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刻印の付与魔導師(エンチャンター)  作者: 大和・J・カナタ
第14章 アヴァロン王国Ⅱ
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14-05 シンフォニアの勇者/試乗会

これまでのあらすじ:各国の王に、強欲の化身の真実を話しました。

 世界会議と、王のみで集まった勇者の情報交換。終わったのはちょうど夕方少し前だ。

 僕は各国の王達を遊戯室へ連れて行く事に。すると、遊戯室では参加者同士で相当盛り上がっていた。

 そんな中、僕達に気付いたアルファが歩み寄って来る。

「話は終わったのか」

「あぁ、王様同士の内緒話は終わりだ。あとは、お楽しみタイムだな」

 更に歩み寄って来る、ブリックやマック。

「俺らにも内緒の話なのか、ユート?」

「水臭いじゃないか」

 信頼の置ける彼等には話してもいいとは思うんだが、そうすると他の国の王子とかにも話さなくてはならない。そうすると、どこから話が漏れるか解らないんだよな。後で、こっちから仲間内にだけこっそり話すか? 


 すると、助け舟を出してくれたのはアンドレイ叔父さんだった。

「ユート君は照れているだけだな。勇者に対する自分のスタンスを私達に明かしたんだ」

 そして僕が話した内容を、その場にいる者全員に聞こえるように話す。

 勇者はこの世界の都合で連れて来られた、被害者である事。彼等は兵士でも騎士でもなく、この世界の協力者である事。勇者に対して無理強いや強引な命令をしないようにする事。

 まぁ、確かにそれは話の中で言ったわな。嘘では無い。


「ふむ……過去の勇者やレオナルド様の偉業から、勇者は戦い世を救うのが当然という風潮に、釘を差したわけか」

「成程なぁ。確かに言われてみりゃ、こっちの都合で来て貰ってるんだよな」

「そういうところはユート殿らしい」

「流石だ、我が友よっ! 重責に押し潰されそうな彼等の! その心を! 守りたいと! 君は言うんだねっ!!」

「……違わないけど、とりあえずポーズ取って回るなよ」

 シャルル、はよカミーユを……ダメだ、シャルルはダーム王子と何やら談笑して頬を染めている! 邪魔してはいけないパターンだこれ!


