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短編:詩&エッセイ

ささやき

作者: 尖角

「好き、好き、好き」


俺は君に会ったら、三度好きと囁く。


耳元で囁けば、君の頭に残ると思って。



「好き、好き、好き」


一度目の「好き」は、君のことを想って。


二度目の「好き」は、死んでも一緒にいたいと願って。


三度目の「好き」は、やっぱり死にたくないと。



永遠なんてものがないことは知っている。


だけど、君との時間は、他で感じるものより長い。


ずっと、ずっと、ずっと、長く感じてしまう。




永遠を願ったところで、いつかは死を迎える。


その時に、君に俺を覚えておいて欲しい。忘れて欲しくない。



手をつなげば感じる温もり。 キスをすれば感じる愛。


話していれば自然に笑顔になれる。 俺はお前が好きだ。




だから、永遠を願う。


願っても叶うことはないけれど。


だから、せめて、来世で一緒になりたいと願う。


俺のまだ知らない世界。 誰も知らない世界。


もしかしたら、叶うかもしれない。


願ったら、また一緒にいられるかもしれない。



俺はお前を手放したくない。 お前は俺のものだ。





だから、俺は君に会ったら、三度好きと囁く。


一度目の「好き」は、君のことを心から想って。


二度目の「好き」は、死後の世界でも一緒にいたいと願って。


三度目の「好き」は、やっぱりお前を残しては逝きたくないと。







俺はお前のモノ。 お前は俺のモノ。 好き、好き、好き。











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