七
この話は第7話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。
前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。
もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。
by霧崎刀
俺はまだ楽なうちに少し疑問に思った。
簡単に入れるはずなのになぜ百人ほどしか新入生がいなかったのか。ということである。
ただそんなことを考えているうちにもうすぐきつくなってきた。
刹那「まだ30回か…」
俺には30回という回数が途方もなく感じた。
刹那「こっから折り返し…大丈夫か…?」
俺はそんなことを感じつつ60回を目指し、走り続けるのだった。
それから体感5分ほど走り続けて回数を聞くと回数は50回だった。
遠藤「もう2人ぐらい脱落した?」
刹那「そうみたいだな。」
周りを見ると2人ほど退学が決まったようだ。
そして走り続けて60回。
俺らは一気に力を抜いて倒れた。
千田T「よく皆さん走り切りましたね。ですが…この2人には退学とさせていただきます。」
俺はその二人が一緒にどこかへ連れていかれるのを見た。
刹那「先生。あの二人はどこに行くんでしょうか。」
千田T「私にもわかりません。」
遠藤「刹那!そんなこと言わずに次の種目に備えないの?持久走だよ?」
刹那「持久走ってシャトルランとほとんど一緒なんじゃ…?」
遠藤「でもターンとかないから楽じゃん?」
刹那「そうなのか…?」
そして持久走が始まった。
千田T「ひとまず1500mを6分以内に走り切れなければ退学です。」
刹那「6分だったらいけるのか…?」
遠藤「でもシャトルランした後だよ…?」
俺らはシャトルランで疲れた足で走りに行った。
刹那「今で500mか?」
俺らはトラック1週を走り切り、500mを突破した。
遠藤「というかトラック1週500mって広すぎない?」
刹那「そんなこと今どうでもいいだろ…!」
そんなことを言っているとクラスメイトが一人倒れた。
刹那「お前大丈夫か!」
遠藤「そんなこと気にしてる暇があったら走らないと!」
俺はその子を仕方なく放置して俺は走り続けた。
千田T「終了です。」
俺は6分以内に走り切ることができた。
だが、1人は途中で倒れ、退学させられてしまった。
千田T「今回で1人は退学になってしまいました。残念ですがこれから頑張っていきましょう。」
刹那「どうすりゃいいんだよ…これから…」
遠藤「今から未来考えてても意味ないよ?」
刹那「そっか…ありがとう。」
俺は遠藤さんに励まされつつ1時間目を終わった。
俺らは教室に戻ると先生からとあることを告げられた。
千田T「2時間目は休憩です。皆さん学校を出ないようにしてください。」
刹那「ん…?」
俺は次の授業に対して構えていたので急に気が抜けた。
遠藤「何の真似よ…?」
千田T「1時間動いた後にさらに1時間動けるわけないでしょう?」
刹那「まあそれはそうだが…」
そこで一人のクラスメイトが先生に向かって言った。
生徒A「千田先生?もしも学校から出てしまった生徒はどうなるんですか?」
千田T「私にも詳しくは知りませんが、きっと退学は免れないでしょう。しかし、学校内の探索は可能ですのでご自由にどうぞ。」
生徒A「分かりました。」
刹那「じゃあ探索に行くか。」
遠藤「ほんとに探索する気?」
刹那「せっかくのチャンスだよ?」
遠藤「さっき走ったばっかりじゃないの?」
刹那「それでも将来役に立つかもしれないだろ?」
遠藤「将来なんて今考えてる余裕はあるの?」
刹那「考えてなきゃこんなこと言わないだろ?あとお前も来るか?」
遠藤「私に行く余裕はないよ。」
そして俺は一人校内を探索することにした。
刹那「ひとまずここが2階か。」
まずは俺らが今いる2階について調べることにした。
Dランクの教室は一番端の教室で、東館にあるようだ。
東館と西館は4階渡り廊下でつながっており、西館はSランクの人かSランクの担当教師、または校長の許可を得た人物のみしか入れない。
刹那「現状東館しか探索できないから東館を探索するか。」
俺はひとまず東館にある教室を調べることにした。
どうやら2階には端からDランククラス、武術基礎訓練室α(アルファ)、武術基礎訓練室β(ベータ)、空き教室、武術基礎訓練室γ(ガンマ)、休憩室という名前の教室があった。
刹那[さすが日本最強の高校。今まで思っていた学校とはずいぶん違いそうだな。]
そして少し気になり、武術基礎訓練室αという名前の教室を少しのぞいてみた。
中を覗くと一緒のクラスの奴らが必死にトレーニングをしているようだ。
その教室にはランニング器具、ダンベルやベンチプレスなど、まるでジムのようだった。
中を見ていると人に話しかけられた。
???「あなたは今年から入った人ですか?」
刹那「そうです。」
???「これから一緒のクラスで頑張りましょう。あなたの名前は?」
刹那「天野刹那って言います。」
辻「僕の名前は辻一香って言います。よろしくお願いします。」
刹那「よろしくお願いします。」
辻「よければこの学校案内しましょうか?」
刹那「いいんですか⁉それじゃあよろしくお願いします。」
そして辻さんに案内してもらうことにした。




