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刻印の付与魔導師(エンチャンター)  作者: 大和・J・カナタ
第4章 ヴォルフィード皇国

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04-01 アルファの依頼/護衛

これまでのあらすじ:イングヴァルト王国とミリアン獣王国が、友好同盟を結んだ。

 二国会談から一カ月が経った。

 僕達はアーカディア島の開拓を進めたり、アリスやアイリの鍛錬をしたりしつつ、次の旅の行き先を検討中だ。


 ちなみに、アーカディア島を見つける前に行く予定だった、イスタの町へは訪問済みだ。

 海産物がたくさんあって、様々な料理も堪能できた。漁を見学したり、釣りをしたり、海の魔物の討伐依頼を受けたりして、一週間は滞在したかな。

 この世界、曜日も無いから週間って概念無いけどね。


 さて、僕達は屋敷の庭で相談しているのだが、問題は次の旅の目的地。ここでアイリから、一つ提案があった。

「ミリアン獣王国の時のように、まずはレオナルド様のお知り合いを訪ねてみてはいかがでしょうか?」

「成程、それはいいかもしれませんね!」

 アリスもそれに乗り気である。

 会ってみたいんだろうな、英雄って呼ばれている人達に。しかし君達も獣王国では、救国の英雄なんだぜ?


 それはそれとして、確かに知り合いに会いに行くのはいい案だと思う。成人の報告とかしないとね。

「勇者レオナルド様の七人の仲間。聖女アリア様、拳聖ベアトリクス様にはお会いしました。ユート様は、他の方の所在地はご存知ですか?」

「うん、一人を除いて知っているよ」

「一人を除いて……ですか?」


 勇者レオナルドが世界中に知られ、どの種族からも敬愛される理由。それは、獣人・竜人・エルフ・ドワーフ・ダークエルフ……そして魔人族の仲間と共に、魔王オルバーンを討伐したから、というのも要因の一つだろう。

 全種族が一つのパーティを組んで、暴虐の限りを尽くした魔王を討伐する。ぶっちゃけ、燃える。


 さて、そのメンバーである七人の英雄だが、一人は言わずと知れた母・アリアである。そして獣人族の英雄、拳聖ベアトリクス。


「所在の知れないお一人は、どなたなんですか?」

「アーカムっていう魔人族の英雄。実は偽名で、僕も本名は知らない。会った事も無いからね、魔人族の英雄には」

 そう、魔人族の英雄だけには会った事が無い。


 物語には”アーカム”という名前で登場していたが、父さん達によるとこれは偽名らしい。そして、名前を尋ねても教えて貰えなかったんだ。

 意地悪されているはずもないから、何かしらの理由があるんだと思うんだよね。


「となると、訪ねるならエルフ族とダークエルフ族の英雄夫妻か、ドワーフ族の英雄か、竜人族の英雄かだね」

 そこへ、僕達以外の声が割り込んだ。

「そういう事ならユート、頼みたい事がある」

「お、アルファ。ツーリングはもう終わりか?」

「うむ、今日は十分堪能した」

 ちょうど、息抜きのツーリングに来ていたアルファである。

 五日に一度は来ているんじゃないか? 王子ってやっぱり、ストレス溜まるのかね。


「それで、頼みって?」

「ああ。まだ非公式なんだが、十日後にヴォルフィード皇国へ向かう予定がある。その道中、護衛として同行して貰えないか?」

 ヴォルフィード皇国……西大陸最東端の国で、エルフ族の国だ。

「ヴォルフィードなら、確かにローレンさんとエメリアさんがいるな」


 ローレンさんはダークエルフ族、エメリアさんはエルフ族なのだが、旅の間に恋仲になり、結婚したという経緯がある。エルフとダークエルフは仲が悪い種族だから、周囲から大層驚かれたそうだ。

 勿論、周りのエルフやダークエルフは反対した。だが二人の気持ちは本物で、最終的には勇者の仲間ならばと認められた。

 その為ローレン・エメリア夫妻は、両方の国に家を建てた。五年ごとに国を行き来しているのだが、今ならヴォルフィード皇国の方に居るはずだ。


 尚、二人の婚姻が切っ掛けとなり、エルフ族の国ヴォルフィード皇国とダークエルフの国ラルグリス王国は、停戦協定を結んでいる。

 英雄が切っ掛けの停戦協定。その英雄達が亡くなった後、再度争いが起こるのではと噂されているらしいな。


 しかし、疑問はある。

「一国の王子が……それも第一王子、次期国王候補が訪問するなら、普通に護衛とかしっかり居るんじゃないのか?」

「ユート、遺失魔道具アーティファクトによる武力を持ち、いざとなればアーカディア島に避難ができ、訪問時間を劇的に短縮できる……そんな奴に心当たりはあるか? あるなら紹介して欲しい」

「そう言われると、僕が凄い人間みたいに聞こえるから不思議だな」

 しかし、言いたい事は解った。確かに護衛として、僕は都合が良い存在みたいだな。


「それにな、今回の訪問は公にされない案件なんだ」

 ……どういう事だ? 一国の王子が訪問するなんて、大事なんじゃないのか?