「そんなん世界会議の場でも良かったんじゃねぇの?」

「グハハハ! だから言ったではないかユート殿、わざわざ王だけに言わずとも、と!」

「クックック……竜王よ、彼はどうやら照れくさいらしい」

 アンドレイ叔父さんに続いて、竜王やシンフォニア王があたかも話の内容がそれであったかのように告げる。その心遣いに感謝しつつ、僕をダシにするのはどうかと思います。


「そうだ、折角シンフォニアとアヴァロンの勇者が揃っているのだ、各々に自己紹介をして貰ってはどうだ?」

「それは良いな、ユエル王! トルメキアとしても、勇者殿達にお願いできればと思う」

「そうですね、ここで顔と名前を覚えて貰い、何かあれば力になれるようにするのはよろしいでしょう」

「確かにそれもそうさね、何か困った時は相談なんかもしやすくなるんじゃないかい?」

 シンフォニアに続き、新加盟国が話題を逸らそうとしてくれた。

 ……うん、いい人達だな。これから仲良くやっていけそうだ。


「どうだ、皆?」

「はい、先輩。問題ありません」

「僕は構わないです」

「私もオッケー!」

「ええ、私も大丈夫です」

 アヴァロン側は特に問題なしだ。

 そして、シンフォニア王が勇者二人に向けて言う。

「ノブヨシ、フミナ。大丈夫か?」

 穏やかな表情で声をかけるシンフォニア王に驚きつつ、二人も首肯で返した。


「それじゃあ、アヴァロンの勇者からでいいか?」

 壇上に立つ勇者達の内、一番端に立ったユウキが一歩前に出る。

「錬成魔導師の勇者、ユウキ・サクライです。今は、アヴァロン王の右腕として頑張っています」

 僕の右腕と公言したので、新加盟国の面々の視線が僕に集まる。

「名実ともに立派な僕の右腕だ。強いよ、実力だけではなく、精神的にもね」

 僕の言葉に、ユウキが照れ臭そうに微笑む……あそこでラピストリア王女が、頬に手を当てて何かブツブツ言っているな。


「えー、魔導師の勇者マナ・ミナヅキです! そういえば私って、役職とかは何になるのかな?」

「いや、特に決まってないな」

「そっかぁ。じゃあ、とりあえず王の右腕の恋人という事で」

 ピシッ……と空気が張り詰める音を聞いた気がした。

 ラピストリア王女が顔を引き攣らせて固まっている……やっちまったなぁ。まぁ、傍から見ている分には面白くなりそうだけど。


「えー、次。メグミ」

「あ、はい。盾騎士の勇者メグミ・ヤグチと申します。アヴァロン王の婚約者で、第六王妃になる予定です」

 その自己紹介に、初見組がおおぉ……とざわめく。

「勇者を娶るとは、アヴァロン王も隅に置けぬな」

「そういえば、ご婚約者が九名もいらっしゃるとか……」

 ポーラ公国の宰相と騎士団長が、ヒソヒソといった様子で話している……が、声は抑えてない。多分、聞こえるように言ってるのだろう……。


「次は私……かな? ラルグリス王国の勇者で、アヴァロン王国に留学中のノゾミ・モチヅキです。ジョブは神官ですが、剣術も多少扱えます」

 ノゾミは優等生っぽい自己紹介で、可もなく不可もなく。

 フリードの恋人もしくは奥さん候補と、こっちで言ってやった方が……いや、セクハラ・パワハラになる、やめよう。

 ちなみに、ラルグリス王は自国の勇者二人が死に、ノゾミもアヴァロンに留学しているわけだが、特に現状に文句は無いらしい。一応、後で話をしておくか。


 さて、シンフォニアの勇者の出番だ。

「ノブヨシ・ナルカミ、武闘家の勇者です。来たるべき時に備え、腕を磨いている最中です。どうぞよろしくお願いします」

 そう言って一礼。

「真面目で実直そうですな」

「うむ、リーダーとして集団を率いる素養があるのでは?」

 そんな事をトルメキアの文官二人が小声で話している。

 僕的には、彼は副官タイプだと思うんだけどな。まぁ、リーダーに向いているカリスマ性を持っているのは多分、マサヨシくらいか? いや、セツナ・セイジョウインも可能性があるんだな。


「狩人の勇者で、フミナ・ヌマジリでぇす。よろしく〜」

 ギャル系だったか、やっぱり。髪も金髪だし、メイクも濃いから、そんな気はしていた……あれ、メイク道具って現地調達したのかな?

 気抜けしたような声でする挨拶や立ち姿も、「アタシやる気ねーから!」って感じだな。世界同盟の場、世界各国の面々が集まる中でこの態度を取れるのは、ある意味大物なのかもしれない。


 まぁ、勇者の集いでは会話する状況じゃなかったから、二人のキャラもこれで少しは解った。

「シンフォニアの勇者と話すのは初めてだったな、今後ともよろしく」

 笑顔でそう告げると、一礼するノブヨシ。

 しかし、フミナは顔を顰めてこっちを睨み付けた。

「はぁ!? ありえねーし!!」

 そっすかー、ありえねっすかー。何故に?

「ってか、アンタあれでしょ? カブラギ君の敵なんでしょ? なら、アタシにとってもアンタは敵だし!」

 こいつ、マサヨシに一目惚れしたのか! 成程、あいつは見た目イケメンだからな……中身は残念だけど、見た目はイケメンだからな!


 さて、フミナの発言に焦るのはシンフォニア王国の面々だ。

「よさぬか、勇者フミナ! 相手は一国の王だぞ!」

 慌ててフミナを諫めるシンフォニア王だが、フミナは目を更に吊り上げて反論する。

「そんなん関係ないじゃん! アタシはこんなヤツによろしくする気ねーから!」

 うん、いっそ清々しいな。

「そうか、まぁ仕方ないね」

「す、済まぬアヴァロン王! 勇者フミナには、こちらからよく言って聞かせるから……」

「あはは、怒ってるわけじゃないよ。これで怒るほど、度量の狭い人間じゃないぞ?」

 フミナの暴言くらい、笑って流してやるとも。理由は簡単、ここで言い争いになっても、誰も得をしないからだ。

 しかし成程ね。この沸点の低そうなフミナ・ヌマジリ。彼女ならば“憤怒の大罪”を抱えていても、まぁ不思議ではないな。


「ちょっとアンタ、アタシが心の狭い女だって言ってんの!?」

「そういう意図は無いよ」

「フンッ! 王様だか勇者の息子だか知らないけど、調子に乗んなよ! このハーレム野郎が! スケコマシ! 女の敵!」

 言いたい放題ぶちまけて、フミナは壇上から飛び降りてパーティー会場から出て行った。すぐに、その後を追って女性兵士二名が走っていく。


「ははは、随分嫌われたもんだな」

「済まぬ……あれは中々に自分本位な娘でな……」

 シンフォニア王が、深々と頭を下げて来た。気にする事ないのに。

「中々に手を焼いていそうですわね、シンフォニア王」

 ポーラ大公が、苦笑しながら近付いてくる。

「それにしても、アヴァロン王は寛大ですわね。あんな事言われたら、普通は怒るものだと思いますのに」

「やはり、勇者だからか?」

「いや、それは別にどうでもいいんだ。単に、マサヨシ・カブラギに一目惚れか何かしたんだろう。それで僕に食って掛かるなんて、恋する乙女のちょっとした可愛げじゃないか」

