黒い会社体験談
残念ながら、世の中には黒い会社がいっぱい存在しています。『働き方なんちゃら』とか『スーパー何とかデー』とか政府は言ってますが、それでもブラックな企業、質の悪いのがわかりづらいスーパーダークグレー企業は全国にたくさん存在していると考えています。
かくいう私も色々黒っぽい会社に勤めてきましたが、言い訳すると私の時代はまだここまでインターネットが普及してませんでした。さらに言えば、『働く者が正義』みたいな昭和根性丸出しの企業がまだまだ多くありましたので、どうしても体育会系とか気合で乗り越えろ的な会社にあたってしまってました。今はインターネットの魔法で、かなり企業の細部まで調べることができますので、仕事を探すときは、
① まず〇〇業界を定める。
② 業界内の白い会社を探す。
この2つはしっかりやってみたほうがいいですね。それから、ブラック営業会社を転々とした経験談からすると、
① 残業時間が少ない&残業代がきちんと支給される。
② 週休2日(あるいは年間休日120日以上)&有給休暇取得率が高い。
この2つは当たり前っちゃ当たり前なんですけど、これがしっかりできている会社はなかなか少なかったりします。多少の残業はあってしかるべきだと思っていますが、この2つすらできない会社って、まず何かしらの闇を抱えているような気がします。あくまでも経験則ですが、私の勤めた営業会社はすべて2つとも当てはまってませんでした。
ついでにぶっちゃけますが、ブラック営業会社に勤めていた時の体験談です。いくつか並べておくので、これから社会人になる方は参考に、今、会社勤めしている方で『あれ? それうちじゃない??』と思った方は要注意です。あなたは『ブラックブラック病』か『社畜病』か『真っ黒け症候群』にかかっている可能性が高いです。すぐにご自身の勤怠と身心のチェックをしましょう。
・精神論&根性論が多い。
⇒元気があればなんとかなるとか、
気合と根性で頑張れみたいな言葉が多い。
⇒指導が行き過ぎてパワハラになっている。
・朝は比較的緩めの出社でも帰りが毎日遅い。
⇒『9時から17時』が基本と考えた時の比較
検討。※一部特殊職種は除きます。
・残業時間が長い。
⇒長時間労働、残業代が支給されないとか、
上限が決まっている。
⇒ひどい時は『固定残業』の名のもとにい
くらでも仕事させることも。
※『固定残業』がすべて悪いわけではな
いです。
・若いうちから管理職になれる。
⇒入社半年で店長とか、役職付いたら残業
代出なくなるとか。
⇒メインはアルバイトばかりで、社員は自
分だけで役職付きとか。
・給与が低い。
⇒業種にもよるけど残業代が出ないとか、
昇給や賞与がないとか不透明。
・離職率が高い
⇒特に入社半年以内に辞める人が頻発して
いるときは要注意。
⇒定年退職者の割合が極端に少ないのも注
意です。
ざっと思い返すだけでもこれだけ出てきますね。すべてが黒い会社認定とはなりませんが、少なくとも、私がいた黒い会社はこういうのが横行していました。今の会社に勤めて明らかに違ったのが、定年退職者の数です。毎年誰かしらが定年で勇退されていきますが、今までの会社、特に営業時代には、周りで定年しましたってのは記憶にないです。
まとめると、黒い会社でないことを事前にしっかり調べる。火のないところに煙は立たないものです。また、入社した会社がそういう会社でしたら、諸々総合的に判断して、やっていけるほどのものであれば頑張ってみる。長い目、10年後とか20年後とか考えて、自分が働いているビジョンが見えないのであれば、転職を考えるのも一つの正解です。
何より皆さんにお伝えしたいのは、『心身を壊してまでやるほどの仕事はない。』ということです。さらに言えば、毎月サービス残業が当たり前とか、有休休暇は退職者しか使えないとか、そういう企業でしたら、早めに見切りを付けましょう。大人の時間は長いですが、若い時間はあっという間です。ほかの章でも述べていますが、黒く染まっちゃダメですよ。『24時間働けますか?』ってCMソングが昔ありましたけど、とんでもない話です。ブラック、ダメ、絶対! ですからね。