「それは何故ですか、アルファ君?」

 僕と同じ疑問を抱いたのだろう、姉さんが理由を聞く。


 アルファは視線を泳がせながら、理由を語った。

「実はヴォルフィード皇国から、イングヴァルト王国に対して友好同盟を結びたいという話が来たのだ。そして、その印として皇女を私の婚約者にと打診してきた」

 ほほー、それはそれは! 


「婚約かぁ。おめでとう、アルファ」

「めでたいかどうかは、相手次第だな。イングヴァルト王国は、東の大陸では大国と言っていい。その国力を利用しようとしているならば、破談になる可能性もあるからな」

 王子スーパードライ。


「その辺りを確かめたくて、ヴォルフィード皇国へ向かいたいのだ、お忍びでな。故に、連れて行く予定の護衛は二人しかいないはずだった」

 無茶が過ぎるぞ、この王子……!!

「だが、お前達の都合に問題が無いなら同行して貰えるとありがたい。無論、これは正式な依頼として扱う」

 ふむ、ちゃんとした冒険者依頼なんだな。まぁその辺り、アルファは生真面目だからな。


 ふむ……アルファからの依頼、か。冒険者としての依頼ではなくても、引き受けるつもりだけどね。

「三人はどうかな? 僕はアルファの頼みだし、受けたいと思っているんだけど」

「ユーちゃんがそのつもりなら、私に異はありません。アルファ君の依頼ですし」

「私も殿下の依頼で、ユート君がそう言うなら受けるべきだと思います」

「ユート様とアルファルド殿下の間で意思が固まっている以上、私は付いて参ります」

 君達、ブレないね。


「そういう事だから、その依頼を引き受けるよ、アルファ」

「あぁ、助かる。それでは五日後に王城に来てもらえるか? そこで、護衛の二人との顔合わせをしよう」

 確かに、僕達のパーティは色々と秘密が多いからな。あらかじめ顔合わせをしておき、その上で問題無い人じゃないとまずい。


 僕達はアルファに了承の返事をして、五日後にイングヴァルト王国へ向かう事にした。


 ……


 さて、イングヴァルト王城を訪問するまで時間が空いた。

 普段は冒険者としての依頼をしたりするのだが、今回はアルファ以外の人間を招く事になりそうだ。そうなるとアーカディア島の屋敷で、掃除等の雑用を引き受けてくれる者が必要になるだろう。


「と言う事で、何かいい案はあるかな?」

「クラウス、ジル、メアリーを雇うのが最善だと思います」

「私達の事情を知っていて、アーカディア島の存在を漏らさない人物ならばその三人でしょう」

 うん、それは僕も考えていたんだよね。


「給金とかの相場って幾らだろう? それとクラウスは妻子持ちだから、自分の家があった方が良いよね。家を用意してあげるべきかな」

 他にも、買い出し用に町に通じる転移門を設置すべきか。そうなると、獣人である彼等にとっては王都レオングルに通じる転移門がいいだろう。ならば、レオングルに転移門を隠す為の家を買って、そこから買い出しをお願いするか。

