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刻印の付与魔導師(エンチャンター)  作者: 大和・J・カナタ
第6章 オーヴァン魔王国
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06-08 根源魔法/大迷宮の真実

これまでのあらすじ:うちの女性陣によって、マサヨシとグレンがメンタルブレイクさせられました。


 勇者達とグレン達を放置して、僕達は最深部に入った。

 おぉ……これはすごい。最深部はこれまでの岩でゴツゴツした通路や、ケルベロス戦の大広間と違って白を貴重とした美しい部屋だった。

「これが最深部か、凄いな」

「えぇ、とても綺麗ですね」

 僕達は、最深部の部屋の奥にある石版へ向かう。明らかに何か書かれているから、まずはここを見るべきだろう。


 そこへ、念話が入る。

『あの、先輩……ちょっとよろしいですか?』

 メグミからだ、何だろう? まぁ、あの二人絡みだろうが。

『どうしたんだ、メグミ?』

『実は……』


 メグミによると、あの後マサヨシとグレンは一応の反省をしたようで、仲間達に謝罪したらしい。

 曰く、自分達の浅慮のせいで、姉さん達に叱責された事に対して。

 まともな対応に見えるが、どうだろうね? 多分、僕に対しての印象は更に悪くなっているんじゃないかな。ま、どうでもいいけどね。


 さて、そんな彼らだが、ここまで来て何もせずに帰るのは無駄足だ、だからこの先にある物を確認して、その情報を魔王国に報告するくらいはした方がいい、と言う。

 一見すると最もそうな意見だが、それは彼等の役目ではなく僕らの役目じゃない?

 しかし、グレンの仲間達がそれを支持し、なし崩し的に先へ進む方向に話が決まったらしい。


 しかし、扉を開くとグレン達には何も無い真っ暗な空間があるように見えたそうだ。石を投げ込むと、暗い闇の底に落ちていったらしい。

 しかし、メグミだけには先の光景が見えている。なので、こちらに確認しようと念話をして来たらしい。


『多分、メグミさんは戦闘に参加したからでは?』

『あ、ユート様を守る為に、攻撃を受け止めていました。それで、迷宮攻略に貢献した事になったのではないでしょうか?』

 あ、なるほどね。メグミの情報を閲覧してみれば解るかな?

 ……あるね、”アヴリウス大迷宮踏破者”の称号が増えている。ってか、アヴリウス大迷宮って名前なのか、ここ。

 さて、そういう事ならば……。

『メグミ、様子を見てくるとか適当に言って、こっちに来ればいいよ』

『……よろしいのでしょうか』

 何を遠慮しているんだか。

『メグミ、おいで』

 背中を押す一言になればと思って言ったのだが、予想外の反応が帰って来た。

『はいっ! 今すぐそちらに向かいます! 少々お待ちを、先輩っ!』

 ものすごく、いい返事が返って来た。


 ふと視線を横に向けると、姉さん達がウンウンと頷いている……な、何でしょうか? 


************************************************************


 数分後、全速力でメグミが合流して来た。

 うん、勇者のステータスが余計な所で発揮されていないかな? まぁ良いんだけどさ。

 さてと、これでこのアヴリウス大迷宮を攻略した者、全員が揃った事になるな。

「……私は、攻略に貢献していないのですが……」

「守ってくれたし、覚悟を行動で示してくれたじゃないか。それも、あのケルベロス相手にだ。僕は、攻略に貢献したと思うけど?」

 背中を優しく叩いて、メグミの気持ちを上げるように声をかける。姉さん達も、優しくメグミを励ます。


 もう、このパーティに勧誘しても良いんじゃね? なんて思うけど……その辺は、メグミの意志次第になるからね。

 それに、召喚された勇者としての責任みたいなものを、国から押し付けられるだろうし。

 最も、メグミが僕達のパーティに加入し、それに対して横槍を入れてくる者が居たら容赦はしない。

 相手が国なら、対応次第では滅ぼす事も吝かではない。それだけ、僕は本気でメグミを大切にしたいと思っている。


 さて、先程から気になっているのは、目の前にある石版だ。何事か書いてあるのだが、読めない。

 他のメンバー(姉さんを除く)に聞いても解読出来ないと言っていたので、流石に今回は頼らせて貰おう。

「姉さん、頼めるかな?」

「はい、任せて下さい♪」

 とっても良い笑顔で返された。頼ると喜ぶのよねぇ……対価に何を要求されるのやら。対価を支払わないという選択肢は、無い。


「この石版にはこう描かれています。“大迷宮を踏破した者よ。この石版に触れ、我が声に耳を傾けよ”と」

「石版に触れれば良いのか。じゃあ……折角だし、みんなで行くか!」

 僕の提案に、皆は笑顔で首肯した。

「それじゃ、大迷宮攻略達成の印として、せーの!」

 ——ペタッ。

 瞬間、僕達の頭に激痛が走った。まさかのトラップかこの野郎ッ!?


