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【用語集・解説】


 こちらは本編に登場する用語の解説しております。


 特に記載がなければ本作独自の造語となりますが、実在する言葉を使用しているものは本当の意味と混乱してしまう方もいらっしゃるかも知れないので、本来の意味も併記しております。


 ただし筆者は専門家ではありませんので、本や検索サイトで知り得た知識で記述しております。

 お詳しい方、あまりにも事実と乖離のある解釈をしておりましたら、優しくご指摘いただければありがたく思います。


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陰陽師おんみょうじ

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 祈祷、占術、妖怪討伐などを行う呪術師。「陰陽術」を使いこなし、難易度の高い妖怪討伐の任務に就くのは、より多くの心力を持つ者のみに限られる。

 個人の能力と与えられた任務の成果で評価点が付き、その出来高で報酬が支払われる。

 検非違使(けびいし)が対人間の秩序を守る存在であるならば、彼らは対人外を含む案件を対処する存在。


<実際の陰陽師>----------------------------------------------------------

 本作のような超人的存在ではなく、占いを行ったり暦を作ったり、天文観測などが仕事の官職。「陰陽師」という名称は、元々官僚の役職名として生まれた。

 平安中期には「卜占(占い)や呪術を職能とする職人」という職業名に変容し、陰陽師と聞けばこちらの意味で理解する方が主流となる。



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陰陽連おんみょうれん

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 都で帝に認められた陰陽師たちが所属する組織。



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陰陽寮おんみょうりょう

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 陰陽連で働く陰陽師たちの本拠地。宿舎の「寮」の方を示す。


<実際の陰陽寮>----------------------------------------------------------

 中務省(なかつかさしょう)(宮中の政務を司る省)に所属する官司名。



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陰陽頭おんみょうのかみ

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 陰陽連を統括する最高責任者。基本的に陰陽寮に常駐。


<実際の陰陽頭>----------------------------------------------------------

 陰陽寮の長官。陰陽・暦・天文・漏刻の総監督。



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平癒殿へいゆでん

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 陰陽寮の中にある、陰陽師たちが治療をしたり仮眠を取るための医務室。

 医師(くすし)が常駐しているわけではなく、医師寮から派遣されて来る。



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 生けるもの全てから発せられているとされる、目に見えない力。

 陰陽師からは心力、妖怪からは妖気(妖力)として感じられる。一般庶民であれば生気が当てはまる。



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五行ごぎょう

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 世界を構成するとされる思想の「水・火・木・土・金」の五つを要素を示す。

 また、五行それぞれが循環し別のものを生み出す思想を「五行相生(そうしょう)」といい、反対にそれぞれが別のものを滅ぼすという思想を「五行相克(そうこく)」という。


※こちらは実在する思想ですが、とても複雑です。

 素人の私が説明するよりも、検索サイトなどでご覧いただいた方が分かりやすいので、詳細を知りたい方は是非そちらをご参照ください。諦めてすみません……。



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心力しんりょく

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 五行の気を取り込んで作る陰陽師の活動能力。一朝一夕では多くを作り出すことは出来ず、日々の積み重ねが必要。

 どの気を取り込んで作り出すかは陰陽師それぞれに好みが分かれるが、気の種類が多いほど質の良い心力が作り出せる……らしい。

 水の気で心力を作ったからと言って〝火属の陰陽術は使えない〟という訳ではない。陰陽術はその場で使いたい気の要素を取り入れる必要がある。日頃からそれぞれの気に多く触れていれば、実戦の時にも有利になる。

 ただし「金」の気はいつ何時も、本当に僅かしか感じられないようだ。



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陰陽術おんみょうじゅつ

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 陰陽師が心力を使って発動する、五行の力の要素を取り入れ、攻撃・防御などを行う術。

 五行要素は単数でも複数でも術者の心力次第で使用可能だが、五要素全ての使用はその破壊力の凄さのあまり、帝に認められた唯一の存在しか使用できないことになっている。しかし現在はその存在自体が認められていない。※唯一「五芒結星」のみ使用可能。

 術は陰陽師誰もが使用出来る「共通術」と、家系で独自に開発された「家系術」の二種類がある。共通術の場合は術前に「急々如律令(にょりつりょう)」の文言を発言する。


<実際の陰陽師が使う呪術>-------------------------------------------------

 祭祀(さいし)と呼ばれる神を祭るための呪術。病の回復や豊作祈願、呪詛を跳ね返すなどのために行われる。有名なものでは、冥界の神に祈り死者を蘇らせる「泰山府君祭(たいざんふくんさい)」などがある。



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式神しきがみ

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 陰陽師に仕える従者。

 死した生き物の魂が自らの意思でこの世に留まって精霊となり、陰陽師に召喚されることで式神として存在できる。実体はあるが体温はなく、飲食も特に必要はない。

 生きていた頃の姿と人の姿の両方に自由に変化することが出来るが、人の姿は主である陰陽師の想像力に任される。

 各々に特殊能力はあるものの、術を扱う式神は存在しないとされている。


<実際の式神>----------------------------------------------------------

 陰陽師が使役する一種の鬼神。本来人の目には見えない。



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しゅ

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 陰陽師の手によってかけられる呪い。相手を操ったり、病気にしたり、場合にとっては殺すことも出来る。

 自らより下等の者にはかけやすいが、上等の者には相当の心力をかけなければ不可能とされる。


※実際、人を呪い殺そうとする「呪詛(じゅそ)」という犯罪行為は存在したようです。

 勿論犯罪ですので捕まります。陰陽師はそんな呪詛に狙われた人を守る役割も担っていました。



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