『♡ Kyoko Love ♡』15-2
15-2.
あらっ!!
あららっ!!!
彼女が参加して3回目頃に私は気付いてしまった。
岡本奈々ちゃんの視線が主に垣本さんに向けられている
ことを。
森田さんも私とほぼ同時期に、彼女の気持ちに気付いた
みたい。
飲んで話している時に何気に私と森田さんとの視線が
絡まったのだ。 あちゃ~!!
この絡まった視線をどう処理しようかと焦っていたら
森田さんが眉をクイクイっと動かすというシグナルで、
どうしようもねぇなっていう意味合いを知らせてきた。
えーいっ、しようがないわいっ。
どうすることもできない私にできること、知らぬ存ぜぬで
見過ごさずに、私もまた彼と同じように瞬時に眉と目力で
シグナルを返した。
そして私たちは垣本さんに話しかけてる奈々ちゃんと
垣本さんの方に顔を向けて二人の話を傍観したのだった。
そっか、そっか、垣本さんってば若い子受けするんだ。
モテモテじゃん。
なんか、つまんなぁ~い。
垣本さんはすぐに私や森田さんに話を振って来るんだけど
もういいから、奈々ちゃんとLoveLoveしてればぁー
の境地だった。
そしてそんなことがあっても、やっぱり森田さんはお開きになると、
奈々ちゃんを送っていった。
そしていつものように私と垣本さんは途中で別れて
それぞれの最寄り駅へと向かった。




