表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/85

『♡ Kyoko Love ♡』2-2


2-2.☑



 多恵子は森田と12月25日クリスマスにデートの約束をしていて、

待ち合わせの時間は夕方だったけれど、なんとなく早く

彼に会いたくなり、多恵子は時間を繰り上げて彼の家へ

向かったという。


 彼の部屋で少しまったりと過ごしてからディナーに出か

ければいいやと思ったのだと言う。


 多恵子からしてみれば何気なく悪気のない予定の変更であるが

 相手側の森田からすれば


突然で急な・・

予定外でサプライズな・・


行動(ということ)になろう。


 一言の連絡も入れずに、相手の部屋に向かうなんて・・白鳥さん、

『なんと無謀な』と恭子は心の中で呟いた。


            ・・・


 森田の家に着き、多恵子がインターホンを鳴らすと、

インターホン越しに聞こえてきたのは女性の声だった。


 『どいうこと? 』訝しみながらも 咄嗟に多恵子は

『お荷物です』と宅配の業者を装った。


 そして、オートロックのエントランスを潜り抜け部屋の前に

辿り着くまでの間、考えた。


 え~っと、彼にお姉さんか妹っていたっけ?

 部屋の前で再度のピンポ~ン!


 「はぁ~い、今開けますぅ~」ドアが開き、見知らぬ女が

出て来た。


 「こちら、森田将生さんのお宅では? 」


 「え~っと、荷物は私が預かっとくわ」


 「森田さんいますよね? 呼んでください」


 「お名前は? 」


 「白鳥です」


 「将生ぃ~、早く来てぇ~白鳥さんだってー」


 どうも森田はトイレに入っていたようで、玄関から見える

廊下の右側のドアが開き、中からは訝しむ表情をした森田が出て来た。


 




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