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姉妹の愚痴〜心身障害者への理解を〜  作者: 七宝しゃこ
もう疲れた、もう眠りたい、もう諦めたい
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今年も梅シロップを作ることにした。

 去年、梅シロップを作った。

 1キロ弱の梅に、氷砂糖適量とホワイトリカーを100cc。

 約三週間で出来る。

 梅酒希望だったものの、病院で禁酒と言われたので、梅シロップにしたのだが、


「あら?ホワイトリカーってお酒でしょ?禁酒なのに良いの?リカーを入れないか、もしくはお酢でも良いのよ」


と知り合いの方に言われて本当だ……と落ち込んだのは去年。

 でも、夏の間、炭酸で割ったり、水で割って飲んで楽しんだので、今年も作ろうと思った。

 野望は量の倍増。

 ハマると飲みすぎて、すぐ無くなったからである。


 今回は風邪が治りかけで病院に行った帰りにスーパーに行くと、青く大きさがバラバラの安い梅があった。

 1キロ198円税別。

 完熟に近い梅が美味しいのは知っているが、自分用だし贅沢は言わない。

 それを2キロ購入し、氷砂糖を1キロ購入。

 酢にしようかと思ったものの、去年のリカーが残っていたので、それを使い作ることにする。


 梅の木についている方の小さいヘタを、爪楊枝で一つ一つ丁寧に取り除き、全体を軽く洗うと乾かす。

 その間に瓶をよく洗い、拭いておく。

 それから、乾いた梅を適当量瓶に詰めると、その上から氷砂糖を一掴み、再び梅を敷き、氷砂糖……ミルフィーユ状に詰めると最後は氷砂糖が入らなかった。

 一旦蓋を閉め、瓶を斜めにしゴロゴロすると、隙間に氷砂糖が落ちていき上が空いた。

 そしてまた氷砂糖を詰め、一緒にリカーを入れゴロゴロ。

 1キロの氷砂糖が、2キロの梅と200ccのリカーとともに瓶にしっかりと詰まった。

 蓋をしっかりと閉めたことを確認し、日付を書き込み台所の下の冷暗所に閉まった。


 そのまま待っても良いが、時々出して梅が浸かっているか確認したり、氷砂糖が溶ける様子を見るのも醍醐味だったりする。


 今月末……梅シロップのジュースやゼリーを作るのが楽しみである。

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