 その言葉で、周囲の人達は納得したらしい。


 しかし、そうでない人達がいるわけで……。

「……さて、どうしましょうか」

「そうですね、どうしましょう?」

「少し身の程を教えて差し上げた方が宜しいのでは?」

「そうですね、ユートさんにあそこまで暴言を吐いたんですもの……」

「……あれは、敵」

「お兄ちゃんが許しても、私達が許さないよ……」

「土下座させて謝らせるー?」

「いくら勇者様だといっても、あの態度はあまりにも酷いです……」

 おい、そんな黒いオーラを放出してんじゃないよ。

「ふふふ……先輩にあんな事を言うなんて……」

 壇上で笑いながらキレてるメグミ。


 皆の視線がウチの婚約者に集中している……はぁ、仕方ないなぁ。

「アヴァロン王国一同! この件は、僕の権限で不問にする! 余計な事をしたら……」

 どうしようかな? あぁ、アレでいいや。

「ヒルベルト王にやったアレ、やるぞ?」

 ピシッ……っと、空気が凍った。

「解ったな!」

「「「「はいっ、陛下!!」」」」

 一糸乱れぬ敬礼! 婚約者以外も、総員敬礼! ってか、新加盟国以外の面々もなぜか敬礼! それを見て、頬を引き攣らせる新加盟国の面々! 

「「「「ヒルベルト王に何した、アヴァロン王!?」」」」」


 数分後。

 再び遊戯室で、爆笑の渦が巻き起こりました。ヒルベルト王は犠牲となったのだ……。


************************************************************


「あぁ折角だ、改めて婚約者や仲間達を紹介させて貰おうか」

 僕は婚約者・ユウキの恋人・フリードチーム・使用人勢の順で紹介していく。

 ユウキの恋人三人の紹介の所で、ラピストリア王女の目がクワッ!! ってなった。見てて、ちょっと面白い。


「そう言えば、資料は送っていたがまだ正式に紹介していなかったな。第一王妃モリガンと第二王妃セシル、息子のビックスにロビン、娘のハンナだ」

 ユエル王の紹介に、五人が一斉に会釈する。

「うむ、我が国も紹介させて貰うか。妻のメリッサと娘のフィーリアだ」

 トルメキア王は一人しか奥さんいないのか。跡取りが娘しか居ないとなると、王位継承問題大変そうだな。


「では、我がシンフォニアも……といきたいが、残念ながら独り身でな」

「うふふ……私もですわ。アヴァロン王、良い人はいないかしら?」

 シンフォニア王とポーラ大公の言葉に、苦笑する。

 うちの中核メンバーは皆、相手か想い人……もしくは良い感じの相手がいるからなぁ。

 ん? エミル? エミルはまだ、その辺早いでしょ。


「あ、その……!」

 プリシア王女、ガッチガチだな。

「そんな緊張しなくても、だーれも取って食いやしないさね」

「そうだよ、プリシア王女。まぁ、同年代だし気楽に接してくれればいいさ。王位に就くのだって、僕と数ヶ月しか変わらないんだし」

「はっ、はいっ! ありがとうございましゅっ!」

 噛んだ。


 緊張を解してあげたほうが良いんじゃないかな。

「折角だし、晩餐会まで女性陣でお茶会でもして来たらどうかな?」

「それは良いですね、皆さんいかがでしょうか?」

 僕の提案を支持したキリエに、女性陣が首肯する。

「それなら、こちらはこちらで晩餐会までの間、何かするかね?」

「あぁ、だったら男性陣は魔導兵騎の試乗でもするか!」

 その言葉に、各国の王達が目を輝かせる。やっぱ、男性陣はこういうのに心惹かれるよね?


「それではウチからは、騎士団長のジルベールを参加させましょう」

「かしこまりました、大公様」

「んじゃあ、魔法国は宮廷魔導師のトリスヴァンを参加させるかね。いいかい、トリスヴァン」

「ええ、ええ、お任せを」

 その返答を受けて、女性陣は連れ立って歩いて行った。

 あっ、プリシア王女がこけた!