************************************************************


 気が付いたのは、僕が最後だったようだ。

 あれからどれくらい気絶していたのか解らないのだが、僕達は全員意識を失ったらしい。その理由が、今ならば解る。

「……“神代の魔法”か。これが、大迷宮に隠されたモノだったんだな」

 そう、僕達は石版に触れた瞬間に、神代の魔法……”根源魔法アカシックレコード”と呼ばれる魔法を会得した。その際にかかった負荷で、意識を失ってしまったらしい。


 そして、僕達はこれからすべき事が解る。

 もう一度石版に手を触れると、初老の男の映像が投影された。

 これは……立体映像か? 何て画期的な、この魔法覚えたい。

 そんな僕の内心に取り合わず、立体映像に映し出された初老の男性は言葉を紡ぐ。


《ようこそ、この大迷宮の最深部へ。私の名はアヴリウス……アヴリウス・グランセニック・ワイズマンという》

 ワイズマン……聞き覚えのある名だ。そう、転移門の製作者もワイズマンだったはず。何か関係がある……と見るべきだろう。

《まずはこの大迷宮を踏破したこと、心からの賞賛を贈らせてもらいたい。他の大迷宮に比べ、この大迷宮が試すのは純粋な武力。故に強き魔物を配置し、迷宮も入り組み険しい物になってしまった。魔人族の全てが、私のような捻くれ者ではないと思ってくれ》

 魔物、大した事なかったよ? それに迷宮……マップで最短ルートだったし。

 姉さん達に視線を向けると、あーあ……みたいな顔をされた……何かゴメン、アヴリウス氏。


《この大迷宮を踏破した者よ。君が正義を胸に抱く者か、悪を為す者かを知る術は、過去を生きる私には解らない。しかし聞いて貰いたい、我々がこの世界に大迷宮という名の試練を残したその理由を》

「大迷宮が……試練?」

 僕達は、アヴリウス氏の語る話に耳を傾けた。


 ……


 この世界には、とある悪意が潜んでいる。その名を悪魔と、人は呼んでいた。

 地底深くに潜む悪魔は、地上を消し去り悪魔達の世界に空を齎そうと、地上に侵攻を開始した。


 それに対し地上の国家は団結し、悪魔達を撃退し地底と地上を繋ぐ門を神代の魔法で封印したという。

 しかし、封印がいつか解かれる事を予見した七人の代表者達。

 根源魔法アカシックレコードを子孫に伝える事を考えたが、団結していたはずの国家がそれぞれの権利を主張し、やがて戦争に発展してしまう。


 彼等は根源魔法アカシックレコードを悪用される事を危惧した。話し合った代表者達は、強い意思を持つ者に神代の魔法を託そうと決意した。

 その結果、生まれたのが大迷宮だ。大迷宮は侵入者を試し、神代の魔法を手にする資格があるかを測るための試練の迷宮なのだという。


 ……


 そこまでを話し終え、アヴリウス氏の話は終わりを迎える。

《願わくば、君が私達と同じくこの世界を愛し、この世界を守る意思を持つ者であることを願う……そして、我等の遺した根源魔法アカシックレコードを有効に使ってくれる事を祈る。それでは、さらばだ踏破者よ。君の道に祝福があらん事を》

