【登場人物紹介】~第一幕 ※画像注意
※ネタバレを含みますので遅めの登場人物紹介ページになります。初見の方はご注意ください。
※イメージ絵が出ますので、苦手な方は表示をオフにしてご覧ください。
<主要人物・安曇家>
◇安曇拓磨(陰陽師)
本作主人公。多大な心力を有する、都でも随一の腕を持つ名高い陰陽師。
世界を構成するとされる五行の〝気〟の察知において、右に出る者はいない。
幼い頃に愛する母を亡くし、敬遠していた父は行方不明であったため
屋敷では自身の式神二人を家族とし三人のみで暮らしていた。
容姿端麗だが人間嫌いで、他人と接する際は極力式神を通し、
陰陽師の拠点兼宿舎である陰陽寮にも一度も顔を出したことはない。
任務も同じ要因を理由に妖怪討伐以外は受け入れていない。
対照的に人間以外には寛容で、式神は勿論、
自然(特に桜)をこよなく愛でている。
花見は好きでよく行うが、下戸であり白湯しか飲まない。
◇暁(式神)
拓磨が操る、彼が最初に召喚した式神。
妖気の察知に敏感な能力を持ち、体力派。
元は山鳥で、式神としての真の姿も茜色の濃淡が美しい山鳥。
人の姿を模する際は漆黒の長い髪の女性で、彼女の羽の色のように
茜色の濃淡を配色した単を着ている。
明るくお転婆な性格で、拓磨を心から好いていおり、
(人間嫌いのため滅多にないが)拓磨が女性と接するとヤキモチを焼く。
◇雫(式神)
拓磨が操る、彼が二番目に召喚した式神。主に拓磨の身の回りの世話役。
大量の書物を読み漁り、拓磨よりも豊富な知識を持つ頭脳派。
元の姿はまだ明かされていないが、人の姿は女性にも関わらず
下げ美豆良の髪型をしており、青い巫女のような衣装を纏っている。
普段はおっとりとしているが、口論になれば負けることはない。
暁と同じく主の拓磨を心から慕い好いている。話し言葉は「~ですわ」。
◇華葉(妖怪)
本作女性主人公にして、初登場は第七話目、名に至っては第二十話目に披露。
ある日拓磨の屋敷の庭で倒れているところを、拓磨に救われる。
自らについての記憶がなく、何者かも何処から来たのかも覚えていない。
貴族の姫と見間違う程の容姿で、栗色の髪に、琥珀色に金の虹彩を散りばめた
目をしている。そして妖気は驚くほど穏やかで心地が良い。
木々の気を集めて他者に与えることができ、陰陽師は心力回復が可能となる。
桜妖術という術を操り、桜に対して何故か関心を示す。
拓磨の志願もあり、自らも希望して彼の式神として共に生活をすることに。
◇安曇尊(陰陽師)
拓磨の父。前・陰陽頭にして至上最強の力を持った天才陰陽師。
ここ数年行方をくらましていたが、何者かによって呪で操られ、
雷龍に莫大に有していた心力を奪われて、結果的に絶命する。
白狼と呼ばれる白い狼の式神を操っていたが、
その式神も雷龍の企みで拓磨の手によって消滅させられている。
◇拓磨の母
本作にて名前は登場していない。
息子の容姿端正は母譲りで、優れた知識も持つ才色兼備な優しい性格であった。
自然をこよなく愛し、特に桜を愛で、
唯一の我が儘で屋敷の庭に植えさせている。
既にこの世を去っており、庭の桜は拓磨にとって大切な形見となった。
<嘉納家>
◆嘉納雅章(陰陽師)
嘉納家の当主にして、現・陰陽頭。
温厚な性格で、いつも穏やかな顔をしている。
大きな心力を有しているが、拓磨には勝っていない。
前・陰陽頭の尊とは対立関係にあったが、尊が行方をくらましてからは
息子である拓磨の面倒を引き受け、彼の師として接している。
◆嘉納蒼士(陰陽師)
雅章の息子で、拓磨の同期。世間では拓磨と対等とされているが、
その力は拓磨に及んでおらず、有する心力も彼よりかは劣っている。
担当任務は主に妖怪討伐であるが、祈祷や占いなどもこなしており
少しでも父の役に立ちたいと思っている。
生意気なところはあるが意外と根は真面目で熱い性格。
よって、力があるのに熱意のない拓磨を快く思っていない。
◆闇烏(式神)
嘉納家に代々伝わる由緒ある式神で、今は蒼士が所有している。
本来の姿は烏で、人の姿は無表情で愛想のない、黒装束の男性。
戦闘にはあまり向いていないが、情報収集において右に出る者はいない。
本編にてまだ披露はされていないが、人を脚に掴ませて飛び、運ぶことも可能。
<妖怪>
□雷龍
雷を操る、巨大な龍の姿をした妖怪。
元々大きな妖力を有していたが、尊の心力を奪ったことで
莫大な力を手にしており、
都に存在する全ての生き物の頂点として君臨。
拓磨を執拗に狙い、苦難に弄ばれる様を高みから楽しんでいる。
活動の影には、何者かの援助が……?
以降、次回幕間にて内容更新予定。