇の中に灯る暖かい色の照明にほっこりと癒されながら入浴し、見上げた夜空に広がる満点の星々に歓声を上げ、心ゆくまで湯に浸かった。

 入浴後は速やかに部屋に戻ったものの、まだまだ就寝するには勿体無いと、一同で一部屋に集まってボードゲームに興じたり、即興芸をやる羽目になったり、魔王が怖い話をしようと提案して血相を変えたフレデリクの拒絶にあったりした。


 ボードゲームでは、億万長者を狙い過ぎて無一文に転落したタルケットが、手持ちのカードを放り出してひっくり返り、大逆転でのし上がったカルナードが思わず万歳と共に歓声をあげた。

 即興芸大会では魔王が時代劇役者の物真似をしたものの細か過ぎて伝わらず、逆にフレデリクがやった様々なモンスターの形態模写がそっくり過ぎて、皆で笑い死にしかけた。

 クロエとサキはサフィアを巻き込んでトリオ漫才をやろうとしたものの、突っ走り気味のクロエとマイペースなサキ、そしてボケとツッコミのシステムをいまいち理解しきれなかったサフィアの足並みが揃わず、なんとも残念なグダグダ感を残して終わった。


 宴もたけなわとなった頃、不意に魔王が持ち掛けた『怪談百物語』は、コンセプトを知った瞬間にフレデリクの猛反対にあい敢え無く取りやめとなったが、魔王の「確かに季節が違うか……」と言う呟きが、これで終わりではない事を密かに物語っていた。


 深夜に差し掛かる頃、流石にうるさくしていては迷惑だろう、と女性三人組は自分達の部屋へと戻って行った。そこで宴はお開きとなった様に見えたが、男性四人のみとなった部屋の中では、壮絶なバトルがほぼ無音の状態で繰り広げられていた。

 一度旅館のスタッフさんに丁寧に敷かれ、皆が集まった時に一纏めに畳まれていた四枚の布団。再び寝られる状態に広げられたその布団の上で、魔王とフレデリクとタルケットによる『枕投げ』が行われていたのである。


 仁王立ちのフレデリクが凄まじい速さで投げた枕を、タルケットが側方宙返りしながら受け止め、魔王に投げる。魔王は座ったままの状態で、飛んできた枕を指先で受けながらくるり(・・・)といなし、宙返りをしているタルケットに即時投げ返した。同時に魔王は枕をもう一つ掴み、フレデリクに投げる。負けじとフレデリクも近場に落ちていた枕を魔王目掛けて投げつけた。

 投げられた二つの枕は部屋の中心部で激突し、そのまま床に落ちた。両者は間髪入れずに落ちた枕をサッと拾い上げ、適度な間合いを取ると、互いを牽制しながら睨み合う。残った枕を抱えたタルケットは、対峙する二人の周囲を跳ね回りながら、確実な隙とチャンスを狙っていた。


 三者三様の動きの中で、彼等に確実に共通していたのは、自らは一切音を発しないと言う事であった。流石に、ぶつかり合った枕だけは「バフッ」と音が鳴ったが、ステルス行動なんぞ朝飯前のタルケットは言うまでも無く、ガタイの良いフレデリクと魔王までもが、声も足音も立てずに、苛烈な枕のぶつけ合いをやってのけた。


 無言で白熱して行く枕投げバトルは深夜を過ぎ、夜明けまで続くかに見えた。……が、不意に布団からむっくりと起き上がったカルナードが、無表情で「も う 寝 ま せ ん か」と殺気を含んだ言葉を放つと、三人は一瞬固まった後、実に無駄の無い素早い動きで各々(おのおの)の布団に潜り込んだのであった。

 三人が大人しくなったのを見届けると、カルナードは一つ小さく溜息をつき、「おやすみなさい」と呟いて部屋の電灯を消した。

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