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悪夢

「う~ん…。」

朝7時。

俺の1日が始まる。

俺は中学3年生で両親はいない。

俺が小学5年生の頃に両親はあの世に逝っちまった。

…俺だけ置いて……。


俺は布団から出ると洗面所に行き歯を磨く。

そして鏡を見ながら左目に黒のカラコン(collarcontact)をつけると、家を出た。

はぁ…

またつまらない1日が始まると思うと憂鬱になる。

学校は嫌いだ。




家から10分程歩き忌々しい学校が見えてきた。

こんな早い時間には、まだほとんどの奴等が来ていない。

俺は慣れたように教室へ行くと薄っぺらのカバンを机に叩きつける。

その時…俺は後ろから肩を叩かれた。

「え…。」

そう呟きながら振り返るが誰もいない。

気のせい…そう自分に言い聞かせると俺はいつものように小学生の頃の自分を振り返っていた。

小学生時代は…カラコンなんか出来なかったから思いっきり苛められた…。

俺の味方は母さんだけだと思っていたのに、その母さんまでが俺を見捨てて死んじまうなんて…!


俺は気付いたら寝ていた。

起きてみれば周りには既にクラスの連中が…。

「嫌な夢を見たな…。」

俺はそう呟くと懐かしいあの頃の自分を思い出しクスッと笑った。

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