資格は頑張った証拠①
みなさん、何か資格はお持ちですか? ここでいう資格は『国家資格』『公的資格』『民間資格』のことを言います。趣味の資格が悪いわけではありません。趣味の資格(そもそも趣味の資格を資格と認めない方もいますが。。。)は、個人の趣味に深みを与え、主にプライベートを豊かにしてくれます。かくいう私も、からあげが大好きなので『からあげ検定』なるものを保有しています。
就職活動になると、必ず企業様へ提出する書類に『履歴書』が出てきます。その中には資格欄があり、保有資格を記入して提出します。ここに書ける資格は、ぶっちゃけていうと趣味の資格以外全部です。履歴書の書式だと、記入できるのはせいぜい5つとか6つとかになると思いますが、10個の資格を持っていると、その会社に関係しそうな資格を抜粋して書く方が圧倒的に多いです。ですが、書き切れない場合は『別紙』と記入して、別に資格の一覧を提出できるといいですね。せっかく保有しているのに書かないのは保有していないのと同じになってしまうのでもったいないです。
経験談を2つお話しします。1つ目です。私は今の会社に41歳の時に転職をしました。その時の保有資格は23個で、履歴書には別紙と記入して、別に一覧を用意して提出しました。これが人事の方の目にしっかり止まったようで、面接時も資格に関してのご質問をたくさんいただきました。なぜその資格を取ろうと思ったのか、取得してどう活かせているのかなど丁寧にお答えしました。
採用後、面接をしていただいた上司に、自分みたいな40も過ぎた学歴もない何度も転職している人間をどうして採用してくれたのか聞くと、もちろん今までの経験も買っていただいたのですが、資格に関して『学ぶ』ということに真摯に取り組んでいる姿勢が、入社後も発揮されていい仕事をするだろうと判断したとおっしゃっていただきました。私の仕事は防災の仕事ですが、保有資格の中にはビジネスマナーの検定など、直接関係ないものも多く混ざっていましたが、『学ぶ』という姿勢を評価されたそうです。
もう1つは、以前務めていた会社で、ある資格の保有者が必要になった時、すぐに用意できなくて困っていたところ、部下の一人がその必要な資格を持っていたため、新事業に抜擢できたということがありました。入社面接時の履歴書には、その資格は関係ないと思って書かなかったそうです。ですが、資格保有者だったために新規事業に参加して実績を残し、元いた部署よりも大きな活躍をされました。
そういうこともあるので、資格はあるだけしっかり伝えてほしいです。
まとめると、
・資格は履歴書に書ききれなければ『別紙』として一覧を作成して提出する。
・それぞれの資格を取得した『きっかけ』や『どう活かせているか』を考えておく。
それだけでも、面接時には大いなる武器になっていきます。昔在籍していた人事課の上司の言葉で、
『資格はその人が頑張った証拠』
という言葉があります。口先だけではなく実績として見せられる一つの手段です。ですので、もし学びたいと思っていることがあるのならば、積極的に学びの時間を取り、資格があるのでしたら取得しておくことを強くおススメしておきます。