 そんな話をしたら、皆に苦笑されたんだぜ。


 ……


 クラウス、ジル、メアリーに腕輪クロスリンクで事情を話した所、三人とも快諾してくれた。一応、奉公という形で来てくれる事になる。


「いやぁ、ご主人様に雇ってもらえるんだったら、どんと来いってもんです!」

「またお世話になります、ご主人様!」

「これからもご主人様と一緒~!」

 あぁ、やっぱり彼等がいると落ち付く気がするよ。

 そして、彼等の家族もいるのだ。クラウスは一家三人で、メアリーは単独で、そしてジルは妹さんと一緒に来てくれた。


「お初にお目に掛かります、クラウスの妻でレイラと申します。ですが、よろしかったのでしょうか……娘のクレアは、まだ二歳でして……」

「大丈夫ですよ。皆で協力して、最低限の事だけやって貰えたら、自由にしてくれて構いませんから」

「……よ、よろしいのでしょうか……」

 困惑するレイラさんだが、きっとすぐに慣れるさ。


「エ、エミルと申します! 兄ともども、よろしくお願いしますぅ!」

 ジルの妹のエミルちゃんも、緊張感いっぱいの様子だな。

「よろしく、エミルちゃん。お兄ちゃんを手伝ってあげてね」

「がっ、頑張りますっ!!」

 その内、エミルちゃんも慣れてくれると信じよう。


 普段、屋敷の事はレイラさんとエミルちゃん、そしてメアリーに任せる事にする。クラウスとジルには、開拓を手伝って貰う事になった。

 まずはレオングルで中古の安い家を購入し、転移門を設置する。これで買い出しはOKだな。


 同時に、先日屋敷を建ててくれた不動産屋に依頼して、クラウス達の新居とジル・メアリー・エミルちゃんが住む使用人用の住居を購入し、宝物庫経由でアーカディア島へ。

 アーカディア島二軒目、三軒目の建物だ。

 空の上は夜になると寒いので、それぞれ渡り廊下を作って貰っている。僕達の屋敷と、渡り廊下で繋げたのだ。


 余った時間を使って、僕は遺失魔道具アーティファクトを開発する。

 文明の利器を、この島にも。孤島で開発した物に加えて、冷蔵庫をはじめ掃除機や洗濯機・乾燥機……更に食器洗い機やクレアちゃんの玩具を量産していく。


 レイラさんとエミルちゃんは盛大に驚き、クレアちゃんは玩具を気に入ってくれたようだった。

 クラウス・ジル・メアリーは、もう慣れっこなのか苦笑で済んでいる。

 よしよし、これで体裁は整ったかな?


************************************************************


 約束の五日後、僕達は転移門を使ってイングヴァルト王国へ向かった。お城の門番さんはそろそろ顔馴染みだな。

 アイリを連れて来たのは初めてだが、にこやかに対応してくれた。


「二国会談の成果かねぇ」

「それもあるとは思いますが、同行しているのが私達だからというのが原因でしょうか」

 公爵令嬢に勇者の子だからか。そりゃあ、そんな面子が……揃いのデザインの服を着ていれば、無碍にはしないか。


 謁見の間に通され、アンドレイ叔父さんに謁見する。この流れ、慣れてきた。

「今回はアルファルドの依頼を引き受けてくれて感謝しているよ。何か必要なものはあるかね?」

「大丈夫だよ、叔父さん。こっちでだいたい用意できたからさ」

「そうかそうか。それでは、アルファルド達の準備も整っているだろうし、呼ぶとしよう」

 アンドレイ叔父さんの視線を受けた衛兵が、扉を開ける。


 アルファを先頭にして入って来たのは、一組の男女だ。どちらも歳は僕達と同じか。

 亜麻色の髪を角刈りにした、いかにも体育会系の少年。

 アイリより背が低く全体的にスレンダーな、藤色の髪をロングに伸ばした少女。

「自分はエミリオ・フォン・メルキセデクと申します!」

「私はシャルロット・エルナードでーす!」

 エミリオ君は堅い挨拶で、シャルロットさんは軽い挨拶だな。


「ユートと言います、今回はよろしくお願いします」

「よろしくお願いします、キリエと申します」

「アイリと申します、どうぞよろしくお願い致します」

 アリスが自己紹介しないって事は、面識があるみたいだな。


「エミリオさんはメルキセデク伯爵家の長男で、シャルロットさんはエルナード侯爵家の次女なんです」

「どちらの家も、イングヴァルト王家に代々仕えている、由緒ある家だな」

 アリスとアルファが、それぞれの家を紹介してくれた。成程、彼らも貴族なんだな。


 謁見の間から退席し、サロンに通される。侍女さん達にお茶を用意された所で、シャルロットさんが興味深そうに頷いた。

「なるほど、君が英雄の子かぁ。何か只者ではない感が凄いね!」

 いきなりフレンドリーである。


「只者だよ、僕は。えーと、シャルロットさんで良いのかな?」

「あ、シャルって呼んでよ! 親しい人達はそう呼ぶんだ」

「シャル、皆様に失礼のないようにしろよ」

 シャルロットさん改め、シャルの態度に眉を顰めたエミリオ君が苦言を呈す。彼は生真面目そうだな。


「大丈夫だよ、エミリオ君。むしろ明るく振る舞ってくれるお陰で、緊張も解れてきたからさ」

 アイリの緊張がね。

「む……そうですか。あぁ、私の事はエミリオと、呼び捨てにして頂いて構いません」

 か、堅いなぁ……。


「エミリオさんとシャルさんは、アルファ君とは知り合って長いのですか?」

 姉さんのアルファ君呼びに、二人は驚きつつも返答を返す。

「え、えぇ。幼少の頃より、同じ年でいらっしゃるアルファルド殿下の護衛となるべく、教育や訓練を受けてきましたので。その中で、殿下にお会いした事もあります」


「キリエさんは殿下の事を君付けで呼ぶんだね〜! 殿下にそんな態度を取る人、初めて見た!」

「それを言ったらユートなんぞ呼び捨てだがな」

「アルファがそうしろって言ったんじゃないか」

 僕とアルファのやりとりに、今度こそ二人は驚いているようだ。まぁ、一国の王子に呼び捨て・タメ語の冒険者なんてそうそういまい。


「ユート様はブリック殿下とも同じような会話をなさいますね。もしかしてエルフ族の王子とも、似たような間柄になったりするのでは……」

「ユート君なら有り得そうですよね」

 苦笑する二人だが、やめてそれフラグ。


 しかしシャルはいいんだけど、エミリオの視線がちょっと冷たいね。やっぱりアレかな、アルファに対する態度のせいなのかな?

