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俺は模写眼  作者: 霧崎刀
帝高編 1章Dランク
12/15

十二

この話は第12話です。まだ前の話を読んでいない方は先にお読みください。


前の話の終わりとこの話の始めは続けて読むことをおすすめします。


もしかしたら関西弁が入っているかもしれません。ご指摘いただけると幸いです。


by霧崎刀

刹那「やっぱり味噌ラーメンおいしいわ。」


永遠「ラーメン食べてるの?」


刹那「やっぱり手作りもおいしいけどカップラーメンもおいしいんだよな~」


永遠「そんなんで強くなれるとは思わないんだけど…」


刹那「別に俺は最強になりたいわけじゃないんだけどな。」


永遠「なんでよ。刹那は義父を探すんでしょ?」


刹那「まあそうなんだけどさ。でも最強じゃなくっていいでしょ?」


永遠「最強だったら一瞬で救出できると思うんだけどな…?」


刹那「けど今どこにいるかすらも分からないからな…」


永遠「ひとまず勉強でもする?あの高校は勉強は回数少ないらしいし。」


刹那「そういえば学校に行って座学をしなかったしな。」


永遠「ひとまず数学でもやる?」


刹那「数学か…教科書とかあったっけ??」


永遠「執事が用意してくれたわ。それをやりましょう。」


刹那「なんであるんだよ…まるで未来予知でもできるみたいだな。」


永遠「いや普通に高校入ったら教科書買うでしょ。」


刹那「確かにそっか。」


そして俺らは教科書を見始めた。


刹那「整式の整理?何これ。」


永遠「ちゃんと文章読んでやってよ…」


刹那「次の式をyに着目し、次の式を整理せよ…?むずすぎるだろ!」


永遠「ちょっとだけでもやってみなって。」


刹那「1+3y^2+x^2 y^2+2y+x^3か…式長すぎだろ!」


永遠「ひとまずヒント見つつ解いたら?」


刹那「同類項を見つけ、降べきの順に並べる?ほんとに何言ってんのかさっぱりわかんないわ。」


永遠「ひとまずyだけ探してまとめるんだよ。」


刹那「そういうことか…?」


それから6時まで勉強を進め、ある程度は理解ができた。


刹那「もう頭つかって疲れたよ…」


永遠「じゃあ執事に食事作ってもらってるから食べましょう。」


執事「刹那さん。お嬢様。お食事の用意ができました。」


永遠「今日は贅沢するんだっけね。」


執事「お嬢様のお父様からお肉が届きました。」


刹那「どんなお肉なんですか?」


執事「こちらです。」


永遠「これは何の部位なの?」


刹那「多分牛肉のシャトーブリアンじゃないかな。高級肉の。」


執事「よくご存じで。」


永遠「刹那って豆知識とかは良く知ってるよね。」


刹那「昔叩き込まれたからね。」


執事「ひとまず食べませんか?焼肉。」


永遠「楽しみね!」


そして俺らはおいしい焼き肉を楽しんだ。


執事「食べましたね。」


永遠「おいしかったね。」


刹那「まさかDランクなのに俺がこんなものを食べられると思わなかったよ。」


永遠「まあいいじゃない。せっかくだから喜びなさいよ!」


刹那「まあそっか。じゃあ俺はお風呂でも入ってくるよ。」


永遠「入ってらっしゃい。」


そして俺は早めにお風呂に入った。


刹那「やっぱり落ち着くな…」


俺はお風呂に入りながらあることを考えていた。


それは永遠の能力についてだ。


刹那[永遠の能力っていまだに聞いたことないよな…]


前に聞いたときはまだ教えられないといわれてしまった。


刹那「まだってなんだろうな…」


そしてお風呂から出て寝る時間になるまで勉強をして、寝た。


翌日


刹那「もう朝か…学校行かなきゃな。」


そして学校に向かうとまだクラスメイトは全然来ていなかった。


刹那「全然人いないな…」


なので俺はせっかくなので勉強を始めた。


刹那「昨日の復習をしよう。」


俺は永遠からもらった高校範囲の数学の教科書を解いていると突然アナウンスが鳴り響いた。


校内アナウンス「襲撃者が現れました。職員はすぐに対処してください。」


そう聞こえたが、今校内の教師は数人いるかどうかだ。そして生徒は…俺といて数人だろう。


なぜならば今は授業の開始時間の20分前だからだ。


刹那「どうしようか…」


そんなことを言っていると誰もいないこの教室に人が入ってきた。


???「お前はここの生徒の刹那か。」


俺は首を横に振った後、デザートイーグルを手に持ち、突き出した。


???「嘘は良くないんじゃないか?あと俺は攻撃をするつもりはない。」


刹那「何が目的だ。」


???「俺が聞きたいことはたった一つ。お前はSランクと共に過ごしているのだな?」


刹那「それがどうした。」


???「いいからさっさと答えろ。」


刹那「じゃあその前にお前の正体だけ明かしてもらおうか。黒いフードをかぶっていても分からないからな。」


???「じゃあ話そうか。俺はこの能力社会を良く思っていない人間。アビスだ。」


刹那「ちなみに俺はSランクとは過ごしていない。」


アビス「そこまでして噓をつくか。」


刹那「何者なんだよ…」


アビス「それじゃあ。」


刹那「逃がすわけがないだろ?」


俺はそのままデザートイーグルを発砲した。


アビス「それだけだ。じゃあな。」


その人にたやすく弾丸を受け止め、逃げられた。


刹那「威力の改良が必要か。」


俺は自作で銃を作ろうと決意した。

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