ユエさんと一緒
ユエさんは現在耳の病気でお風呂に入れないが、ベタベタ触ると嫌がるので紙製のシャンプータオルでささっと体を拭く。
じゃないとケモノ臭がするのと、やっぱり綺麗にしていないと毛が絡まるのだ。
あまり構いすぎると唸るが、噛むことは初日に強引に引っ張ったのが怖かった時と、無理にバリカンで刈ろうとした時に嫌がった時だけだった。
しかも、生活が悪かったのか10歳にしては歯がボロボロだったので、実家の犬に噛まれたら服にも穴があくが、ユエさんは皮がむけたり、青あざができる程度だった。
家には私しかいないので、私に懐くのは当然だが、病院に行く時に一人でいれるか、もしくは毛を早めにカットしたいと思っているがまだ狂犬病の注射と、フィラリア予防の注射が待っている。
私以外の人に慣れるようになってほしいものである。
でも、男の人と子供が苦手らしく、怖がり挙動不審になる。
大丈夫だよと散歩に連れて行くが、学校から下校中の小学生の集団に逃げ出す。
心の傷は人間も犬も変わらないのだ。
魘されて鳴いている時もある。
ユエさんは私にとって、子供であり、兄弟であり同士である。
ユエさんの老後を見守ってあげたいと思う。




