【登場人物紹介】~第二幕 ※画像注意
※第二幕の登場人物紹介になります。ネタバレを含みますので初見の方はご注意ください。
※イメージ絵が出ますので、苦手な方は表示をオフにしてご覧ください。
<主要人物・安曇家>
◇安曇拓磨(陰陽師)
本作主人公。容姿端麗で、都でも随一の腕を持つ名高い陰陽師。
人間嫌いであり専門は妖怪討伐。
幼い頃に愛する母を亡くし、父も妖怪・雷龍の手によって心力を奪われ死去。
現在は自身の式神二人と、諸事情により妖怪の華葉と共に暮らしている。
元々〝気〟の察知能力が長けていたが、五感を鍛える修行を行ったのと
父が残した『安曇陰陽記』により、質の高い心力の生成が可能となる。
自身が愛する桜を象徴とする華葉を、無意識に気にかけているようだ。
◇華葉(妖怪)
本作女性主人公。貴族の姫と見間違う程の美人。
ある日拓磨の屋敷の庭で倒れているところを、拓磨に救われたため
彼を守ることが自分の使命とし、式神と偽って行動を共にしている。
自らについての記憶がなく、何者かも何処から来たのかも覚えていないが、
桜妖術という術を操ることなどから「桜の妖怪」であると推測される。
また木々の気を集めて他者に与え、陰陽師に心力回復させることができる。
貴族の姫・美月に出会い、妖怪とはどうゆう生き物かを思い知る。
◇暁(式神)
拓磨が操る、彼が最初に召喚した式神。
妖気の察知に敏感な能力を持ち、拓磨の任務の同行を担う。
元は山鳥で、式神としての真の姿も茜色の濃淡が美しい山鳥。
明るくお転婆な性格だが、拓磨を異性として好いており、
華葉を家族として招いてから彼女に多大なヤキモチを妬き、ふて腐れることが
しばしばある。
◇雫(式神)
拓磨が操る、彼が二番目に召喚した式神。主に拓磨の身の回りの世話役。
大量の書物を読み漁り、拓磨よりも豊富な知識を持つ頭脳派。
元は虹色の鱗を持つ鯉であるが、式神としてその姿を模することはない。
妖怪である華葉に言葉などを教えた師であり、彼女の良き理解者。
◇安曇尊(陰陽師)
拓磨の父。前・陰陽頭にして至上最強の力を持った天才陰陽師。
雷龍の手により死去している。
『安曇陰陽記』という手記を書き、拓磨の屋敷に残していた。
◇拓磨の母
二幕でも名前はまだ登場していない。
才色兼備で優しい性格をしており、桜をこよなく愛していた。
拓磨の屋敷にある庭の桜は彼女の形見だが、雷龍によって破壊されている。
拓磨が幼い頃に絶命しており、その過去が拓磨を人間嫌いにしたと思われる。
<嘉納家>
◆嘉納雅章(陰陽師)
嘉納家の当主にして、現・陰陽頭。
温厚な性格で、いつも穏やかな顔をしている。
大きな心力を有しているが、拓磨には勝っていない。
どうやら拓磨に対して何かを企んでいる模様。
華葉のことも式神ではなく妖怪と知っているが……。
◆嘉納蒼士(陰陽師)
雅章の息子で、拓磨の同期。拓磨に次ぐ実力とされている。
生意気で妖怪に対し冷酷な面はあるものの、根は大真面目。
華葉に初めて会ってから様子がおかしいが、彼女のことは
妖怪であるとはまだ知らない。
◆闇烏(式神)
嘉納家に代々伝わる由緒ある式神で、今は蒼士が所有している。
本来の姿は烏で、人の姿は無表情で愛想のない男性。
戦闘には向いておらず、情報収集能力に長けている。
対・拓磨のこととなると頭に血が上る蒼士に振り回される苦労人。
<その他人間>
◇美月姫
大納言一家の一人娘。歳は大体10歳前後。
呪に取り憑かれたことにより、拓磨に討伐を依頼する。
お手玉が好きで華葉に教わったことにより、仲良くなる。
<妖怪>
□雷龍
雷を操る、巨大な龍の姿をした妖怪。
元々大きな妖力を有していたが、尊の心力を奪ったことで
更に莫大な力を手にしている。
拓磨との一戦を得て以降、敗北したことが悔しいのか
現在表だった活動はしていないが、果たして……。
□白狼
尊が所有していた白い山犬の式神であったが、
雷龍の力で闇落ちし凶悪な妖怪として第一幕に登場。
それに気づかなかった拓磨の手によって討伐されている。
月光を操る強力な妖術を使用していた。
□和邇
岩のような硬質な鱗は黒と灰色のまだら模様をしており、
二足歩行するワニの妖怪。
岩を操る妖術を使う。
最終手段で自らの血液を使った妖術で拓磨の肩を貫くが、
華葉の桜妖術によって消滅。