 でもこれ、アルファからの要望なんだけどなぁ……。


 その日は特にこれといって特筆する事もなく、顔合わせは終了だ。


 ……


 その日の夜、アルファが屋敷に顔を出した。

「シャルロットの方は問題無さそうだが、エミリオが少々隔意を抱いているようだな」

「あー、ちょっと視線が冷たかったね。やっぱ、アルファに対しての対応のせいかな? 彼が居る間は、対応変えた方が良い?」

 そう言うと、アルファは苦笑して首を横に振る。


「先日、初めてここに招かれただろう? その際、護衛を私の一存で断ったのだが」

 あー、それが面白くなかったのか。

 言われてみれば、そりゃそうだよな。アルファの護衛なのに、護衛対象を連れ回されたわけだし。


「一度、彼等もアーカディア島に招くか。その辺の理由に納得してもらえば、態度もいくらか緩和されるだろうし」

 それに、その辺りの事情を話せるなら、遠征中は野営の必要がなくなるのだ。

 実際に僕達はこの一カ月、野営をしていない。

 門弾ゲートバレットでアーカディア島の屋敷に戻って来ていたのだ。そうすれば自室もあるし、キッチンも風呂もあるしね! 


 それを話すと、アルファが頷いている。

「確かに、野営の場合は夜番が必要になるからな……待て、お前達はその辺りはどうしていたんだ?」

「夜番なんぞいらねぇ、遺失魔道具アーティファクトで全て解決だ」

「お前、本当に便利だな」

「ブリックにも言ったけど、そこは”お前”じゃなくて”お前の遺失魔道具アーティファクト”にしといてくれよ」


 ……


 料理を終えた女性陣、作業を終えた男性陣にも、エミリオとシャルをアーカディア島に招く件を相談する。

「私は大丈夫だと思います。エミリオさんは騎士の家系で義と礼節を重んじる方ですし、シャルロットさんはああ見えてしっかりしていますから」

 とは、アリスの弁だ。なるほど、エミリオは騎士として育ったんだな。言われてみれば納得。


「ご意向には従いますが、エミリオ様には重々注意すべきかと。現状のエミリオ様は、ユート様に非友好的な印象を受けますから」

 そう言うのはアイリだ。確かに、エミリオの態度はちょっと解り易かったからな。他の皆も気付いていただろう。


「まぁ、友好的ではないな。アーカディア島に訪れて、秘密にする理由があった事を理解してくれれば、打ち解けられる気もするが。あれは、悪い人間ではない。それは私が保証する」

「アルファルド殿下がそこまで仰るのでしたら、私も賛成致します」

 アルファの取り成しで、アイリも納得してくれたようだ。


「で、姉さんの意見は?」

「反対はしません。でも、招く相手はちゃんと見極めないといけないですよ?」

「解っているよ。この島は、公になっていない場所だからね」


 この島の存在が知られれば、世界中から人が押し寄せてくる可能性がある。

 天空島なんて、他にはそうそう無いだろうからね。面倒なトラブルの原因になりそうだ。

 なので、よっぽどの理由が無い限りはこの島に人を招く気は無い。


 僕のパーティメンバーと使用人になってくれた獣人達以外だと、この島の存在を知っているのはアルファとブリックだけ。

 エミリオとシャルはアルファの勧めがあったから、招く事にした。会ってみた感じ、悪い人間じゃ無さそうだしね。


「それじゃあ、エミリオとシャルをここに招く事にする。一応、来客用の部屋が二階にあるし、アルファ達はそこを使ってくれればいいよ」

 この屋敷、中々に広いのだ。

 僕達の私室が三階、来客用の部屋が二階、パーティーホールや食堂、大浴場等が一階にある。


 ついでに地下にはワインセラーやら、僕の工房やらがあったりする。必要ない設備もある気がするが、その内必要になるかもしれないと姉さん達が言うので、設計に入れて貰ったのだ。

 そりゃ金貨二十三枚は行くよね。


 その後アルファと相談して、出発の二日前に招待する事に。そこで裏事情を説明し、ついでにアーカディア島を見て回って貰う。

 その後で、ヴォルフィードへ出発する事に決定した。


 それじゃあ、張り切ってエミリオとシャルを招待する準備を進めるか! 

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