表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/85

『♡ Kyoko Love ♡』7-2

7-2.☑


 「そうだろ? 俺も奴に同じようなこと言ったわ」


 「いくら好きでも、普通に難しいかな。

 恋愛感情は長くもって3年って言うし、その3年ですら

外野のせいであっという間に崩壊しそうじゃない?

 同居って大変なことよ」


 「なんであいつにはそのことが分かんないんだろうね。

 家族思いなのはいいことだけど」


 垣本さんの結婚観に対する意見が森田さんとほぼ同じで

この日はぷち盛り上がってお開きになった。


           ◇ ◇ ◇ ◇ 



 元カノとのこと、森田さんの言ってたことはほんとの

ことのように思えた。


 そして白鳥さんとのことも、めんどくさいと言って濡れ衣で

あるという説明すらしないという彼の気持ちもなんとなく

分かる気がした。



 言葉にするのは難しいけど、



しいて言えば勝手に突撃してきて勝手に元カノの話を信じ込み、

勝手に怒って去っていったというふうに森田さんからは

見えてるってことよね。



 そう考えをまとめてるうちに私はふと思った。




 ちゃんと約束した時間に白鳥さんが訪問して同じような状況に

なっていたら、森田さんはどういう対応をしただろうかと。



 誤解されたままだとしても、少なくとも一応誤解だと

いうことは説明したのではなかろうか。



 それから何より垣本さんの恋愛、結婚事情が知れたのも

よかったかな。



 流石の理知的なイケメンでも、その条件はないわぁ~。



 一応、私は同居するような人間には見えなかった・・わけ

かぁー。


 まぁ、それ以前に彼の好みじゃなかった確率のほうが高い

けどもねン。


ほろ酔い気分で帰宅した私は、その夜あれこれ想像を

膨らませながら、最近オンラインショップからお取り寄せした

超軽いモフモフ感たっぷりの毛布にくるまれて眠りについた。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