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『♡ Kyoko Love ♡』23-2
23-2.
彼女はどんな言葉なら、俺との真剣な交際を考えて
くれるだろうか。
交際を申し込み、了承してもらったという態に持ち込んだはいいが、
時間が経つと、どうにもやんわりと断られそうな気配だ。
仕事の合間に時間ができると、考えるのはいつもそのことに尽きた。
各々の気持ちにズレはあるものの、物の弾みで交際する
という形に収まったふたり。
とはいうものの、新聞記者の垣本の日常は相変わらず忙しく、
これまでと変わらず週末に会って食事、そして軽く飲みへのコースで、
複数人での飲み会がふたりになっただけ、のようなものだった。
恭子にしてみれば何の不足もないというか、進展されても
困るだけなので垣本に申し訳ないと思うものの、内心ホッと
していた。
一方垣本はというと、断られて元々の自分との付き合いを、
細々とながらも週末ちゃんと会ってくれる恭子の様子に、
ひとまずはまだチャンスが残っているということで
こちらもまた、少し別の意味でホッとしていたのである。




