将来の夢に悩め!
私の名前は水野忠、ただしペンネームです。まずは自己紹介をしたいのですが、自己紹介って、しっかりやろうとすると難しいですよね。どこまで話せばいいものか。
とりあえず、私の肩書を書こうとすると、それだけで1話分終わってしまいます。私は誰もが聞いたことがある巨大なライフライン関連企業のグループ会社で防災の仕事をしています。今の会社では社員ですが、役職としては『チーフ』という肩書になります。最近は横文字役職が増えて、どんな立場かよくわかりませんね。多分、世間一般的な主任クラスだと思います。
それ以外にも、関連企業の社員様へ防災訓練を行う『防災インストラクター』であり、救命講習を行う『救命インストラクター』でもあります。
資格での肩書を言えば、『警備員指導教育責任者』であり、『1級施設警備員』であり、『消防設備士』であり、『危険物取扱者』であり、『酸素欠乏硫化水素危険作業主任者』でもあります。
趣味で取った資格の肩書を使えば、『防火管理者』『防災管理者』『潜水士』『3級ブライダルコーディネーター』『認知症介助士』『看護助手認定実務者』『高齢者入浴アドバイザー』なんてのもあります。
また、ここでの肩書は『(素人)小説家』ですが、素人だとちょっと格好がつかないので、家族や友人には、『超三流作家』と言っています。また、ここでの活動は『売れない作家活動』ですね。小説家になろうに投稿しているくせに、小説家になろうとは思っていません。趣味なんです。そう言い聞かせています。安定した生活を送りたいものですから。。。(要はチキン野郎なんだな。)
趣味は小説を書くこと、野球観戦に資格取得。それからYahoo!知恵袋での回答。
学歴も専門学校卒ですのでたいしたことはない。要は、実態のはっきりしないしょーもない中年の既婚サラリーマンでございます。
エッセイというのがどういうものなのかよくわかっていないながら書き綴っていますが、この数年過ごしてみて感じていること、特に今の若い方たちにお伝えしておきたいことを勝手に書いていきます。
知恵袋では『将来の夢』のカテゴリーマスターになっています。ここでは、毎度、将来に夢を持てないと言う子達に回答をしています。毎日毎日、実に多くの学生さんたちが、将来何になればいいかわからない。あるいは、夢を持っていても親に否定されて悩んでいる。そう言った声を聞きます。
まず初めに、将来の夢を語らせることのある学校生活ですが、まずは『将来の夢がない』ことに対して、劣等感とか焦りを持たないでください。
よく考えてみてください。日本には1万数千種の仕事があると言われています。それを、学校で学ぶことも、教えてもらう時間も、極端に少ないのが学校システムです。学校の先生もすべての仕事を知っているわけではありません。私の年齢になっても、『こんな仕事があるんだ。』と気づくことが多くあります。
目に見えている仕事はほんの一握りです。その中で夢を語らせようとするから、みんなの夢が似たり寄ったりになるんです。アイドル、声優、女優、スポーツ選手、医者、看護師、公務員、警察官、などなど。
毎年必ずどこかで発表される『子供達に聞く、将来なりたい職業ランキング』という、実にしょうもないランキングがあります。間違ってもこの中で、私の『防災職』を目指す声なんて上がったことがありません。それなのに、大人たちは無理矢理将来の夢を決めさせようとします。
だから、なんとなく知っている仕事の中から無理矢理選び、なんとなくその道に進むか、挫折するか、何も決められず漠然と進学して、なんとなく社会人になっていく方が多いのです。
学校生活は、小学校から大学まで、ストレートに行って16年間を学生として過ごします。ですが、社会人は大卒で就職して60歳が定年としたら、38年を社会人として生きていかなければならないです。これからの時代はもっと長い時間を社会人として過ごしていくかもしれないです。
それなのに、『昨日の宿題やってきたか?』くらいの軽いノリで、『将来の夢決まったか?』と聞いてくる大人達がいます。40年近く過ごすことを軽く決めさせ過ぎなんです。もっと真剣に世の中の仕事のことを調べ、早いうちにやりたいことを絞っていき、その職に就くにはどんな学歴が必要なのか、どんな資格が必要なのか、それを学ぶためにはどんな進学先を選べばいいのか、そうやって進路を決めていくと、この16年間の学校生活が、なんとなく過ごしていくよりももっともっと有意義なものになるはずです。
だから、将来の夢に関しては、たくさん仕事の種類を調べ、ピックアップしていき、たくさん悩んでいってほしいです。全部を知ることはできなくても、調べれば調べただけ選択肢は増えていきます。そうやってたくさん悩んで調べて決めるからこそ、迷うことなくその道に突き進めると考えています。
そんな将来の長い若い皆様へ、そして、そんなお子様をお持ちの親御様へ、少しでも何かヒントになればいいなと思って、このエッセイをお伝えしていきます。少しでも皆様の力になり、進むべき進路を見出していけたら、その助けになれたら嬉しいです。
さぁ、これから社会へ進むみなさん。一緒に未来を考えていきましょう!!