『♡ Kyoko Love ♡』1-2
1-2.☑
が、ほどなくして危惧していた通り、本当に原田美佐子は
竹田に振られてしまい、6人での飲み会も自然消滅してしまうかもと
思われた。
・・・が
それからしばらくして・・
なんだか寂しさを隠しきれない恭子の元に垣本から連絡
が入り、これからも時々は飲み会をしようと誘われた。
垣本は物知りで話していても飽きないし、仕事を終えた後の
時間を過ごせる飲み友達ができることは恭子にとって明日への
活力にもなり、喜ばしいことだった。
その後誘っても竹田は勿論のこと、美佐子も来なかっ
たので、カップルになった白鳥多恵子と
森田将生の2人と垣本と恭子との4人での
月に何度かの飲み会がそれからも続いた。
そしてそのまま恭子は垣本から二人きりで会おうと誘わ
れることはなかったが、それでもやきもきしたり嫌な気持ちに
なることはなかった。
ただ、過去の経験上一度も誘われないというような経験
がなかった為、いよいよ自分も加齢化が進み女子力が落ち
てきているのやもしれないとの思いに至り、恭子は今まで以上に
食事に気を配り、自宅でではあったものの、自主トレーニ
ングにもいそしんだ。