 そう言い残し、立体映像は掻き消えた。


 世界の為に遺された神代の魔法”根源魔法アカシックレコード”。

 大迷宮を生み出した真の理由。

 色々あり過ぎて、わけがわからないよ。


「会得したのは、防御系の根源魔法アカシックレコードみたいですね」

「……成程、防御系か。これはメグミに向いているな」

「……そうですね、何故か使えるという確信があります」

「さて、僕は……あー、やっぱり付与以外は駄目か」

 呪われてないか、僕。

 付与魔法しか使えないのに、根源魔法アカシックレコードを会得したって使いようが……あるな。

 僕の刻印付与ならば、いくらでも使い道があるぞ。うん、守るための根源魔法アカシックレコード……大切に使わせて貰おう。


 ……


 その後、メグミと話し合ってどこまでを勇者達に伝えるかを相談した。

 姉さん達はほんの僅かな情報も渡すべきではないと考えているようだが、僕としてはどうでもいい。

 なのでメグミが根源魔法アカシックレコードを会得した事、僕達も同様に手にした事、悪魔族に対する対抗手段である事を伝える事にした。


 いざとなれば、奴らにも精々頑張って貰えば良いだろう。マナやユウキには有用な魔法だしね。

 それなら、奴らもイチから自分達で攻略するかもしれないし。

 その間に僕達は、次の旅に出れば良い。マサヨシの顔がどんな風に歪むか知らんが、少しは溜飲を下げられそうだ。


 そんな訳で、メグミを連れて先程の広間に戻る。戻って来た僕達と一緒にいるメグミを見て、マサヨシが駆け寄る。

「大丈夫かメグミ、何もされなかったか!?」

 こいつ、まだそんな事を言っているのか。こいつの中で僕は一体どんな奴なのか、一度確認してみたいものだ。

「大丈夫です。先輩達に見つかってしまいましたが、最深部の事は解りました」

 顔を近付けてくるマサヨシから離れるように一歩下がり(実際離れたんだろうな)、咳払いを一つして話し出す。


 ……


 話の内容を聞いたマサヨシ達が驚いた表情でメグミを見ている。

「それじゃあ、この大迷宮は過去の偉人が遺した物なのか……」

「悪魔族……これで存在する事が、ハッキリしたわね」

「七つの根源魔法アカシックレコード……それがあれば、この世界を守れるのかな」

 勇者達は、根源魔法アカシックレコードと悪魔族について興味を抱いたようだ。まぁ、攻略するならすればいいさ。


 おや、そう言えば……何かステータスが上がっているな。真実の目プロビデンスで見ると、アヴリウス大迷宮踏破者という称号によるものなのか、ステータスに+50が入った。

 これはありがたい、僕のレベルやステータスは伸びが悪いからね。


 それと、アヴリウス大迷宮の大広間に巨大な魔法陣が展開されていた。これ、転移魔法陣だな。

「これを使えば、魔王国王都から少し離れた場所に跳べると書いてありますね。魔王陛下やクリス姫に、此処の事を教える為にも活用すべきですね」

 姉さんの言うことは最もだ。


 そして、マサヨシ達はと言うと……。

「まずは魔王に、悪魔族と根源魔法アカシックレコードの事を伝える必要がある。一度王都に戻って、それから体勢を整えて攻略に挑むのが良いんじゃないかな」

 リーダーシップを発揮し、仲間達にそう告げるマサヨシ。

「そうですね、マサヨシ殿の意見に賛成です」

 グレンとその仲間達も首肯する。

「私は良いと思うよ」

「僕も、賛成です」

「……はい」

 躊躇いがちに同意するメグミ。こちらをチラチラ見ていたから、やはり思う所があるのだろうな。


 まぁ、メグミには僕の作った遺失魔道具アーティファクトを渡しているからね。

 門弾ゲートバレットで会いに来れるし、腕輪クロスリンクで気軽に話せる。

『念話していいからさ。それに、何かあれば転移魔法で会いに来るよ。だからそんな顔するなって』

 僕の言葉に、メグミの表情が和らいだ。


************************************************************


 僕達は魔法陣に入り、王都付近の野原に転移する。幸い、人は居なかったので見咎められてはいない。

 外は既に夜だ。迷宮に入ったのは昼過ぎだったし、僕達は丸一日かけて攻略したんだな。

「今日はこのまま野営かなー」

 迷宮は順調に攻略したが、歩いた事は歩いたので多少疲れたし。


 レベルアップによるステータス上昇は、最大値が上がるだけだ。つまり、最大値に回復するというようなゲーム的な仕様はない。

 レベルとかステータス自体、ゲーム的な仕様だけどね。


「俺達は魔王の元に急ぐべきだな。情報は迅速に伝えるべきだ」

 最もな事を言って、マサヨシが仲間達に王都行きを勧める。つまり、野営をせずにこのまま王都に向かうつもりらしいな。

 情報を伝えるのは一刻も早い方が良いとゴリ押しして、仲間達を引っ張っていく。そして、僕達に構わずに王都へと向かってしまった。


「なーに焦っているんだ、あいつ」

 僕の疑問に答えたのはリインだった。

「……多分、私達より早く魔王陛下に情報を伝えて、大迷宮や悪魔族・概念魔法アカシックレコードの件の功績を自分達のものにしたいんでしょう」

「……うわぁ」

 確かにありそうだな、それ。

「メグミさん以外は会得出来ていないんですけどねー」

「まぁ、メグミさん以外は何もしていませんからね」

「器の小さい男です。ユート様を見習えばいいものを……」

 僕はそんなに、器大きくないよ? 


