表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
tea break  作者: 龍門 
5/9

≪ 現実 ≫

少しずつ・・・少しずつ・・・終りが始まる。



 混乱・・・何て、簡単に言葉では表せれるモノではなかった。


 行けた筈の屋上。

 居た筈の少瀬来間月。


 けれど・・・。


 コンクリートの壁で、閉ざされた屋上。

 存在すら消えている瀬来間月。


 そして・・・。


『気付いたら、壊れる』


 この言葉の意味。


 全て、解らないままだ。





 屋上に行けなくなって、2週間は経とうとしていた。


 学校は変わらず、私にとってはまた元に戻った様な気がしていた。


 あれは、夢だったのだろうか?

だが、あまりにもリアルだった。それに・・・


 喜央京助はどうなったのか?


 それが、凄く気になっていた。


「すまんが、ちょっと良いか?」


 この前、喜央の事を聞いた喜央の同級生を呼び止めた。


「どうしたの?会長」


 迷っていた。もし、これで喜央京助の存在すら消えていたら・・・。


「あ・・・あのな・・・」


 だが、聞かなければ私は何も知る事が出来ない。


「喜央・・・京助の事・・・なんだが」


 私が尋ねると、喜央の同級生は、首を傾げた。


 ・・・はやりか。


「最近見てないけど?」


 !?


「えっ?」


 思わず聞き返した。


「またどっかで、サボってるんじゃないですか?」


 喜央の同級生は、笑いながらそう言った。


 消えてない・・・喜央は存在している。

そうか・・・喜央は居るのか・・・。


「ちょっ!会長!?どうしたんですか?」


「えっ?」


 泣いていた。涙を流していた。

 私は慌てて顔を拭った。


「す、すまない。どうもありがと!」


 私はそう言って、その場から離れた。


 何故、私は涙を流している。


 嬉しかったのか?けれどもどうして?


 でも、また会えるって思ってると言う事は、嬉しいのかもしれない。









「最近・・・来てないの?」


 隣で、棒付きの飴を舐めながら月が聞いてきた。


「誰の事?」


 ワザととぼけた風に言ってみた。けれども今は真面目な話をしている様だったのか、凄い目つきで睨まれてしまった。


「すまん、すまん」


「で?来てないの?」


 同じ質問。余程気になるのか。


「来てないよ。この前の睨みが効いたんじゃないのか?」


 笑いながら言った。だが、やはり睨まれた。


「まぁ、来てないなら良いのさ」


 来てない・・・違うよ、月。

来てないのではなく、来れないんだ。


 きっと、誰かに訪ねたのだろう。屋上の事か、お前の事を。


「あんな子が来る場所じゃないからね、ここは」


 そう言って月は、空を見上げた。


「そう・・・かもな・・」


 多分、あの子は・・・咲隼秀里は俺の事を聞いているだろう。

 唯一存在している・・・俺を。


 月・・・お前には、まだ知って欲しくないのだが・・・。


「時期は・・・近いのか?」


「何か言ったか?」


 月が尋ねてきたが、俺はそれを無視した。

 何で、こうなったのだろうか・・・。


いや~なんだろう。路線変更でしょうか?

作者本人少し迷ってます。

ちょっと内容が伝わりづらいでしょうかね。


もう少ししたら解るんですが、その少しが長くなるか短くなるかは不明です。


まぁ~気長にやろうかと・・・


ここまで読んでくれてどうも!次もよろしくです。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