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『♡ Kyoko Love ♡』17


17.


 たまさかのこと、ふたりだけの飲み会の日、俺は彼女の

結婚観を、そして同居とは何ぞやという意見を延々と聞かされ、

度肝を抜かれた。


 彼女は俺が彼女に興味を持っているなんてことは微塵も

考えにないのだろう。遠慮なく立て板に水のごとく、自分の

考えを述べた。


 華やかな世界に身を置いていようとも、彼女はれっきと

した30代の大人の女性だったのだ。


 彼女の話を聞いて何も分かってなかったのは自分の方なのだと

気付かされた。


 俺は前にも増してもっと彼女のことを知りたいと思うように

なった。


 あれだけの道理を分かっている彼女となら結婚して幸せに

なれるような気がする。


 同居同居と結婚するなら同居ありき、という印象を与えて

しまっている為、交際を申し込んでもおそらく彼女から

OKはもらえないだろう。


 さりとて、今、彼女のような女性を逃したらこの先俺は

一生結婚などできないような気がする。


 おまけに森田が連れて来た岡本さんの様子が変だ。


 何故か狙われているような気が・・・。


 心なしか森田に睨まれてたような・・・。

 俺ってここ一番って時に、邪魔される運命なのか!

 はぁ~。


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