「なんというか、微笑ましい少女だな」

 年が離れていないアルファの年上目線の発言。まぁ、言いたい事は解る。


************************************************************


 さて、やって来たのは練兵場の脇にある魔導兵騎専用の訓練場。普通の練兵場よりも広範囲かつ頑丈な訓練場が必要になるから、新設しちゃったよ。

「こ、ここで魔導兵騎の訓練を?」

「まだ作ったばかりで、使用していない設備なんだけどね」

 うちの兵士達はほとんど新兵だったから、そっちの訓練ばかりだったのだ。ようやく実力も目標値に達したから、魔導兵騎の訓練を今後行う予定。

「新加盟国もいるわけだし、次の世界会議より前にでも、もう一度アヴァロンで魔導兵騎の訓練を実施しようか。世界会議の時に訓練の感想とかを聞きたいし」

「それもそうだな」


「うむ……それで、アヴァロン王よ。魔導兵騎の方なのだが……」

 ウズウズした様子のトルメキア王。

「世界同盟加盟国の間に差は無いようにしたいから、他の加盟国と同じ台数の魔導兵騎を現在建造するようにしているよ。もう七割方建造済みだ」

 加盟国の間で、台数等に差が出ると不平不満の元になるからね。専用機の数も、結局五機までと台数を確定させたし。


「ふむ……まぁ、致し方あるまい。国家間の不和の元になる可能性が大いにあり得るからな」

「そうだな。それで、今現在は一つの国に何機貸与出来るのだ?」

「一国につき二十機だね。新加盟国の分は、現在十五機まで完成している」

 その言葉に、国家の代表達が面食らった様子を見せる。かなりのハイペースで造っているからなぁ。

「よ、よくそんな事が可能だな……」

「王としての政務に支障は出ていないのか?」

「そこは、何とか」


 無論、遺失魔道具アーティファクトを製作できると言っても、無尽蔵に製作可能な訳ではない。特に、魔導兵騎の様な大きな物や精密な物はね。

 しかし、僕には自動生産工場ファクトリーという強い味方が居るので、素材さえ切らさなければ自動的に組み上がるようにしているのだ。魔力は持っていかれるんだけどね。


「それじゃあ、実際に体験して貰おう! 先程渡した王笏セプターを用意してね。ユート・アーカディア・アヴァロンの権限を以って王笏セプターの制限解除、魔導兵騎五機の貸与を許可! 今回は新加盟国歓迎のために無償で貸し出すよっと!」

 僕も円卓の座ラウンドワンを使って自分の専用機バハムートを召喚。

「おぉぉ……これが、あの……!」

「うむ。アヴァロン王の機体を見るのは、勇者の集い以来だが……なるほどこれは素晴らしい」

 バハムートは試験機の扱いだけど、相当に機能を詰め込んでいるオーバースペック機だからね。量産機が並ぶ中だと、やはりバハムートは目立つ。


「で、では……」

 王笏セプターを翳して、量産機を召喚するトルメキア王。

「こ、これが……!」

「乗り方は、こういう感じで……」

 バハムートにゆっくり乗り込み、実演する。

「ふむ、どれどれ……」

「ははは、これは血が滾りますな!」

「これほどの物を作り上げるとは……いやはや、お見逸れしましたぞ!」

 皆、それぞれに興奮していらっしゃる。


「さて、我々は折角なので少し空中散歩でもして来ていいか?」

「自由だな!? いいけどさ」

 アルファ達の専用機ももうすぐロールアウトだな。一応、使用時はこっちにログが届く事は伝えているから、悪用はしないと思うけど。

「おぉ……あんなに自在に飛べるのか!」

「何という……まるで伝説の武器ではないか!」

 良いから、とりあえず乗ろうぜ? 話はそれからだよ。


 数十分後、アヴァロン王国上空。

「おぉっ! これは気持ちが良いな!」

「ええ、まさか自分が空を飛ぶ事が出来るとは思ってもみませんでしたぞ!」

 ユエル王と、ポーラ騎士団長が並んで空を舞っている。

「ふーむ、確かにこれ程の遺失魔道具アーティファクトなら、貸与という形を取るのも頷けるな」

「確かにそうだな、これは……凄い。凄すぎるな」

 シンフォニア王とトルメキア王は、魔導兵騎による武力行使の恐ろしさが解るようだね。

 やはり納得させるには、一度乗らせてみるのが一番だわ。

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