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短編:詩&エッセイ

ただいま・・・

作者: 尖角

家に帰って「ただいま」を言っても、


 誰も返事をすることのない、独り暮らし。


「寂しい」なんて一言で片づけられるほど、


 僕の気持ちは単純じゃないし、強くもない。


僕の心は寂しすぎて、悲しすぎて、辛すぎて、


 完全に弱り切っていて、それでも 帰る家は一つだけ。


色々と気持ちが溢れるばかりで、日々を泣いて過ごすので精一杯。


 僕は、何度枕を涙で濡らしたのだろうか。 もはや、覚えてなどいない。


辛くても、前を見なきゃ。 悲しくても、涙を拭わなきゃ。


 前に進めないと分かっているから、僕に出来ることは実に単純で、


だけど だからこそ、そんな単純な人生が嫌で誰かに教えて欲しくって。


僕は、何をすればいいのか? 指示してくれる人がいれば単純なのに。


 なのに、この世界は僕の思う通りにならない。 なろうともしない。


なぜ、自分のことは自分で決めなきゃいけないのか?


 なぜ、面倒な人とのかかわり合いをして生きなきゃいけないのか。


一体、僕は何をして生きて、 どうやって死んでいけばいいのだろうか?


 全く以てわからない。  それも、自分で探せというのだろう―――。

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