 さて、ようやく邪魔者の居ない状況。

「ここは、落ち付ける場所でゆっくりするのがいいよね!」

「そうですね!」

「はいっ!」

「ユート様の言う通りです!」

「はい、行きましょう!」

 よって、僕達は久々にアーカディア島へと転移した。


************************************************************


「ご主人様、お帰りなさい!」

「お帰りなさいませですぅ!」

「数日なのに、久々に思えます~!」

「お戻りを待っていたんだぜ!」

「お帰りなさいませ、ご主人様」

「わーい、ごしゅじんさまだー!」

 定時連絡はしていたけど、顔は見せられなかったからね。皆、嬉しそうに出迎えてくれた。


「あれ、ドワーフ勢は?」

「はい、先程ご主人様がお戻りになると聞いて、皆さんは新鮮な野菜を採りに行きましたよ」

 まったく気遣い共め、愛してる。そして、新鮮な野菜を菜園から採って来たドワーフ勢が姿を見せる。

「お帰りなさいませ、ユート殿」

「出来のいい野菜をいっぱい採って来ましたよ~」

「おっかえり~!」

「よぉ、数日ぶりだな! 酒でも飲みながら、旅の話を聞かせてくれよ!」

 うん、やっぱりホームは良いね。


 ……


 さて、食事を終えた辺りでメグミからの連絡が入る。

『王都には辿り着いたものの、深夜という事もあり、魔王陛下への謁見は出来ませんでした』

 さもありなん。

『なので、宿を取ってこれから眠ろうかと。強行軍でしたから、流石に疲れましたね』

『お疲れ様だったね、メグミ』

 全く、駄勇者マサヨシが。


『そうです、メグミさん。もし良かったら、アーカディア島へ来ませんか?』

 まだ連れて来た事はなかったからね。確かにそれは良い案だ。

『そうだね、来るかい?』

『い、行きます! 行かせて下さい!』

 かなり乗り気なメグミに苦笑しつつ、メグミの遺失魔道具アーティファクトを起点に転移魔法陣を展開する。


 転移魔法陣から出て来たメグミが、目を丸くする。転移させたのは屋敷の屋上だからね、周囲を広く見渡せるのだ……何も無いけどね。

「……うわぁぁ、本当に、空の島なんですね……」

 アーカディア島を初めて見たメグミはご満悦そうだ。


「もう食事はとったのかな? 今日はもうだいぶ遅いし、露天風呂で疲れを癒やしたら眠ると良いよ」

「ろ……露天風呂、ですか!?」

 その言葉に反応したメグミが、想像以上に食い付いて来る。異世界に転生する前のメグミからは、ちょっと想像出来ないな。

「姉さん達も入るでしょ? 案内してあげてよ」

「ええ、行きましょうメグミさん」

 メグミが、姉さん達と一緒に露天風呂に向かう。日本人ならやはり心躍るよね、露天風呂。


 ……


 そして、一時間ほど後。

「はあぁぁ……素敵なお風呂でした……」

 蕩けそうな顔で、そう言うメグミ。

 寝間着はアリスのを借りたそうだ。その、何というかね……お胸様のサイズ的に、アリスのじゃないと入らないそうで……。

 湯上り姿のメグミは、無論初めて見る……濡れた髪が色気を感じさせる。


「先輩、どうかなさいましたか?」

「いや、そういう服も似合うと思っただけ。今度、メグミを連れてミリアン獣王国の服飾店に行くのも良いかもね」

 何気に、服を買う時はミリアン獣王国の服飾店にいつも行っているからね。

「わぁ、行ってみたいです!」

 メグミも乗り気みたいだし、今度タイミングが合う時は連れて行ってあげよう。


 メグミはその後、レイラさんが用意した部屋に通され、長旅の疲れを癒やす為にすぐに眠ったようだ。

 僕達も久々の自室でのんびり過ごし、心休まる時間を過ごした。

 ちなみに……メグミに用意された部屋は客間ではなく、三階の身内部屋だ。どうやら、レイラさんに姉さん達が指示を出していたようだ。まぁメグミなら文句は無いから、良いか。


************************************************************


 翌朝、メグミを王都の宿に送った後で、僕達も王都入りする。


 後でメグミから聞いたところ、グレン達がやらかしたらしい。他の部屋の宿泊客は眠れない夜を過ごしたらしく、アーカディア邸で安眠できたメグミを、不思議そうに思ったんだとか。

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